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コロナで観光客の少ない京都。「清水寺」を観光してみた

コロナで観光客の少ない京都。「清水寺」を観光してみた

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京都観光をしたのは中学生のころ。修学旅行で京都・奈良を巡りました。京都で行った観光地は東寺、三十三間堂、金閣寺、銀閣寺、龍安寺あとは清水寺だったと思います。お寺とか全く興味が無かったので何も楽しいとも思えませんでした。歴史もよくわからないし。

歴史的建造物なんですが全てが宗教施設。信仰の自由の部分から考えると教育で巡るのは適切ではないように思えますね。
でも大人になってこの手の建造物を見て回るのが楽しくなりました。若いころに見ても何も感じなかったのですが、ある程度の年齢になると興味をもてるようになります(歴史よくわかってないけど)。そんなわけで本日は清水寺に行きたいと思います。

京都市内にはシェアサイクルがあるようです。しかし京都は盆地で日中は地獄のような暑さです。そんなわけでできる限り歩かず、また自転車にも乗りません。移動手段は主にバスです。京都はバスが発展しているようです。路線図が複雑なので覚えるのが大変ですが、それらは全てGoogle先生が解決してくれるみたいです。

八坂神社を通り過ぎ清水道で下車。清水坂を上って清水寺に向かいます。

多分この道は原宿の竹下通りのように人でごった返してのでしょう。京都は外国人観光客が多くなり日本人観光客が観光し辛い状態となっていました。しかし新型コロナウイルスにより訪日外国人がいなくなりました。学生の夏休みも少なくGoToトラベルキャンペーンが始まったとはいえ都府県を跨いでの移動は自粛する人もいます。例年であればお盆時期に乗車率が100%以上となる新幹線も乗客は少なかったようです。

本来観光客だらけの場所も人が少ない状態です。

観光客が来なければ店を開けても客が来ない。客が来なければ売り上げにもならないので店を閉めちゃってるのでしょう。

結構急な坂です。修学旅行ではバスで横づけしたので気づきませんでしたが清水寺は結構上の方にあるんですね。

清水寺に到着しました。
学生以来です。たぶん今生ではこれが最後となりそうです。

清水寺の拝観料は400円。普段であれば夏休みなので子供も多いはずですが、夏休みは短縮されるし旅行も自粛みたいな感じになっています。いつもであれば拝観料を払うのに並ばなきゃなりませんが並ばずに入ることができます。世界遺産なのに人が少ないです。

現在、清水寺では入り口のところに風鈴が500個吊るされています。こちらの風鈴は全て岩手県特産の南部鉄器で作られた風鈴なんだそう。震災復興を願って清水寺に飾ることにしたそうです。
京都は盆地のため暑いのですが、清水寺は高台にあり風が抜けると幾分か涼しいです。そこに風鈴の音色。500個あるので涼やかな音色とはいえませんがなんか“涼しい感じ”がします。

清水寺といえば清水の舞台。いつもであれば人が多いですが、人が少ないところで撮影できるなんて今しかないのでしょう。

人が少ない以前に工事中でしたー。

清水寺は二月まで屋根の吹き替え工事をしていたそうですがそれが終わり拝観できるようになりました。しかし五月より今度は清水の舞台の改修工事が始まったそうです。一応舞台の一部は残っておりますが、すべての工事が終わるまではもう少しかかるんだとか。相変わらずタイミングの悪い時に行っています。

そしておみくじは凶。

旅行はふしんとのこと。生死十に八九生きるとあります。つまり10~20%の確率で死ぬってことでしょうね。
新型コロナウイルスですら致命率は1%程度。それを考えると10~20%ってかなり高いです。
ちなみに清水の舞台から飛び降りた場合の致命率は15%程度なんだとか。

つまりこれは飛び降りてみろよという神のお告げでしょうか?

以前は15%の致命率だったようですが、これは昔は飛び降りた先に木が生えていて土だったから。現在は整地されているようです。
清水の舞台の高さは12メートルほど。4階建ての建物に相当します。4階建ての建物から落ちた場合の致命率は50%です。
おそらく今飛び降りたら高確率で死ぬようです。

お寺の下の方に「水が出てる何か」があります。音羽の滝というもので三つの滝があり、その水を飲むとご利益があるんだとか。清い水ということでこの滝が清水寺の名称のルーツなんだそう。
学業、恋愛、健康の三つの願いが叶う水が出ており、そのどれかを飲むとよいらしいのです。
「お金」というものがないのでスルーします。そもそも感染症対策で飲むための柄杓が撤去されているようです。

涼みたいけど多くの店が閉まっているため涼めるところが無い。そんなわけで喫茶店に入りかき氷を注文。普段こういうのを頼まないですが観光地ということで頼んでしまいました。やはりこの時期はかき氷が一番ですね。

来た時とは違うルートで帰ります。三年坂というところです。普段は観光客が絶えない通りなんですが、ここも人がだいぶ少ないです。

明保野亭。坂本龍馬の定宿で明保野亭事件が起きたところなんだそう。現在も飲食店として営業しているようですが、その当時あった店の場所とは違うところのようです。京都には昔の名称で別のところにあるってことが結構あるようです。本能寺とかも現在の場所に移転しています。移転したのであればよいのですが、関係ないのに名乗っているところもあるようですね。

二年坂です。こちらも静かな街となっております。このままだとかなり潰れるところがありそうです。
地元の人は来ません。そのため観光客が来なければかなり厳しいのでしょう。そして京都は外国人観光客にシフトしたため、ワクチンが出来上がらない限りは徐々に衰退するのでしょうね。

今日はかき氷しか食べていないので蕎麦屋に入りました。メニューにそうめんがあるのを発見。家ではいつでも食べられますが、ホテル住まいで調理場が無いとそうめんすら作れないんです。やっぱり夏は素麺ですね。

今日は京都観光っぽいのをしてみました。しかし京都の夏は暑いです。やっぱり晩秋とか紅葉の時期に行くのがよさそうですね。

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