山林の小屋に素焼きの風呂釜を
前回どろんこ遊びをしていました。手元にはガラスの空きビンがある。このままリサイクルに出すのが一番なんでしょうが、自己リサイクルできないものだろうかということでガラス瓶を粉砕、成形して新たなものを作り出そうとしました。茶碗、坪、皿。そんなのがここ山林で作れたらなんてハッピーなことなんでしょう。
しかし出来上がったのは皿でも茶碗でもなくなんだかよくわからない容器でした。焼成もしてみましたが思うようにいかず。
ほかにもいろいろ作って、乾燥させれば何か変化が出るだろうということでそのまま放置したのです。
まずボウルに泥を張り付けたヤツですが粉砕しちゃいました。乾燥して亀裂が入ってました。生地が薄かったのでしょう。というより土と土が接合していません。おそらく他のやつもダメなんだと思います。
でも前回焼いて作った謎の物体は形を維持しています。こんな感じで灰皿として利用ができます。つまり焼けば何らかのものが出来上がるわけです。しかし焼くためには色々準備が必要です。炉をつくらなきゃならんしそれをするのは時間がかかります。明日にでもチャレンジしたい。ただ手元には焼肉を焼いた七輪があり炭がまだ残っています。
ということで乗せてみました。このまま焼いていけばいい感じになるんじゃないでしょうか。炭の温度は高そうだし、七輪の中は高温っぽいし。
角度替えて焼いていきます。若干白かったのが素焼き色に変わっています。だって素焼きしてるんですもん。とりあえず放置しておけば多少焼けるんじゃないでしょうか。
そんなこんなで炭が消えるまで七輪の上で焼いてみました。
二時間ほど七輪で焼いた結果です。色は素焼き色です。でもそれだけ。求めているのは配合したガラスの特色が出て欲しいんです。やっぱり温度が低すぎるんでしょうね。ちゃんとやるには炉で高温状態を維持して焼いていくしかないのでしょう。というわけで明日に持ち越しとなりました。
しかし翌朝はあいにくの雨。小雨とかではなく土砂降りです。火をおこすどころか外での作業もできません。雨に降られると何もできなくなります。小屋の中の作業は出来るんですがどうも気が乗りません。そんなわけで帰ることにします。
帰りに温泉に立ち寄ります。
山林のお風呂の問題も考えなければなりません。夏場は汗をかくのでシャワーを浴びたいです。でも夏であれば水浴びができます。井戸水は冷たいですがペットボトルに入れて日に当てて温めたりすれば問題なく水浴びができるんです。しかし冬場となるとそれができないんです。
冬は寒いので汗はかきません。でも風呂に連日入らないのは望ましくないです。身体を拭いたりして清潔を保ってますがずっとそれでは過ごせません。かといって水浴びができる環境でもないです。そもそも冬の気温で裸になるのがしんどいです。冬こそ風呂が必要なんです。
※温泉の看板娘的なネコ。人懐っこくてスリスリしてきます。
薪で沸かす湯舟が用意出来ればあとは水を引っ張ってくるだけ。井戸水からホースを延ばせばいいだけなので何ら問題ありません。その薪で沸かす湯舟が必要なんです。一番手っ取り早いのがドラム缶なんでしょうね。ステンレスドラム缶が15000円くらいで売っているのでそれを買って排水コックをつければ完成ですよね。
なんだか簡単にできそうな気がしてきました。
小屋暮らしや山暮らしで一番悩むポイントはトイレや風呂などの水回りです。トイレに関してはすでに解決しています。一番良い形。雨が降ると憂鬱ですがそれ以外に何ら不便もありません。
風呂は夏場は水シャワーでいいんですがやっぱり温かいお湯に浸かりたいですよね。
ドラム缶が15000円。ちなみに近くの温泉は1000円程度であります。温泉15回分、はたしてペイできるのでしょうか。
金額で考えると温泉に行った方がよさそうな感じがします。沸かす手間もないし管理も不要ですし。とくに沸かすのは結構面倒って聞きます。沸かすためには薪が必要です。そして200リットル近い水を40℃の温度にするだけのエネルギーが必要なんです。かなり薪がいるんでしょう。火を使うため火事にも気をつけなければなりません。お風呂のあとは後始末も必要です。ドラム缶は15000円だとしてもそれらの労力が半端ないです。
でもドラム缶風呂ってロマンがあります。山の中。当然仕切りのあるような場所ではなくオープンスタイルです。要は強制露天風呂です。それができるのも人里離れた場所に土地を持ってるからです。人家のあるところでは露天風呂は出来ないですからね。トイレもオープンスタイルなら風呂もオープンスタイル。自由でいいんじゃないでしょうか。
ロマンを求めるならば山の中で風呂に入れる環境を作るべきでしょう。
まぁ小屋にお風呂作っても今日みたいに雨の日は入れないんですが魅力的ではあります。
いっそのこと素焼きの風呂釜作っちゃう??
今はまだ小さな桶ですが、これらが礎となりいつかは風呂釜になる日が来るかもしれません。ドラム缶は15000円ですが素焼きの風呂釜なら材料費はタダ(人件費膨大)です。
山林開拓はまたの機会に。風呂はちょっと考え直します。どちらにしても小屋が出来てからでしょうかね。
次に来るのは今年中なのかそれとも来年の春になるのか。出来ればもう一回今年に来たいですね。