VAIO typePを改造して復活させたい。まずはLinuxを入れてみて…
私にとってはゴミだとしても誰かにとっては宝の場合もある。
しかし誰かが私のゴミをお金を払って買ってもらうためにはメルカリやらヤフオクやらに出品し、落札者とやり取りをしなければなりません。
その作業をすることで10万、20万といった金額がもらえるのであればよいのですが、写真を撮り商品をアップし、落札者とやり取りをして梱包して配送の手配をするという作業を1000円や2000円程度ではやりたくありません。それを反復して行うのであれば仕事として成り立つのでしょうが、一回限りのことにその労力を使うのは無駄な感じがしてしまいます。それであれば粗大ごみとしてお金を払って捨てた方が費用対効果は良いと思います。
年末なので大掃除をしていたところ、ずいぶん前に購入したノートPCが出てきました。
「VAIO type P」です。
その当時はこのサイズで高性能を謳っていたのですが、今ではただのおじいちゃんです。
ポケットに入るから「P」の称号が付いているのですが、実際にはポケットに入りません。
タイトなジーンズにねじ込めないんです。
しかしその当時VAIOのPCはスタイリッシュで知的なイメージもありました。
ただそれは当時のこと。現在は使い物になりません。
まぁ当時も画面小さいため使い勝手がかなり悪く、起動も遅いし電池の持ちもあまり良くないんでそこまで使えていませんでしたが。
そんなゴミみたいなパソコン。何とかできないかと色々とネットを検索すると、一つの希望が生まれました。
Windowsを捨て、LinuxのOSに切り替えれば稼働できる。
VAIO typePのOSはWindows7です。これで動かすのは色々と問題があります。
Windows7は2020年にはサポートが終了します。そのため新しいOSを入れたいのですが、当然Windows10が動くとは思えません。かといってandroidOSも動かすのはしんどそうです。こんな感じでスマホよりもはるかに性能が遅いんです。
CPUを乗せ換えることも考えたのですが、どうやら一体型のようで取り外しも不可能。つまり改造は難しいというところのようです。SSD化はできるようですがそもそものCPUスペックが低いため、そこの容量を増やしてもあまり意味がありません。
CPUはインテル AtomプロセッサーZ520、メモリは2GB。
つまりはこの低性能・低スペックのまま使わなければならず、それをするのであれば低性能でも動くOSに切り替えるしかありません。
低スペックパソコンで動かすには軽量のOSが良い。軽量OSの代名詞といえばLinuxでしょう。
しかし私はLinuxをほとんど触ったことがなく、勝手がよくわかりません。それを入れて動くのだろうかという心配もあります。
そもそもOSを入れ替えてこのPCを利用するかもわかりません。
デスクトップはある。ラップトップもある。使っていないsurfaceRTもある。カーナビとしてiPadもある。テレビ用にfire7もある。なんだったらもう一台タブレットを買おうとしてる。
こんな中で低性能のVAIOが役にたてる場所があるのでしょうか。
見た目はかっちょいいんですが、画面は小さいため映像向きではない。そもそも映像を流せるスペックがあるかどうかもわからない。
唯一使い勝手がよさそうなのは文書作成としての機能です。キーボードに関してはやはり日本の企業であるSONYだからできること。日本人の手にマッチした感じがします。打ちやすいし扱いやすい。
しかしsurfaceでこの部分はクリアできます。たしかにtype Pのキーボードは秀逸です。ただ画面が小さいんです。ポケットの入る(実際は入らない)サイズなんで画面は小さくなってしまいます。600グラム程度の重さなので持ち運びは軽いんですが、電池の持ちもあまり良くないし、出先で使うのは少し不満があります。
カーナビに転生できたiPadのようにVAIO type Pにも転職先があればよいのですが、今のところ行き先が見つかりません。
とりあえず初期化まで済ませましたが結局は何もせずに奥底にしまいました。ゴミとして処分してもよいのですが、なんとなく捨てるのももったいなくて。こんな感じで不用品がどんどん溜まってきてしまうのでしょう。パソコンやタブレットって5年くらいが限度ですよね。性能的な問題、バッテリーの問題などを考えると10年使い続けるのは少し難しいところがあります。
仮に10年使いこんだとして、10万円のタブレットであれば年間1万円。一カ月800円です。5年だと約1600円。20万円の場合は5年使用で一カ月3300円になるわけです。このように考えると高い金額払っているんだなぁと考えさせられます。ブロガーやウェブ関係の仕事をしている人にとってはPCやスマホ、タブレットというのは仕事道具なわけなんですが、もう少し交換サイクルを抑えたいものです。
ちなみにVAIO type Pが発売されてから9年です。たった9年ですがすでに使い物にならない状態なわけです。というよりも9年前って最近の感じがしますが、ここまで電化製品の性能に違いがあるんですね。ThinkPad13を買ってからまだ一年ほど。今のところ不便は感じませんが、時期にこのラップトップも使い物にならない日が来るんでしょうね。surfaceGOも欲しいんですが、同じように使い物にならなくなる。こんな感じでガラクタだらけとなってしまうのでしょう。