【昆虫食】バッタの味は海老ではなくバッタの味がした
今回も山林に来る前にスーパーに立ち寄りました。
アウトドアといえばバーベキューです。これより一人バーベキューをしたいと思います。
買ってきたのは鶏のもも肉です。ただこれを炭火で焼くだけ。あの宮崎地鶏っぽいの食べたいじゃないですか。そんなわけで七輪に炭を入れて焼きます。
鶏肉を網に乗っけてブロワーで風を送ります。電気の力は偉大です。うちわで扇ぐより効果的に火力アップします。
やり過ぎて炭が舞い、黒いのが鶏肉にいっぱいくっついているの図。炭も味のアクセントです。
炭火焼きというより炭がくっついた鶏肉になってしまいました。これでもうまいんです。若干ジャリジャリしてますがアウトドアっぽいんじゃないでしょうか。
一番はやっぱり牛肉です。とくにもも肉が一番おいしいです。これをしっかりと焼いて食べるのが肉食ってる感じがします。前回も同じようにランプ肉を買ってきました。しっかり焼いて塩コショウをするだけで酒のつまみになるんです。
七輪を買ったためこういうことができるようになりました。ホルモンを買ってきて焼こうとも思ったのですが、スーパーだとよさげなホルモンが売って無いんですよね。ホルモン焼きは次来た時にでも。でも次はもっと寒くなるので焼肉じゃなくて鍋とかになるのでしょうか。
肉を買って食べる。これが山林生活。
いや、そうではない。そうではないはず。肉買って食べるのであれば山じゃなくてもできるんです。もちろん直火は一軒家でない限り難しいでしょう。庭のない賃貸住宅では七輪を使って調理はできません。そういった意味では山を所有しているからできる調理方法。でもこれじゃないんです。山林生活は山林生活らしいところを見せなければなりません。タイトル通り「不健康で非文化的な最低の生活」を目指す必要があるのです。
こいつ、食べれるだろうか...。
イナゴ?トノサマバッタ?ぶっちゃけどっちかわかりません。どっちかわかりませんということはどっちも似たようなもんでしょう。
イナゴは過去に何度か食べたことがあります。好んで食べるものではありませんが長野に行ったときに付け合わせでイナゴが出てきたことも。昆虫食はそこまで抵抗がありません(生食とゴキブリは除く)。佃煮にしちゃえば醤油と砂糖の味だし揚げればサクサクしたエビみたいなもんです。ここには佃煮が作れる環境ではなく揚げ物も作れません。まぁ焼けば食べられるでしょう。
たまたま一匹捕まえたのでコイツを焼いていきます。爪楊枝で胴体を刺す。可哀そうだけど生きたまま火にかけます。脚は焦げて黒くなりゴキブリの脚っぽい感じ。胴体は赤色に変化。まるでエビのようです。
羽は食べられなさそう。ゴキブリの羽に近い感じ。やっぱり見た目がよくないですね。
というよりどれくらい焼けばよいのかが分からない。病原菌とか怖いし変な寄生虫とか不安だからちゃんと焼きたいけどやり過ぎると炭になっちゃいます。
出来上がりましたー。イナゴかトノサマバッタ的な昆虫の串焼きです。
味は海老に近いです。散々昆虫食で言われている「海老みたいな味」。まさに海老みたいな味。でも海老ではない何かです。たぶんちゃんと処理すれば味が違うのでしょう。今回は畑でたまたま捕まえたバッタに串さして焼いただけです。何の下処理もしていません。そのため若干の苦みがあります。おそらくこれはバッタの消化物、つまりウンコが原因なんだと思います。海老ですら背ワタを取るんです。当然下処理していないバッタは海老の味がするわけなくバッタの味です。
本来ならバッタを捕獲して保管。食事を与えずに糞だししてから調理をするのが正しいのでしょう。そうやって手間暇かけなきゃならんのです。手間をかけなければ苦みがある海老味、つまりそれはバッタの味なのでしょう。
苦みがあるけどもまずいって程ではありません、でもご飯のおかずにはならないです。ただ酒のつまみにはなりそう。
今回は調味料を一切使わずに焼いて食べただけですが醤油を垂らして食べるのもいいのかもしれませんね。
問題は数です。一匹だけだと物足りないです。食べた感を出すのにはきびなごの串焼きみたいに10匹くらい捕まえて串にさして焼くくらいの量が欲しいです。この10匹捕まえるのが楽ではない。比較的トノサマバッタは動きが遅いので捕まえやすい部類です。そしてこの時期はかなりの量飛んでいます。でも量が多いとしても集めるのは大変でしょう。効率よく集めるためにはそれなりの装備が必要ですね。
来年は虫かごと虫網を。
釣り竿とタモではない。これこそが山林生活の醍醐味ってやつじゃないでしょうか。
今回はイナゴっぽいから食べられたのですがオンブバッタとかショウリョウバッタとかもいっぱいいます。あいつらは緑が濃いのでなんとなく繊維質な感じがします。果たしてやつらはどんな味がるのでしょうか。たぶん「バッタ味」なんでしょうが。