山林生活

【シイタケ栽培】キノコも鹿や猿の鳥獣被害に遭う

【シイタケ栽培】キノコも鹿や猿の鳥獣被害に遭う

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連続して山林に来ております。頻繁に来ている理由は寒くなると行くのがしんどくなるため。11月も後半になるとかなり冷え込みます。12月でも滞在は出来ますが夜が結構しんどいです。車に積んである寝袋の適正温度は15℃。これより低くなるとちょっとしんどいです。電気毛布もありますが、縮こまって寝るよりも暖房のきいた部屋で半袖で寝たいです。結果的に寒くなると山に行かなくなるんです。つまり今しかチャンスがないわけです。

と言いつつなんだかんだで12月も滞在すると思います。本格的に来なくなるのは1月~3月ころでしょうか。

先日植えたニンニクは少し芽が出てきました。ニンニクは寒くなると一度枯れますが春になればまた育ちます。追い肥はその際にあげようと思います。それよりも衝撃的な事実をこの前知ってしまったのです。

「ニンニクは猿も食べる」

臭いのきついものであれば食べられないと思ったのですが、サルはニンニクを普通に食べるそう。前回荒らされなかったのは偶然だったそうです。去年はそこまで猿を見ませんでしたが今年は少し多いような気がします。千葉県の猿は一箇所に滞在するのではなく遊牧民のように移動しているんだそう。同じ場所にいると育つ作物がなくなるので移動しながら食糧を探しているんだとか。去年はあまり見かけませんでしたが今年は異常に多いです。そのような中で300株もニンニク植えちゃいました。これは不安ですね。まぁ荒らされたら仕方ないと考えるしかないでしょう。

それよりもシイタケ栽培にちょっと問題が生じました。

シイタケは早速小さいのが出てきました。これを放っておけば美味しいシイタケが出来上がるわけです。水で濡らして置いといただけですが幸先の良いスタートです。三週間くらいすれば収穫できるようなので年末までに山には来なきゃダメですね。

自家栽培なので放射能検査などはできません。「怪しい椎茸セシウムさん」ってことです。最近ではこの手の話題もだいぶなくなりました。多少危険かもしれませんが、かえって免疫がつくんじゃないでしょうか。そもそも放射線検査しないわけですからね。ちょっと大きく成長したりしてくれるかもしれません。

収穫して醤油垂らして食べるというのもよいですがここは山林で小屋もあります。そのため干しシイタケを作るのもありですね。これも山を所有しているから出来ることです。これまで土地の半分も使ってきませんでしたが今回のシイタケ栽培によって利用価値の無かった場所が使えるようになりました。

でも、それシイタケ収穫できないぜ。

猟師の人から話を聞きました。どうやらシイタケも鳥獣被害に遭うんだとか。シイタケはシカ、キョンそして猿に食べられてしまうんだそう。しかも新芽を全部食べられてしまうから全然育たないんだそうです。シイタケ栽培をする場合は囲いをして獣が近づかないようにしなければならないんだそうです。

結局、コレです。シイタケは山で育てるものですがその山にはそのシイタケを食べる獣が生息しています。被害を無くすためには囲うしかないんです。近隣の農家の人がシイタケ栽培をしていない理由はこれだったようです。山にはクヌギや椎の木などキノコ栽培に適した広葉樹が多くあります。所有する土地の中にはそれらの木が生えているんです。広葉樹を伐採してキノコの菌糸を植えて置いておけばシイタケができるわけです。比較的簡単にできそうじゃないですか。でもやってる人が少ないんですよね。日当たりとか気にせず、土地の開拓も不要だと思ったのですがつくっても獣に食べられちゃうわけです。囲うのも面倒ですしね。

一応土地はネットで囲ってありますが崖側は囲ってません。人は入ってこないですが崖を登って獣は敷地内に入ってくるのです。

この通り敷地内には鹿かキョンと思われる糞も転がっています。
キノコの原木を置いた場所はもろ獣道のようなところでした。道を塞ぐことで獣が通りづらくなって来なくなるようにしたわけですが、ただ餌を置いただけとなっていたようです。

つまりこのままではシイタケ栽培がダメになってしまいます。というわけで移動します。

日影でカバーと柵が出来るところ。探したところ小屋と畑の隙間くらいでした。テラスの下も隙間がありますがテラス下だと日影ですが雨に濡れません。雨にあたって日影の場所だとここくらいでしょう。

ここであれば柵も取り付けやすいし網も被せておけば良いわけです。これであれば鹿も入ってこないし猿からも守れるでしょう。道を塞いでいる状態になっちゃいましたが。

結局山林を有効活用できていない!

少し平らな土地だけど平坦とは呼べない場所。余っていて木々で日を遮っていたのでシイタケ栽培をするのに最適な場所だと思ったのですが、獣に全部食べられちゃうんじゃ何をしてもダメでしょう。そうなるとこの場所では作物を育てられないってことになります。やっぱりここには竪穴式住居を作るしか利用価値がなさそうです。寝床と囲炉裏だけある簡易的なものを作りたいですね。竪穴式住居を作る計画はもう少し先の話となります。今は“本家”作りをしなければなりませんので。

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