山林生活

【台風被害】小屋では国や行政からは何の保護も受けられない。

【台風被害】小屋では国や行政からは何の保護も受けられない。

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今年は台風の当たり年。そのため関東に二つの台風が直撃しました。これまで生きてきた中で何度か台風直撃を経験してきましたが、今回の台風は被害が大きかったようです。そして私も被害者となりました。まず実家は川崎なのですが、こちらも屋根が破損しました。そして千葉の小屋は倉庫の柱が曲がり、小屋は雨漏りとなりました。こんな感じで被害に遭ったわけです。

【台風被害】ちょっと畑の様子見てくるしてみた【小屋半壊】
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山林を買ってから三年経ちましたかね。これまで夏の終わりには台風が来ておりました。台風が来るとフェンスがなぎ倒され

特に千葉県の内房の鋸南町や君津市あたりは全壊の家があったり、かなりの数瓦が剥がれた家がありました。国は今回の台風15号被害を災害とし、被害者救済の措置を取りました。千葉県も県知事の対応でひと悶着ありましたが、被害者支援の動きがありました。10月の私が海外に行く前に役所で支援について話を聞いたところ、現在県と市で話し合いをしているとのこと。これが決定するのは10月中ということでした。

台風15号の罹災証明が届く。果たして支援は受けられるのか?
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令和元年台風15号の罹災証明が届きました。罹災証明とは現地の被害状況を撮影し、それを役所に提出することで実際に被

雨漏りをしている小屋、いつ倒壊するかわからない資材小屋。しかし支援などが決まる前に修復した場合一切の支援は受けられないという回答が返ってきたわけです。ただでさえ収入の乏しい私です。修復費が払えるかどうかもわかりません。そんなわけで国の保護を受けられるのであれば受けたいので雨漏りのする小屋を呆然と見ながら、その時が来るのを待っていました。

12月になり役所のウェブサイトを見たところ、支援のことについて書かれておりました。

内容は「住宅被害を受けた方に対する支援」というもので台風15号からの一連の風雨被害により被災した住宅について、災害救助法に基づき、日常生活に欠くことのできない部分の応急的な修理を実施するとのこと。その際に修理費用を市が負担するというものです。当然市がお金を払うためそれを受けるためには一定の条件があるそうです。

一つ目は「大規模半壊」の住家被害にあった人。
二つ目は「半壊」の住家被害を受け、自らの資力では応急修理できない人。
三つ目は「一部損壊」のうち半壊に準ずる住家被害を受け、自らの資力では応急修理できない人。

これらのいずれかに該当する場合は支援を受けられるそうです。受けられる内容は風雨被害と直接関係のある修理で、修理の内容は日常生活をするために必要な応急修理のみ。受けられる支援金額は半壊の場合は595000円以内、一部損壊は工事費が150万円以下の場合は30万円以内、それ以上は超えた額の20%(最大20万円)上乗せ。

これが受けられる支援のようです。まず今回小屋は半壊ではないので一つ目と二つ目の条件に該当しません。唯一三つ目の「一部損壊のうち半壊に準ずる被害」が該当するところなんですが「住家」と書かれています。

そういえば、住んでねぇ!

そういうわけなんです。住んでいないから生活に欠くことがないわけです。ということは支援は受けられないということです。本当に支援を受けるるべき人は収入がない人や年金生活者で資力がない人、そしてそこに住んでいて生活をしている人が対象なんだとか。まぁ当然といえば当然です。ちなみに実家はうちの親が住んでいますが川崎は台風15号被害の支援対象地域ではないので何の支援もしてくれないそうです。実家の周りの家も結構屋根の被害があったらしく今でも修理業者が近所の家を修理しているそうです。同じ台風被害を受けたわけなのに地域によって差別的な扱いを受けるんです。たしかに千葉の内房の被害は川崎のとは全く違いました。実家の方は家屋倒壊まではありませんでしたからね。でも被害件数が少ないといっても被害のあった家屋は存在しています。被害の大小で補助金を出す、見舞金を出すというのはちょっと違うんじゃないかと思うんです。こんな感じで差別をされていると救済が目的というより、なんとなく政治的な配慮としかみれませんよね。

今回応急修理支援のところを見てましたがそれ以外にも被災住宅修繕緊急支援事業というのがあり、こちらも台風15号により被災した住宅の修理の際に滋賀補助金を交付してくれるそうなんです。こちらの場合は工事費の20%(最大50万円)まで支給してくれるんだそう。しかしこちらに関しても「対象となる住宅に居住している」というのが前提です。こちらの場合は一部損壊でも補助金が交付されるようですが、そもそも居住しているというのが前提です。でも今から居住すれば補助金の対象となるわけですよね。風呂もトイレもない環境ですが。ごり押せばどうにかなるのでしょうが、修繕するのに工事業者を雇わなければなりません。そこにお金をかけたくないから悩んでいるのにこんな感じなんです。

住んではいない。住んではいないがここはブログ運営の要です。職場のようなものなんです。ということで事業所として何かしら支援が受けれられるか探したのですが、こちらも貸付はあるようですが支援金を渡すというのは無いようです。それと農業や漁業は手厚いのですがそれ以外の業種は支援が少ないようですね。

つまり国や市から見放されたわけです。なんだかわかりませんが固定資産税はちゃっかり取ってくのに一切何もしてくれないんですね。もう少しそういうところが手厚いんだと思ってたんですが、台風で小屋が壊れても何も手を差し伸べてくれないんです。

わざわざ罹災証明を取得したのに、全く支援は受けられませんでした。唯一今回の台風被害でこちらに変化があるとするのであれば固定資産税ですね。小屋が損壊しているわけですので当然小屋の価値は変わります。そうなれば固定資産税も変化するでしょう。ここについてまた話し合わなければなりません。税務課とはまだまだ付き合いが長そうです。

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