【港ヨコハマ】また今度、伊勢佐木町で逢いましょう。
夜の帳が降りるころ、伊勢佐木町の街に明かりが灯りはじめます。
恋と情けのドゥドゥビジュビドゥビジュビドゥヴァ
伊勢佐木町のご当地ソングにもなっているんですね。駅名が伊勢佐木長者町駅となったのも伊勢佐木町ブルースがあったためだからなんだとか。
伊勢佐木町は元遊郭だった経緯もあるためなのか風俗店がどうしても目立ってしまいますが様々な店があります。
夜のこのあたりの街を歩くのは初めて。伊勢佐木町の目抜き通りは商店街となっていてこれくらいの時間になると閉まってしまいますが脇道にある居酒屋などは開いています。裏通りは妖艶な明かりがともっていて黒服が客引きをしています。今日も簡易宿泊所に滞在していれば風俗街の中にある銭湯に行ってみたいと思いました。でも今泊っているホテルにはお風呂がついています。銭湯はまた別の機会に。
こんな見た目ヤバそうなコインシャワーもあります。人間用と書かれています。人用じゃないコインシャワーというのは見たことがありませんので動物禁止というわけでもないでしょう。場所柄路上生活者が多い地域です。そういう人たちに使用してほしくないと思う人もいるでしょう。これはホームレスは人ではないという暗喩なのでしょうか。シャワーにすらドレスコードを持ち込む横浜です。今度このあたりに泊まった時はぜひ利用したいと思います。
これより大岡川沿いを下ってホテルに戻ろうと思います。
このあたりは以前歩きましたね。黄金町と伊勢佐木町のあたりを歩きました。
教育上よろしくない店が多い地域です。基本的に川沿いっていうのはこんな感じのところばかりです。今はキレイに整理されていますが昔はかなり汚かった場所なのでしょう。
都橋商店街ビル。横浜を代表する飲み屋街です。
一時は緊急事態宣言で客足が遠のいた飲み屋街、コロナウイルスが蔓延する世界でも人は欲望を満たすためその日を最大限生きるのです。
新型コロナウイルスにより生き方に変化がでているのでしょう。感染をしていつ重症化するかわからない。例え注意をしていても風邪と同じで感染する人は感染します。それで命を失う人も。
今のように医療が発展していなかったころ、水を飲んだら死んでしまったり、理由なく命を落とした人もいたのでしょう。70代、80代まで生きられるというのは稀で、若くして死ぬ人も多かったようです。遊廓で遊女から梅毒を移されることは勲章のようなものだったのです。治らない病、わからない死があったからそのような考えになったのでしょう。明日死ぬかもしれないとなったとき人は今を最大限生きようとします。
現代ではコロナウイルスが原因とわかり、感染症の知識もあります。なにもわからない流行病と片付けられるものではなくなりましたが、自粛が長引き解決の糸口が掴めない状態が続けば昔のように欲望のままその日を楽しむ生き方に変わるのかもしれません。もちろんそれが原因で蔓延するリスクはあるのでしょうが、むかしのように刹那的な生き方も新たな生活様式なのかもしれません。
本日で横浜旅行も最後です。最後はみなとみらいの景色を。
アチラ側もよい街なんだと思いますがやっぱり伊勢佐木のあたりの方が居心地がよいです。汚い部分とか危険な部分もありますがそういうのを含めて横浜なんじゃないでしょうか。
大きな街には必ずそういったところがあります。新宿にもありますし大阪にもあります。先日まで旅行していた京都にもやっぱり影の部分があります。そういうところがあるから楽しいわけでそれとうまく付きあっていけばよいだけです。
今回簡易宿泊所と普通のホテルの両方に泊まりました。明らかに質はホテルの方が上です。
そしてコストパフォーマンスもホテルの方が高いです。ただホテルに泊まるためには相応の費用が必要となるのです。安く済ませるのであれば簡易宿泊所なんでしょう。
今回、簡易宿泊所を根城とするというレベルに達していないと痛感しました。
歌舞伎町のヤクザマンションに住んでいた時と同じ雰囲気でしたが住んでいたのは10年前の話です。一度そういった生活から離れると元に戻るまで時間がかかるようです。
たぶん一カ月くらい住めば普通に生活ができるのではないでしょうか。
つまり今は贅沢に染まってしまっているわけです。一度贅沢を覚えると生活レベルを落とすのが難しくなるんです。生活水準を上げると欲が出てしまうのです。
生活水準が低くても人は生きていけます。その水準の低い中で幸せを感じることもできるでしょう。それであれば無理に高い水準を目指さなくてもよいのでしょう。周りから蔑まれた目で見られるかもしれませんが本人が気にしなければいいだけです。要は慣れってやつです。
慣れるまでは時間もかかります。まずは少しずつ始めてみましょう。
泊まるところはホテルや簡易宿泊所だけでなくカプセルホテルやネットカフェなど色々あります。
安く済ませるのであればネットカフェかカプセルホテルあたりから回数をこなしていけば慣れてくると思います。こうすることでいずれ簡易宿泊所とかゲストハウスも大丈夫なようになるのでしょう。
でも海外だと日本式のネットカフェやカプセルホテルってのはないのです。安宿だとゲストハウスになっちゃうんでしょうね。
今のところゲストハウスの大部屋のようなところに泊ったことがありません。カーテンだけあるカプセルホテルは宿泊したことがありますが二段ベッドとはまた様子が違うのでしょう。現状コロナがあるので相部屋は泊まらないですが落ち着いたらそういうところも経験してみないとですね。
最後はBARとかに行こうと思っていました。カクテルのジャックターは横浜生まれなんだそう。BAR発祥の地横浜で一杯ひっかけようと思っていましたが、今日は御開き。昨日の残りのワインを寝酒とします。
東京のGotoキャンペーンが始まったとのことなので今度は都内宿泊、もしくは寒くなる前に東北巡業をしたいと思います。