山林生活

セルフビルドで小屋を建てるための最適な車両選びとは

セルフビルドで小屋を建てるための最適な車両選びとは

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セルフビルドで小屋を建てたり、山林生活をする上で欠かせないのが車両です。

自給自足の生活をするといっても全く文化に触れずに生活をするというのは困難。家を建てるにも資材を運ばなければならないし、食糧すべてを山の中だけで賄うのは困難。日用品の買い出しも必要となる。しかし、人里離れた山林暮らしなんで徒歩で買い物がいけるような場所には店が無い。移動手段が必要となるため、今回車両を購入しました。

山林暮らしをしている人の車両を見ると軽自動車が多いようです。
山林は狭路が多いため小さい車がよいのでしょう。税金面でも普通車より優遇されています。
資材を運ぶことを考えるとワンボックスか軽トラが良さそうです。
でも車中泊なんかを考えるとワゴンがよいのでしょう。
そんなわけでワゴンタイプの軽自動車を選ぶこととしました。

軽ワゴンといっても種類は様々あります。
最近「若者の車離れ」が多いようですが地方の場合は車無しでは生きていけない。
そのため軽自動車の需要は高く、各社似たような車両が出ています。
ただ予算的なことや荷室の広さからスバルのサンバーバンを選びました。

ワゴンではなくバンです。

山林の購入やらいろんな支出があり、潤沢な予算を用意できませんでした。そのためサンバーのグレードが低いやつのようです。

ラグジュアリー感ゼロ。

いわゆる作業車です。
最近の軽自動車は良くなってきているようですが、価格を抑え、あくまでも作業をするために作られた車両はお世辞にも良い空間とはいえません。
車としての体をなし、エンジンとタイヤがついているだけといった感じでしょうか。

価格が安いため、

キーレスなんて上等なものはついてません。
窓は手動。
後部座席の窓は開きません。
ラジカセはついているもののAMラジオのみ。
防音機構が無いようでエンジン音や外の音がうるさい。雨の日は傘さして運転している感じ。
軽自動車だからなのか、高速道路の上り坂では60キロが限界。
エトセトラ、エトセトラ...。

久しぶりにドアをクルクルします。
こんな感じで頼りない感じですが値段の割には気に入っています。山林と同じようにこの不便さを楽しむというのも良いでしょう。

サンバーを選んだ一番の理由は、エンジンが後方に積まれているからです。ほとんどの軽バンのエンジンはシート下にありますが、サンバーはリアタイヤのあたりに搭載されています。

これのメリットとしては、

・シートが熱くならない。
・エンジン音がうるさくない。
・空荷でも安定して走行が可能。

という点です。商用車なので防音、防振、耐熱設備はありません。エンジン音を静かにさせる、熱を感じないようにさせるためには遠ざけるのが一番です。後ろの方だったらそこまでうるさくないでしょう。というスバルの配慮が感じられます。あとは重いエンジンが後方にあることで、リアタイヤにトラクションがかかるのだとか。そしてなんといってもサンバーには二つ名があります。

農道のポルシェ。

二つ名っていいですよね。なんだか憧れちゃいます。恐らくリアエンジンだからという理由でこう呼ばれているのでしょう。二つ名があるからというわけでサンバーを選んだわけではないですが、上記のように利用価値が高そうだったので、この車両を選択してみました。

軽自動車の需要の一つに年配の人たちが結構買っているといった理由もあるそうです。最近では中国人が観光地に多く訪れホテルや旅館に泊まるのも難しくなっています。そのため車中泊を選ぶわけですが、それを快適にするのが軽ワンボックスのようです。キャンピングカーだと維持や管理が大変ですが軽自動車であれば比較的手軽ですからね。そんなことから中古市場も値上がっているんだとか。ただ市場が活性化することでいろんなカスタムパーツもありますので私としてはうれしい限りです。

車のカスタムに関しては様子を見つつ行おうと思いますが、小屋を改修するよりもこちらのほうが素早く出来そうな気がします。

まず行うべきことは遮音及び断熱でしょう。お伝えした通り最低限の設備しかありませんので鉄のボディに椅子がついただけといった感じです。ネットで調べたところ遮音をすることを「デッドニング」と呼ぶようでただその素材を貼るだけで効果があるとかないとか。
小屋の改修以外にやるべきことが増えており、まだ何も済んでいませんが、とりあえずは運転性能なんかよりも居住スペースを快適にできるサンバーに仕上げたいと思います。

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