【家系ラーメン総本山】横浜家系の発祥である吉村家に行く
本日チェックインとなりました。チェックイン時間は11時、会員だと12時までOKなんだそうです。10時にバタバタ出ていかなくて済むのが良いですね。
一日の活動は朝ごはんから。もちろん朝食は和食を選びました。
鯖の干物と豚肉のみそ焼き。半熟卵と海苔、副菜、それと浅利の味噌汁。
昨日の朝と全く同じメニュー!
連泊だとこういうのがあるんですよね。まぁバイキングで自分で選べても取る料理は毎日ほぼ同じです。ちょっと変化が欲しかったですがこれで十分です。
これより川崎に帰るのですがせっかくなので少し歩きたいと思います。
このあたりは昔落書きが酷かったのですが今はキレイになっています。あの酷い落書きもあそこまで洗練されているとアートのようにも見えましたが横浜の悪いイメージもついて回っていたのでしょう。いつ頃消されたのかわかりませんが今は落書きがほとんどありません。
横浜駅までは1.5km程度でしょうか。昔であればタクシーか電車移動でしたが最近は徒歩移動が主となりました。これも日本橋から京都まで頑張って移動した経験があったからなのでしょう(ほぼ歩いてないけど)。気温は東海道を移動した時とは違って穏やかになっています。10月になれば東海道の旅もちょうどよい感じになるんじゃないでしょうか。
桜木町からも川崎方面に帰れます。というより横浜を経由するのでわざわざ歩く必要は無いんです。今回歩いているのはラーメンを食べるため。昨晩の夕食はラーメンでしたが昼も変わらずラーメンです。米も好きですが麺好きなので頻繁にラーメンを食べています。
ラーメンを毎日食べても豚骨以外であれば健康上問題ないといった記事をネットで見かけたことがあります。内科医の話では醤油ラーメンであれば塩分に気をつければよいとのこと。つまりスープに問題があるってわけです。スープを飲み干さない限り問題ないのだとか。とんこつはカロリー的な問題があるようで毎日食べちゃダメなんだそう。
そんな感じなんで昨日食べたサンマーメンは問題ないでしょう。そして本日はこちらの店です。
食べちゃダメな豚骨ラーメン
そもそも醤油ラーメンと豚骨ラーメンって分けていること自体ナンセンスです。家系ラーメンは豚骨ベースの醤油ラーメンです。醤油らーめんっていってもトリガラベースのものもあれば魚介ベースのものもあります。そして豚骨ベースの醤油ラーメンも。
しょうゆ、みそ、しお、これに「とんこつ」という味で分けるのがよくわからないんです。なぜ豚骨だけ出汁の味なんでしょうか。
どちらにしてもこちらのラーメンは連日食べちゃダメなヤツってことなのでしょう。
本日行ったのは横浜家系の元祖といわれるべき店である吉村家です。
現在は横浜駅の近くにありますが以前は杉田の産業道路沿いにありました。その当時何度か行ったことがあります。赤い屋根看板でラーメンショップっぽい感じの店でした。客層はタクシー運転手とトラック運転手、ブルーカラーの人たちばかり。でも美味しい店で混んでいた記憶があります。
吉村家は横浜家系ラーメンの源流と言われていますが吉村家自体の源流はラーメンショップ。
以前羽田のラーメンショップの本店にも行きました。こちらで修業したのちに横浜で家系ラーメンを出したのがはじまりなんだとか。
昼過ぎですが混んでいます。でも回転は速くラーメン二郎と同じように入れ替え制となっています。待ち時間20分ほどで入店できました。
今回食べるのはこちらです。食券制となっていてあらかじめ券売機で購入しておきます。
行者ニンニクとショウガ。家系ラーメンにはこれらの調味料が不可欠です。
昔は厨房から怒鳴り声が聞こえていましたが最近はそういうのがなくなったようですね。食べている客も正直あれは見たくなかったでしょう。でもそれだけラーメンに命かけてたってことなんだと思います。もしくは従業員は血の気の多い人ばかりだったのかもしれません。若干カタギじゃなさそうな人もいましたし。
注文してすぐにラーメンが届きます。今回は朝食を食べてそこまで時間が経っていないので普通のラーメンにしました。普段はチャーシュー麺にライスです。この豚骨醤油のスープと海苔がご飯に合うんです。
味は変わってませんね。相変わらず濃いめのしょっぱい味付けです。家系ラーメンは最近あっちこっちに出来ておりどこもそこまで味の差は感じませんが吉村家のヤツを食べると明らかに差があります。最近フランチャイズで増えている家系ラーメンの多くはスープを店で作っておらずセントラルキッチン方式を採用しているところが多いんだとか。一か所でスープを作りそれを各店舗に配給するスタイルです。これであればラーメン屋の修業はいりません。お店では麺を茹でてスープの素を入れるだけで作れるわけですからね。
セントラルキッチン方式でも味が一定なのでそれもよいのですが、職人の心意気っていうのが感じられないんですよね。ラーメンを店で食べるということはある種のショーを見に行くのと一緒なんだと思います。スープを作った職人の前で一杯のラーメンを食べるショーなんです。
スープを店で作らないところが増えると技を盗む、技術を身につける場も減ってしまうのでしょう。利益のよいほうに流れると色々なものが失われていくのでしょう。
そうならないように吉村家は続いてほしいものです。
なんかこちらに無料で配っている野菜があるので持って帰りました。
ナスとトマト。ナスはすでに腐っていましたが無料で配られてるものですからね。
今回の横浜の旅は終了。そろそろ山林を見に行かにゃきゃだめですね。