【500mlペットボトル】塩と砂糖で自作する経口補水液の作り方
いつもであれば大量に飲み物を買ってくるのですが、「まぁ水があるからいっかなー」ってことでペットボトルの清涼飲料水一本だけ買って山林に来ました。すでにその一本の清涼飲料水は道中で消費。つまりこの山の中には水しかありません。まぁ水で何ら問題ないんです。お茶とかジュースとか、飲み続けると飽きますからね。水はなんだかんだで飽きずに飲めるんです。
しかし今は猛暑の夏です。何もしなくても汗ばむわけです。暑くて作業すらできません。日陰にいれば多少涼しいですがそれでも汗をかく。そうです。ミネラルを消費してしまうのです。水だけではミネラルを補給できない。脱水症状状態になってしまうんです。
というわけでこちらを用意しました。塩と砂糖です。塩は常に調理で使用するため常備しています。砂糖は冬場にすき焼きをしていたため利用しました。
ちなみにすき焼き用で利用していたスキレットはやばいくらい錆びていました。ちゃんと油を塗って無かったのがまずかったです。こちらは後でどうにかしたいと思います。
塩と砂糖を入れればミネラルが取れてカロリーも取れるわけです。経口補水液ってやつでしょうか。汗に近い成分にすることで吸収が早まるわけです。
汗はしょっぱいので塩多めにして、砂糖は少なめ。スティック1つだけ砂糖を投入しました。でも出来たのは汗に近いものではなく、少しだけ甘みがある塩水でした。その塩水もかなり薄く塩気を感じる程度でした。これではないんです。もっとちゃんとしたものを作りたいと思います。
というわけでGoogle検索です。どうやらWHOが提唱する経口補水液の分量ってものがあるようです。そこには「分量を適切に量ること」と書かれていました
味音痴の分際で自分の舌でどうにかしようとしたのが間違いでした。
でもどうでしょう。分量を守って作るのもよいですが、それってこの山林でやるべきことなのでしょうか?
何にも縛られたくない。誰からも指図を受けなたくない。そういった世界が欲しかった。だからこそ人里離れた山林を買ったわけです。
この山林で分量を量ろうとするのは笑止千万!
何かを作るときもフリーハンド。
定規などは使わずに目測で測る。
切るのはカッターではなくハサミ。
当然経口補水液も目分量でどうにかするべきでしょう。そもそも軽量できるスプーンがありません。
経口補水液の分量は以下となっています。
水1リットルに対して砂糖が40g、塩が3g。レシピはいくつかありますが塩分は概ね0.2~0.4%くらい、砂糖は2~4%くらい。
今回は500mlのペットボトルで作るため砂糖は20gくらい、塩は1.5gくらい入れます。
砂糖はスティック1つが3gなので先に入れた一つと合わせて合計6本投入します。合計18gです。
塩は計量器が無いため目分量。適当に入れていきます。
そんな感じで作ったんですが、ちょっと塩気が少ない感じがします。多分3g以上入れたと思うんですが、それでも塩気は薄いです。そもそもWHO、世界保健機関は海外の機関です。世界の人間の健康のために設立された機関ですが、人というのは国によって骨格や筋肉量、また消化能力が異なります。牛乳を飲んで大丈夫な人もいれば乳糖によってお腹を壊す人もいます。世界にはワカメを消化できない人が多いとも聞きます。同じように汗の成分は国によって違うのではないでしょうか。とくに日本人は海に囲まれています。そして古来より塩を多く食している人種です。そのため汗の塩分濃度は他の国の人よりも多いのではないでしょうか。
というわけでもっとしょっぱくしていきましょう。
どれくらいに量を入れたのかは不明ですが、結構塩分多めにしました。そして自分好みの経口補水液が誕生しました。
塩気が強めのポカリスエットといった感じでしょうか。さっきまでのは多少塩味を感じる程度でしたが、今回のは塩味です。甘みがあるのでスイカに塩振ったような感じ。これ、グレープフルーツかレモン果汁を足せばほぼポカリなんじゃないでしょうか。やっぱり塩分強めの方がよいですね。
水が一番飲みやすいけれど、不足したミネラルを取るのであれば塩分と糖分が必要です。塩と砂糖があればいつでも作れるので車に積んどいてもよいですね。塩と砂糖は腐らないんで。これさえあれば高い清涼飲料水を買わなくても済むってわけです。
ちなみに理由はわかりませんが、これを飲んだ後水下痢となりました。
山林にはトイレがありません。いや、トイレはあるのですが一般的に言われるトイレではないという意味です。山林にあるトイレは一般的には「穴」と呼ばれるものです。普通であればトイレでゆっくりできるのでしょうが、外だし虫いっぱいいる中でしなきゃダメなんです。それがしんどい。そして水下痢による脱水症状を補うために経口補水液を飲む。これが原因なんじゃないかとすら思っているのに。
こういうのは自分で作るのではなく市販品の方がよいですね。