【鳥獣被害】猿もキョンも全部殺しちゃえばいいのに
「蛭にやられてないかー?」
出ました。蛭は危ないから気をつけろおじさんです。
山林に滞在すると必ず会います。この方は付近に住む人で定年して現在は趣味で狩猟をしているそうです。趣味といっても仕事のようなもの。毎日仕掛けている罠の見回りをしているようです。付近は獣による農作物の被害が多い。そのため狩猟者が必要です。ある意味この町のガーディアンといったところでしょうか。先週もイノシシが三頭、鹿が一頭、猿を一頭捕獲したそうです。鉄砲を使わずに罠のみで捕獲をするってすごいですよね。見習いたいです。
話によると今年は被害が多いようです。そのためかなりの数捕獲できるのだとか。狩猟者も減ってきているので尚更なのでしょう。
私も一応狩猟免許所持です。もうじき更新に行くことになりますが、今年または来年にはちょっと狩猟をかじりたいなーと思ってます。とりあえず銃は所持免許とか保管のこととか考えなければならないので罠から始めようかと思います。私の所有する山林の敷地内にもイノシシやシカ、キョンがよく出ます。農作物の被害を軽減でき、肉も食べられるっていうのは一石二鳥です。
これはキョンです。
畑の鳥獣ネットに引っかかり、死亡してしまったそうです。引っ掛かっているのはオスのキョンだとのこと。オスには角があり、それがネットとかに絡まってしまうのだとか。気づいたときには腐敗が始まり手が付けられない状態になってしまったのだとか。現在は内臓は落ち、乾燥化が始まっています。結構なにおいがしてます。
こんな感じで畑に乱入しては農作物を荒らしていくのだとか。
農家の人が言ってました。
「猿もきょんも全部殺しちゃえばいいのに」
農業をしている人からしてみれば天敵である獣。できれば消えてほしいと願うのも当然です。それで生計を立てている方もいらっしゃいます。ただでさえ天候に左右される仕事にもかかわらず、それを盗む獣も注意しなければなりません。四六時中見ているわけにもいかず、かといって電柵ネットも上手く切り抜けて畑に侵入してくるようなので、手に負えないんだとか。
農家の人にとっては死活問題。皆殺しにしてしまいたいのが本音なのでしょう。しかしそれで生態系が崩れることもあります。個体数を減らしていくのが一番なのでしょうが、ハンターの減少、そして動物愛護団体の苦情、法令関係などから簡単ではないようです。
しかしそもそもが猿(アカゲザル)もキョンも本来この地域に生息していない動物です。「外来種は根絶せよ」というのは多様性だダイバーシティだと言っている昨今では根底から考え方が違うわけですが、ほかに迷惑がかかっているのであれば潰すしかないのでしょう。
「こんなこと言ってたら保護団体から苦情きちゃうな。でも、保護したいなら獣に食べさせる餌を保護団体が作ればいいのにな」
近所の畑の人はメインの農作物を守るためにダミーの農作物を育てているみたいです。
このようにして被害を軽減させているのですね。これに関しては参考になります。
実際に獣の鳴き声は去年よりも多い感じがします。また車に轢かれている鳥獣も多く見ました。理由はわかりませんが、獣が里に下りてきているのは確かです。食糧がないから里に下りるのでしょう。それとも何か災害が起きる前触れのようなものなのでしょうか。
きょんは肉質は柔らかく、脂肪も少ない。ちょっと食べてみたいですね。