【アイドルだってウンコする】超簡単自作トイレ【わんわんスタイル】
ここ連日山林小屋にきております。その理由は単純に暇だからです。これまで暇だったらどこか遠くへ行ったもんです。しかし旅行に行ける状態ではない。では街中で過ごせばいいかというとそれもダメな状態。ゴールデンウィーク明けまでのこの休み期間、休みであればよいのですが仕事は休みだが休暇というわけでもない。結構しんどいです。
山林であれば人と出会うこともありません。唯一農家の人と猟師の人と接する機会はありますがお互い車の中から話しかけたり、十数メートル離れた距離での会話しかしません。この山林も“家”ですからね。ステイホームということで山林に滞在しています。
数日しか経っていないので当然何も変化ありません。でもこれだけ頻繁に畑の手入れができるとよい作物も育てられそうです。今回も畑をちょっとやっていきたいと思います。
ここんところ山林の滞在日数が多くなってきております。これまでは夕方に山林に到着して何もせずに次の日から作業をするといった形。滞在日数は二日か三日ほどしかしませんでした。山林に到着する前にトイレを済ませ、帰ってからトイレを済ます。滞在中はできる限りウンコしない。要は“アイドルに徹していた”のです。滞在中もホームセンターに行ったときに済ませていました。山ではウンコをしない。その理由はトイレが有限だからです。まぁアイドルに徹するとしたところで、アイドルだってウンコするわけです。結局定期的に山林のトイレは使用しました。
ちなみに山林のトイレはただ穴が掘ってあるだけです。
穴の中にして土で埋めるわんわんスタイルです。回数が増えれば穴は埋まっていく。有限とはこういうことです。
だったら穴掘ればいいじゃない?ってなるわけですが、案外穴掘るのって楽じゃないんです。畑の場所ですら耕すのが大変です。木々の近くで穴を掘ると根っこが結構あるのですごい時間がかかるんです。しかし連日滞在をすると出るものは出る。そして溜まっていくわけです。このままでは受け入れ先がなく溢れかえってしまう。崩壊の一歩手前なんです。トイレの緊急事態宣言なわけです。
ということで穴を掘っていきます。トイレを掘る場所というのは常に意識しています。
動線ではないこと。
あまり目立たないところ。
でも行きやすい場所。
日が出てるときにトイレを使うだけではなく、夜に催すこともあるわけです。そのため木々の生い茂った山の中は獣が出てきたり、虫や蛭が出てきたりするため好ましくないんです。そのためできる限り遮蔽物が無いようなところが望ましいです。普通であれば周りに見えないように遮蔽物があるところに穴を掘りトイレにするのでしょうが、周りには人がいないためそういう点は気にしなくてよいんです。開放的でも問題が無いわけです。
“普通であれば”って普通はトイレの穴掘らない!
少しばかり普通じゃない山林生活です。周りに遮蔽物がなく、かといってそこまで近くなく、遠くない場所。ということでこれまでトイレのあった場所のそばに確保しました。前回のトイレ穴から数メートルの場所です。この位置は小屋の裏手なので少し見えづらいところにあります。そして崖の手前なので動線ではありません。また周りに木々は少ないため動物とかを気にせずに用が足せます。
結構深く掘りました。案の定掘ってすぐに太い根っこに当たり、少し掘る場所を変えました。以後も細かい根っこに当たり、その都度作業を中断して掘り進めました。スコップでこの穴のサイズで掘れる限界でしょうか。
あまり穴を大きくし過ぎると跨げなくなります。この穴に直接落とすわけです。和式スタイルなんで足場が安定しないと危険です。細くて長い穴が理想です。またあまり掘り過ぎるというのもよくないようです。ウンコして埋めただけではそれは“埋めたウンコ”なんです。自然に返すためには分解しなければなりません。分解をするためにはその辺にいる微生物にお任せするわけですが深く掘ればその効力が弱まっちゃうみたいです。そのため適度な穴のサイズにして用を足したらその辺の枯れ草とか土をかぶせていく。こうやって分解して土にしていく。まさに自然のサイクル、輪廻転生がここで行われているわけです。
輪廻転生。穴掘ってウンコするだけです。
まだ以前の穴には空きがあります。そして以前の穴には誰かのいつかのウンコが埋まっているわけです。もちろんそこは他の場所よりも栄養がたくさんあります。ここにまた樹木を植えてもよさそうですね。見た目で決めるのならば桜でも植えてみたいですね。そうすれば来年は桜の木の下で花見ができるというわけですね。春、桜の華が咲くころに木の下で酒を飲むというのもよいんじゃないでしょうか。敷地の中に桜があれば独り占めできるわけですからね。ということで植えるのは桜に決まりました。そして来年、花見をしたいと思います。
まぁ桜の木の真下にはウンコが埋まっていますが。