狩猟免許試験を簡単に取る方法
ポケモンGOの地方格差を知りました。
都心では自宅にいてもポケストップが近くにあるためポケモンボールが不足することはありません。
不足どころか持ち物がいっぱいで処分するくらいです。24時間桜が散っているためポケモンも多くいます。
山林はというと周りには何もありません。ただの地図上に独りぼっちです。
これが田舎に住むデメリットというものでしょうか。
ポケモンはいません。いるのはリアルモンスターです。マジもんのやつです。
私の山林には動物の出入りがあります。
一応道路に面した場所は柵で囲われているのですが、崖側には柵がありません。
見たところけもの道があり恐らくそこから動物が侵入してくるのでしょう。
今のところ実物は猿と野ウサギは確認しております。話によるとイノシシ、鹿、タヌキ、キョンが山林に生息しているそうです。
キョンというのは外来種で勝浦の動物園?から逃げ出した個体が千葉県で繁殖しているのだとか。繁殖率が高いそうで鳥獣被害も多いようです。
そう。動物がいるだけなのであれば何も問題ないのですが、農作物の被害などがあるため農家の人にとってみればそれらは害獣でしかないのです。
それを何とかするのが狩猟免許を持ったハンターです。私、とりあえず狩猟免許を持っています。
免許があるだけで狩猟をしたことはありません。そもそも狩猟免許だけでは狩猟はできません。
猟銃を使うのであれば銃の所持資格。また狩猟をするためには猟友会への登録、狩猟地域への狩猟者登録が必要となります。
資格があるからおいそれとはいかないのです。
私含め、最近狩猟免許を取った、または取ろうとしている人が増えてきているようです。
ハンターは年々減少傾向にあり、また高齢化となっていたようですが若者も興味を持ちだしてきているみたいです。
ジビエ料理などの影響なのでしょうか。農作物の被害は結構酷いようで若者を歓迎しているそうです。
そのため狩猟免許は比較的取りやすくなっています。今後資格を取ろうと思っている人はこのページを参考にしてください。
狩猟免許を取ろうとしている人は、講習会に行け。
ここが一番重要です。狩猟免許試験は筆記と実技があります。
筆記に関しては試験の申し込みの際にもらえる教本を読んでおけば何も問題ありません。
試験の内容は簡単で「銃を人に向けてはいけない。○か×か?」といった当たり前の問題が多く出ます。
唯一ちゃんと覚えておかないといけないのは狩猟可能動物の名前でしょう。これさえ暗記しておけば筆記試験はクリアできます。
問題は実技試験。
猟銃の扱い方なんて学校で習うことはありません。そもそも触るのも初めてです。
教科書には扱い方が書いてありますが読んでも理解はできないでしょう。実際に手で触って身体で覚えるしかないのです。
講習会は猟銃の扱い方を先輩に当たる猟友会の人たちが教えてくれます。罠猟も罠の使い方の実技試験がありますがこれも教えてくれます。
このように実際に手で触れる場は講習会しかありません。
また、実技試験を判断するのは猟友会の人です。つまり、講習会にいた人たちが試験官となっていました。
つまり、そこで仲良くしておけば...。と、講習会は試験を受ける際にかなりのメリットがあるとお考えください。
猟友会も新しい人が入ってくるのを望んでおり、狩猟免許を交付する環境省も農作物の鳥獣被害が改善するためウェルカムといった状態です。
そのため、狩猟免許の試験は他の国家試験よりも緩い感じがします。落とすための試験というよりは受かるための試験といった感じです。
ただ、銃所持の資格は何やら面倒なようです。
所持資格を交付するのは警察なんですが、警察からしてみれば銃を一般人に持たせたくないのでしょう。そのため手続きが厄介です。
とりあえず銃の所持資格だけ取っとくか!とはできないようで所持資格を取る場合は所持をしなければなりません。
つまり、あとでじっくり選ぶのではなく前もって購入する銃を決めておかなければなりません。
ここが面倒で銃所持の資格を取らず、狩猟にも行かずといった状態になっています。
また猟友会に加入しなければならないという問題点もあります。
厳密に言えば加入する必要は無いのですが、猟をするためには「保険加入」が義務付けられています。罠や銃の人的被害があった時に保障される保険です。
一般的にそのような保険を取り扱っているところが少なく、猟友会に入ればその保険に加入できるものがあるのです。そのため猟友会には入らないといけないわけです。
また狩猟する時は狩猟する地域の都道府県に登録をしなければなりません。これは毎年する必要があります。
例えば伊豆で狩猟する場合は静岡県に届け出をしなければならず御殿場で狩猟する場合は神奈川県に登録しなければなりません。
登録料もかかってきます。
このように狩猟免許を取ったとしても狩猟をするまでに様々な手続きやお金がかかってくるのです。
趣味で始めるというような感じで狩猟をするのは難しそうです。かといって猟師として生計を立てることもできません。
魚釣りみたいに簡単に始められるようなものではないので難しいところですが、やっぱり自分で仕留めた獲物を捌いて肉にして食べたいじゃないですか。
もちろん魚以外で生きた動物を捌いたこともないのでそこもハードルです。
でも命をもらうことをこれまでしてきた身分としては捕らえてから口に入るまでの一連の流れを知っておきたいと思っています。
せっかくの山林生活。この無駄にとった狩猟免許を生かすときです。今後、狩猟も進めたいと思っています。
取って損はそこまで無い狩猟免許です。狩猟に行くか決まっていない人もとりあえず取ってみてはいかがでしょうか??
国家資格なんで自慢できますよー。