香辛料たっぷりの自作マサラチャイを作ってみた
海外渡航ができないので国内旅行でもしようかとも思ったのですが不要不急の外出は禁止とのこと。国内旅行の場合は車中泊が主で、とくにこのコロナ騒ぎで観光施設は軒並み閉めているのでしょう。そんなわけで別に気にせず旅立てばよいわけですが、一応みんなが頑張って耐え忍んでいるわけです。旅行は自粛ですかね。ワクチンが出来上がるまで待つ必要はないと思いますが、ある程度「先が見える」もしくは「諦めがつく」まではちょっとばかし自粛したいと思います。その分山林開拓は誰にも会いませんのでそっちを優先して行う感じでしょうかね。
今年のはじめ、バンコクに三週間ほど滞在しました。そして昨年末も海外へ。インドを目指したいという気持ちはまだまだあるわけです。しかし今回のコロナ騒ぎでビザは白紙へ。次に行けるのがいつになるかわかりません。なんだったらもう一生インドに行けないんじゃないかとすら思っています。こんな感じでインドに恋い焦がれているわけです。
最終日の空港で出発まで少し時間があったので免税品をいろいろと見ていました。タイでも禁煙ブームがあるのかわかりませんがタバコが売って免税店を見つけることができませんでした。おそらく規模を縮小し、そして人に見えないように売っているのでしょう。そんなわけで葉巻を買うことができませんでした。酒を買って帰るのも荷物になるしタイの酒といえばメコンウイスキー。特段飲みたいと思う酒でもありません。いろいろと考えた結果、タイティーの茶葉を買うことにしました。
バンコクに滞在していた時は結構頻繁に飲んでいました。ビール、カフェラテ、タイミルクティ。だいたいこの三種類をずっと飲んでいたわけです。タイミルクティは激甘なんですが、飲み続けているとそれが美味しく感じるように。この茶葉があれば日本に戻っても飲めるわけです。そんなわけで買って帰ったのですが、やっぱり激甘でした。タイの気候だからあの甘さがちょうどよいのでしょう。
砂糖を入れずに飲めばそこまで甘くありません。砂糖入れてないのに「そこまで甘くない」んです。つまり多少の甘みがあるんです。茶葉の甘味とかそういうんじゃないんです。茶葉100%かと思いきや、ティーパックの中にすでに砂糖が入っているんです。砂糖と牛乳を入れて飲めばタイミルクティとして飲めるのですが、味がくどいんで飽きてきてしまいます。なんかほかに美味しく飲む方法はないか考え行きついたところが、チャイでした。
バンコクの隣はミャンマー。その隣はインドです。ほぼタイもインドも同じようなところ。そもそもこの茶葉だってインドあたりから持ってきている可能性ありです。であればこの茶葉でチャイ作れるんじゃないかと思いました。
材料はシナモンスティック、カルダモン、スターアニス、クローブです。チャイの材料は店や家庭で様々なようです。胡椒をいれるのも一般的のようです。チャイってこんな感じで香辛料を入れるイメージがありますが、香辛料を入れるのはマサラチャイ。チャイ自体はミルクティのことを指すんだそう。
インドの紅茶文化に関しては昨年の天竺を目指す旅の際に多少調べました。イギリスがインドを植民地化してアッサムあたりに茶畑を作ったのがはじまりのようです。チャイが飲まれるようになったのもそのころからなのでしょう。
高級な茶葉は商品として売られる、残りかすでどうにかこうにか作ったのがチャイなんだそう。要はまかないお茶ってわけですね。質の悪い葉なので激甘にして飲むようになったんだそう。どちらかというと紅茶というよりお菓子に分類されるもののようです。インドとイギリス、そして紅茶に関してはかなり暗い歴史がありそれが未だに問題となっているところもありますが、これの話に関してはまた今度ということで。とりあえずマサラチャイづくりをしたいと思います。
単純に香辛料をすり潰して少量の水で煮立てて、紅茶の茶葉、牛乳を入れて沸騰させます。あとはちょっと入れすぎなんじゃないかなーくらいの量の砂糖を投入。これで出来上がりです。
すげー甘いんですが、これがかなり美味しいんです。甘いので何杯も飲めません。でもクセになる味です。このマサラの部分に関しては好みがあります。個人的にクローブが好きなのでクローブ強めで作りました。それと数熟していくうちに「ミルクいらないんじゃないか?」となり、最終的にはブラックチャイで飲むようになりました。
作り方は単純でミルクの代わりに水を入れるだけです。ブラックチャイで甘さを控えめにすることで量飲むことができます。その結果半月ほどで一缶あった紅茶はなくなりました。たしか50パック入りだったと思います。
チャイに使う茶葉は少し違うようなんです。インドに行って飲んでみたいですが、残念ながらそれがいつになるかわかりません。そのためとりあえず大久保あたりにあるインド食品店を覗いてみようと思います。