【不殺のハンター】狩猟免許の更新をしてきました。
不殺のハンターである私。すでに狩猟免許を取得して三年目。
いまだに何も捕獲しておりません。それでも更新は必要なので行ってきました。
私は書類上神奈川在住ってことになっております。そのため更新も神奈川です。神奈川の猟区は西側がメイン。そのため更新が出来るところも西側に厚みがあるんです。今回更新をしに行ったのも相模原です。慣れない土地に電車とバスで向かいます。
狩猟免許の更新は朝の9時45分から13時過ぎまで。昼休みとかはありません。
どのような話をするのかわかりませんでしたが、実際に講習を受けたところ教本の見直しがメインでした。また狩猟免許は鳥獣保護も兼ねていることから、神奈川県内の鳥獣の状況などが主。それと車の免許同様に狩猟事故の話を交えたものを見るといった状況です。受講者は100人程度。講堂の三割程度しかいませんでした。講習は年20回ほどあって今回は100人程度。多く見積もって年間2000人。三年で約6000人程度ってことでしょうか。神奈川県内での猟友会登録は3000人程度。私のように猟友会に加盟していない人もいるのでまぁ数値的にはこの程度なんだと思います。
年配の人がやっぱり多いですね。アニメやテレビの影響で狩猟免許を取得する人が増えているようです。
以前は鉄砲が狩猟免許のメインだったようですが、最近では罠猟免許を取得する人が増えたのだとか。
若者が増えているとはいえ実態は、老人集団(私含め)です。
後ろにいた人が言っていました。
「6年前は満杯だったのにな~。今じゃだいぶ減ったなー」
皆さま極楽浄土に行ったということなのでしょう。若者は増えたといっても所詮はちょっとしたブームです。仕事上、または生活上狩猟免許が必要な人とはちょっと違います。農村部で活躍する老人が多いのは仕方ないでしょう。
年金が―。病院が―。
こんな話で盛り上がっていました。三年後の更新ではもう会えないのかもしれません。
講習を三時間ほど。寝ているおじいちゃんも多数です。講習が終われば以後は身体測定です。
まずは運動能力。その前に、
「耳の聞こえない人、補聴器つけている人は手を挙げてくださーい」
耳が聞こえなければ、その言葉、聞こえないと思うのですが...。これで聴力テストをしているのでしょうか。
運動能力テストは、
まず屈伸運動はできるのか。指は動くのか、深呼吸の動きはできるのか。
以上です。
屈伸運動が出来ない人は狩猟免許を所持する資格はありません。
狩猟免許試験の時も思ったのですが、だいぶ緩い試験ですよね。
これらの身体測定をしてはれて更新が出来ました。
次の更新は三年後です。
新しい教本を貰えました。三年前よりも少しスタイリッシュな感じになっています。
また内容も増えたみたいですね。鳥獣保護に関するページが増えている感じがしました。
あとは狩猟免許の取得とは関係ないですが、獣肉の捌き方、ジビエ料理のページも増えたみたいです。
今回初めての講習でした。私としては身体測定に何ら不安を感じませんでしたが、ある程度の年齢に達していると視力検査に不安がるようです。
視力検査大丈夫かな?落ちたらどうしよう?
年を取れば見えなくなるのは仕方がありませんが、その程度の不安で免許を与えるというのも少し不安があります。
それと、講習の際「猿と間違えて人を撃った」とか「非狩猟鳥獣を間違えて狩猟した」という話が出ていました。
狩猟免許を取得しているのにも関わらず、そのような間違いが結構あるというのは問題だと思います。
もし、狩猟免許の価値を高めるのであれば三年ごとに狩猟鳥獣の見極めテストはしておくべきだと思います。
それに合格すれば更新、不合格なのであれば免許取り消しもしくは追加講習くらい厳しくしてもよいと思うんですが。
試験を受けて合格したから以降はそのまま講習受けて、屈伸できればそれでよいというのはちょっと免許制度に問題があるのではないでしょうか。
狩猟もしたことがない私が言うのは少し違いますが、一般人に近い狩猟免許保持者としてはその辺はしっかりやった方が良いのではないかと思います。
わざわざ金払って更新した免許です。次回の更新までには何かしら成果をあげたいと思います。