その辺に生えてる草「カラスノエンドウ」を食べてみた
先日その辺の雑草を使ってサラダを作りました。
サラダっていうかただ葉っぱを食べただけですが、山林生活っぽいんじゃないでしょうか。調理ができる環境ではないので焚火で焼くかそのまま食べるかのどちらかしかありません。
山林生活というよりただのサバイバル。
こちら黒い実みたいなのがついています。鞘のようになっており中には豆状の実がついていました。調べたところこちらはカラスノエンドウと呼ばれるマメ科の植物なんだとか正式名称はヤハズノエンドウ。またピーピー豆とも呼ばれているんだとか。
エンドウって名がついているのであればえんどう豆の近縁種なのでしょう。しかし「ピーピー豆」って名前、明らかに腹壊しそうな感じがします。
と思っていたのですが調べたところどうやらゲリピー豆ではなく鞘が増えになるんだそうです。そしてどうやら食べられるんだそう。
カラスノエンドウにはどうやら毒性があるようですが加熱することで無毒化できるようです。先日のように「やっぱりナマで喰うのが一番だぜ」みたいなノリでサラダにしていたら大変なことになっていました。そもそも豆自体ナマで食べるもんではないですからね。
山林にはピーピー豆が二種類あり、一つは成熟した黒い鞘、もう一つは若い緑色の鞘のやつです。黒い方の豆は固く、緑の方は柔らかいです。枝豆と大豆みたいな感じ。
殻から一粒ずつ出さなければならないのがめんどくさい。黒い方はBB弾みたいな感じで食べられるか不安。ピーピー豆ではなくBB豆。緑色の方はなんとなく食べられそうな予感。ってわけで緑の方を食べます。
そのまま茹でるだけってのもアレなんで炊き込みご飯にしてみましょう。いわゆる豆ごはんってやつです。
見た目はこんな感じ。豆粒が小さいのであまりきれいではない。なんとなく鳥の餌っぽい感じがします。でもちゃんと炊き込みご飯っぽい雰囲気があります。
問題の味に関してですがさほど美味しくないんです。食感もよくなく豆要素もかなり少ない。
そもそもこうなることはわかっていました。雑草のように映えるピーピー豆。それがおいしいわけがないんです。八百屋やスーパーで販売されることのない豆なので商品価値がないのでしょう。
採取も面倒だし大して美味しくないから商品にならない。
野性味あふれる味って言いたいですが、どちらかというと化学薬品っぽい味がします。農薬とかの影響ではなくピーピー豆本来の味がソレなんでしょう。
ネット上では「カラスノエンドウの天ぷらはうまい!」とか「若葉はおいしく食べれちゃいます!」みたいな書き込みもありましたが、同じカラスノエンドウなのか疑問に思ってしまいます。
まぁ所詮は雑草です。おいしいはずがありません。そもそも私はグリンピースご飯が好きではありませんでした。