軽自動車にハンドルカバーつけたら、もうそっち系の人じゃないか!
私が所有する車は軽自動車のエブリイバンです。
いわゆる商用で利用する車。安全性や快適性は普通車に比べるとかなり落ちますが、普通に80km巡行で高速は走れるし、120kmも出せないことはない。狭い日本であれば軽自動車でも十分です。私は軽自動車で日本一周(沖縄・北海道を除く)もしましたし、そこまで苦でもありませんでした。
もちろん金銭的余裕があれば普通車を選びたいですが、車を維持するのはガソリン代だけでなく駐車場代、メンテナンス費用、車検費用、それに税金がかかります。とくに自動車税は軽自動車と普通車ではかなりのひらきがあります。普通車の方が快適だけども安い税金で済むので軽を選んじゃいます。まぁ軽自動車税も年々値上がるので普通車との差が縮まりつつありますが、宝くじでも当たらない限りは一生軽自動車になりそうです。
この車に愛着がないわけではありませんが所詮は商用バン。所有欲ってのが満たされないんです。そのためどっか傷ついたとしても別に気にしないし、以前バイクにミラーぶつけられましたが何の感情もありませんでした。
逆に適当に扱える車なので気兼ねなく乗れるのはメリットでしょう。
そんな所有欲を満たせない車なので車の色とかどうでもいいし、タイヤホイールは純正。洗車も支障が出ない限りしていません。そんなこんなで二回目の車検を迎えました。この車を買って五年経ったってわけです。
車検はいつもお世話になっている車屋さんへ。車検には二日ほどかかるってことだったので台車を用意してもらいました。その台車がめちゃくちゃよかったんです。
これです。スバルの軽自動車でしょうか。車種とか忘れました。
良かったのは台車ではなく台車のステアリングハンドル。見ての通りハンドルにカバーがついてます。これはステアリングカバーというものでハンドルに装飾するアイテムです。
ステアリングカバーをする人って田舎のちょっとばかしヤンチャな雰囲気のある人、または母子家庭で子どもの襟足だけ金髪にしているギャルママっぽい人、はたまた浜崎あゆみが好きで「A」のステッカーが貼ってる人のイメージがあります。車種はハイエース、ワゴンR、ステップワゴンあたりで車体の色は白か黒。なんか重低音が響いてそうな雰囲気。
これは私の勝手なイメージなので偏見なのでしょう。
でも、ハンドルにカバーを付けてる人って、ダッシュボードには白いファーマットを敷き、ルームミラーのところに葉っぱ型の芳香剤を吊るしてるそうじゃないですか!
ステアリングカバーなんて、イキってる感じがして恥ずかしい!
しかも車種がエブリイの軽自動車。これじゃあどこかの土建屋の人みたいじゃないですか!これでリアガラスに「E.YAZAWA」のステッカー貼ってあったら、もうそっち系の人認定されちゃいます。
しかしその考えが大きな間違いでした。
このステアリングカバー、スゲー取り回ししやすいし手にしっくりきます。
純正のハンドルよりも太くなるので持ちやすいんです。ハンドルに巻いただけなのに違いの差を実感しました。
ってわけで買っちゃいました。
イタリアのカーアクセサリーブランド「スパルココルサ」のステアリングハンドルカバーです。
これでエブリイもヤンチャ仕様カスタムになるわけです。
素材は合皮っぽいやつですね。スウェードっぽい部分もスウェード調なだけで革ではないです。でもこの触り心地がちょうどよいんです。
取り付けは強引にはめるらしいです。車屋さんからも「気合ではめるしかない」と言われました。
早速ですが取り付けていきます。
上から順にはめていきます。
これ、マジで入るのかよ?って疑問になるくらいギリギリです。そもそもガバガバだと運転に支障が出ますからね。
どうやら湿度や温度によっても伸縮するようなので、取り付けは暖かい日にやった方が楽っぽいですね。
取り付けは10分もかかりません。結構強引に引っ張ってつけるため力技となります。ちょっとだけ中心がズレましたがこれも愛嬌。
エブリイでも取り回しが楽になりました。手に引っかかるため回しやすいです。これはいいですね。とくにバックや切り替えしのときにかなり扱いやすくなります。まぁ別にそんな激しい動きをするわけではないので不要ではありますが、山道や狭路を走る機会も多いため、長時間ハンドルを持つのであれば少しでも疲労は軽減させたいです。それが数千円で改善できるなら、そっちの方がよいでしょう。
これ、黒だから目立ちませんが、白だとヤンキー仕様になりますね。
ちなみにハンドルは車種によってサイズが違うため、買う場合はちゃんとサイズを調べて買った方がよいでしょう。エブリイはSサイズでした。
これでヤンチャ仕様となりました。あとはダッシュボードのファーマットと葉っぱ型芳香剤、そしてステッカーをはればそっち系の人仕様の車になります。