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【伊勢佐木町】サンマーメン発祥の店といわれる中華料理店「玉泉亭」

【伊勢佐木町】サンマーメン発祥の店といわれる中華料理店「玉泉亭」

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日が暮れたので出かけようと思います。
今日で横浜滞在は最後となります。5日間程度の滞在でした。本当であればもう少し長く滞在したいのですが横浜のホテルはそこまで金額が安くない、金額が安いとホテルのランクが下がってしまうため滞在に不向きなところになります。優雅なホテル暮らしというわけにはいきませんでした。この記事がアップされる頃には都内のGotoキャンペーンも対応するようになりますので今度は東京都に泊まってみたいと思います。

最終日です。京都の最終日はすき焼きを食べました。

【京都】日本最初の牛肉店で牛鍋を食べる【すき焼き】
【京都】日本最初の牛肉店で牛鍋を食べる【すき焼き】

京都も最終日となりました。明日帰宅します。帰りは徒歩ではなく新幹線です。新幹線で横浜まで2時間ちょっとで帰れるん

京都といえば牛肉、牛肉といえば牛鍋だろうということで京都で食べたのですが牛鍋の発祥の地はここ横浜でした。現在横浜にいます。それであれば牛鍋を食べたいと思いました。そこまでお腹空いてないけど牛鍋であれば多分食べられるはず!ということで牛鍋発祥の店を調べました。

文久二年、横浜港が開港され近くには外国人居留地がありました。外国人が多く訪れそれと同時に外国の食文化も流れてきたわけです。表向き禁制とされていた肉食もこのころから解禁されていました。以前までは肉を食うのは穢れとされていたものが肉を食べなければ文化人ではないとされた時期です。それから一気に牛鍋ブームが始まったんだとか。たしかに肉は美味しいし食べてこなかった人も一度食べれば病みつきとなったでしょう。牛鍋屋は何軒もできたんだそう。
牛鍋を最初に出した店はないものの、明治元年創業のすき焼き屋が横浜に現在も営業しているようです。今のすき焼きは薄い肉ですが、その当時はさいの目に切った肉を使ったさいころステーキっぽい牛鍋だったそう。それを今でも提供しているという店があるためそこに行こうと思いました。

しかし牛鍋は二人前からから受付ということでした。
腹減っていれば食べれそうですが今はちょっと食べきれなさそうです。ということで今回は辞退します。まぁ横浜であれば電車で30分ほどで行ける距離です。日を改めていくこととしましょう。

牛鍋を取り上げられてしまったのであとは横浜の街を漂うだけとなってしまいました。現在伊勢佐木町まで来ております。やっぱりこのあたりの横浜が一番好きですね。何もせずに帰るというのもシャクです。かといってとくに思いつくところがありません。

ほかのすき焼き屋も見てみましたがたまたま休みでした。路頭に迷った形です。最終日の横浜、やっぱりそれっぽいの食べたいじゃないですか。ということで色々調べたところどうやらサンマーメン発祥の店があるんだとか。
サンマーメン発祥の店は先日中華街で訪れて入店できなかった萬珍樓の兄弟店だといわれている聘珍樓。でもこれには諸説あるそうです。その諸説のもう一つの説がここ伊勢佐木町にあるんだとか。
どちらにしても聘珍樓は高級レストランでおそらくドレスコードに引っかかり店に入れないでしょう。寿町の住人と同等では入ることができません。となると街場の中華屋しか行けません。ということでその店に行ってきました。

場所は風俗街の中心地みたいなところ。あきらかに聘珍樓とは雰囲気がちがいます。となりにTENGAを売ってるアダルトショップがあるし近くにはファッションヘルスとかそういった店があります。

今日行ったのは玉泉亭というところです。
「ご家族連れでどうぞ」と書かれていますが隣りの店は「大人のおもちゃ屋」です。同じ玩具でも子供のソレとはちょっと違うんです。「ママー、このTENGAってなに??」と聞いてくる無邪気な子供を対処できるのでしょうか。つまり隣が大人のおもちゃ屋ならこちらも大人の中華屋ってことです。

こちらがサンマーメン発祥の店なんだとか。
横浜には中華街があるけどもそこではなく風俗街にある中華屋さん。玉から泉が出るとはまさにこの地域にマッチした店名です。
それってサンマーメンじゃなくザーメ...

失礼しました。こちらは美味しいサンマーメンが食べれる店です。
雰囲気は街場の中華って雰囲気ですね。冷やし中華とかいきたいけど今日はサンマーメンを食べに来ました。

とりあえずピータンとビールを頼みます。
スゲー旨いもんではないですが家で食べることがないのでこういったところに来ると注文したくなっちゃうんです。食べてもとくに美味しいとは思いません。でも頼んじゃうんです。

こちらが横浜を代表する名物料理、サンマーメンです。
サンマーメンはガキの頃から食べているんです。店で食べるというより家で日曜日の昼に食べていました。

ラーメンを家で食べるとなるとサッポロ一番の醤油ラーメンでした。サッポロ一番は具材を入れずに食べるのが望ましいのですが、親が作ると野菜を入れるんです。野菜を入れるとスープが薄くなる、甘みが出ちゃうので味が変わるのですが栄養を考えて野菜を入れちゃうんです。
具材はニラ、もやし、キャベツそれに豚ひき肉を少々。中華鍋で炒めたものに片栗粉でとろみをつける。それをサッポロ一番の上にかけるんです。
まさにこれってサンマーメンなんです。神奈川県民の多くの人は、家でなぜかとろみをつけた野菜炒めがのったサッポロ一番を食べた経験があるんじゃないでしょうか。そうなんです。こういった経験をしているのです。

サッポロ一番は素ラーメンで食べるからおいしい。でも「ちゃんと野菜食べなさい」という理由でご家庭サンマーメンとして提供される。サッポロ一番のCMでは「白菜、椎茸、人参♪」というレシピを紹介しています。レシピ通りの食材を使うのならまだしも「ニラ、もやし、キャベツ」なんです。全然季節のお野菜じゃない!

こんな感じなのでサンマーメンにあまり良い印象がないんです。

不味くないんです。野菜の甘みが出てるんで美味しいんです。
でもやっぱり子供の頃の記憶がフラッシュバックするんです。多分親はこのサンマーメンをイメージして作ったのでしょう。味の感じは似ていますがやっぱりそのまま食べたいものに無理やり野菜とか入れられると美味しくなくなっちゃうんです。

ここのサンマーメンが不味いわけではないです。玉泉亭のラーメンはチープな感じがする昔ながらの中華そばといった感じです。これはこれで悪くないんです。でも子供のころの経験は大人になっても引きずるものなんです。

サッポロ一番は素ラーメンがやっぱり一番ということを再確認しました。

諸説ありますがこちらがサンマーメンの発祥の地です。今日はよい経験ができたんじゃないでしょうか。

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