泥遊びは楽しい。一からレンガを作ってみる
井戸掘りをしたあとの残土があります。
残土に関しては井戸掘り業者に処理してもらうこともできたのですが、その場合処理費用がかかってしまいます。
土地だけはあるため処理は私で行うことにしました。
残土は約1トンほど。そのまま敷地内にばら撒いてもよかったのですが何か使い道はないか残土を見ていたところ、思いつきました。
レンガにならないか?
そもそもレンガが何でできているのかよくわかっていませんでしたが、ネットで調べたところ土や粘土を形成して日干しもしくは焼いたものみたいです。
井戸掘り業者が「ここの土地は泥岩があって掘りづらい」と言っていたので残土は泥岩を削ったものです。
泥岩は砂利と粘土が混じり、圧縮して乾燥したものらしいので残土は砂利と粘土というものです。
ここで一点気になることが出ました。
粘土とは何ぞや?砂利とは何ぞや?
てっきり土の成分でその名前がついているものだと思っていましたがそうではなく素材の大きさで決まっているみたいです。
岩⇒石⇒砂利⇒砂⇒粘土
きめ細やかな砂が粘土ということみたいです。あと粘り気があるというのも粘土の条件みたいです。
どうやら残土は粘り気がある模様。そのため粘土なんだと思います。
それであればレンガになるんじゃないか?とそんなわけでホームセンターで購入したツールボックスを型にレンガを作成しました。
ちゃんとこねないと土同士がつながりづらく、ひびが入るっぽいです。ちゃんとこねて形成。そして雨に濡れないベランダで干す。
本当にレンガができるのかわかりませんが、1トンも土があるので粛々と作業を繰り返しました。
泥遊びって大人になっても楽しいですね。ただ泥を触っているだけなのに何で楽しいんでしょうか。
ホームセンターに行けばレンガひとつ50~100円程度で売っています。単価は安いですがちりも積もれば何とやらです。
しかしこの労力を考えると購入したほうが早いです。しかもレンガができると思って作っていますが作れるかどうかはわかりません。
この作業を終えた後にネットで検索をしたところ、土にわらや石灰などを混ぜるのが一般的なんだとか。
私が作ったのはただ土をこねただけのものです。まだ乾燥中ですが果たしてできるのでしょうか。
何やら粘土に含まれる成分によって完成の状態も変わるみたいです。乾燥するのが楽しみです。
さすがに1トンもある土の量です。まだ全然残っています。
今後は乾燥させた「レンガもどき」を焼いていこうと思いますがここで問題がまた発生しました。
レンガを焼くためには高温を維持しなければならないみたいです。それをするためには石窯が必要です。
石窯はレンガで作るわけですが、私は現在レンガを作っているわけです。
井戸掘りの時もそうでしたが、井戸を掘る理由は水が私の敷地になかったからです。
しかし井戸を掘るのには水が必要でした。本末転倒です。
レンガ造りに関してもそうです。レンガを作るためにはレンガで作った釜が必要。本末転倒です。
石窯はレンガでなくても良いのかと思いますが、作るのであればちゃんとしたものを作りたい。
かといってレンガ造りはこの残土処理が終われば終了です。無駄な費用はかけたくありません。
そのため今ある材料で何とかしてみようと思います。
日干しがある程度できればちょっと焼いてみようと思います。
その完成次第によって今後レンガ造りの何かを作っていくかもしれません。