山林購入への道案内
この山林生活ブログにはGoogleアナリティクスを入れています。
閲覧者がどれくらいいるのか、またどのページをよく見るのかがなんとなくわかります。
また、最近フォームからメッセージが来るようになりました。連絡が来ると嬉しくなります。
連絡をくれるのは同志。つまり、山林を買いたい人、このような生活をしてみたい人です。
そのため、一番多いのが「山林は買いたいけれどなかなか...」というもの。
閲覧者数が多いページも山林購入に関して書かれているページです。
そのため今回は山林購入のことについてお話ししようと思います。
私、乗りと勢いで購入しました。安いものではないので慎重にならざるを得ないのはわかります。
しかし、山林なんて買ったこともないわけで、その後どうなるかもわかっていません。想像してもそれは机上の空論です。
私も山林であんなことやこんなことしたいって色々と妄想を繰り返していました。
が、それらはすべて妄想。その通りにはいきません。
ここを心して山林探しをしましょう。
それでは山林探しのお話し、はじめます。
まず山林の定義ですが、土地登記簿上の地目が山林ということです。
個人が所有する土地は法務局で登記されています。その土地がどのような形態なのかも書かれています。
家なのであれば「宅地」。田んぼなのであれば「田」。山林もこのような形で分けられております。
山林の定義は「耕作の方法によらないで竹木の生育する土地」で、つまり勝手に木々が生い茂っている土地ということです。
平地だとしても山林ってわけなんですね。山があって林があるのではなく、山もしくは林ってことなんでしょうか。
子供のころ、人の手が入っていないのが森、入っているのが林って習った気がするんですが、ここんとこどうなんでしょう。日本語ヨクワカラナイヨ。
このように山林の定義はされていますが、購入を考えている人は地目で判断するわけではありません。
木がなくてもよいと思っている人もいるでしょう。
例えば「原野」という地目の場合「耕作の方法によらないで雑草、かん木類の生育する土地」で、木が生えていないと山林になりません。
むしろ「原野」のほうが小屋を建てたりするのには適しているのでしょう。
つまり、山林探しは「山林または原野と呼ばれる土地探し」ということになります。
原野と聞くとどうしても「原野商法」のイメージがあります。
原野商法とは本来価値がないのにも関わらず、近々土地の値段が値上がりするという嘘の情報を流して買わせるといった詐欺です。
これらの購入者は投機目的で買っていたわけですが、当ブログを見てくれる方はそうではありません。
その山林・原野を投機目的ではなくただ単に使いたいと考えているわけです。
この原野商法。高度経済成長期に流行っていたそうですね。またバブル期にはリゾート開発などもありました。
これらが山林・原野として今売られているのです。私らはバブル期に高い金額で買った土地を出来るだけ安く購入しようとしているのです。
つまりは騙された人の土地をあわよくばあやかろうという冷酷非道でまさに地獄の鬼すら反吐吐く所業をやろうとしているのです。
「もう少し安くなりませんかね?」
それ言っちゃうの??騙された人にそれ言っちゃう??
さて、大きく分けると山林や原野は以下の形となっています。
■先祖代々から受け継がれている山林
■原野商法、リゾート開発の跡地
先祖代々の山林に関してはそこの家が所有するものです。
本来土地には固定資産税がかかりますが山林のような土地には課税が少ないです。
年間数千円、場合によっては非課税なんてこともあります。そのため手放すようなことはしません。
手放すとなると登記変更のための諸経費。登記変更にかかる司法書士手数料。場合によっては譲渡所得税とかの税金がかかります。
持っていてもお金はかからない。手放すのにはお金がかかる。だったらそのままでいいじゃないって考えになるのが普通です。
そのためこのような土地は市場に出回ることが少ないです。あるとすれば引っ越してしまい管理ができないという理由で手放すことがあるかもしれません。
しかしそれを見つけ出すというのは容易ではありません。また、どうしてもそのような土地は関東には無く、地方に限られます。
もう一つの原野商法、リゾート開発の跡地が恐らく私らが購入できるであろう土地となるでしょう。
先祖代々の山とは違い、新たに取得したものです。投機目的だったケースが多いので、その人らにとっては負の遺産です。
高くなるはずもなくできれば手放したいと思っている人も多いようです。そこに漬け込め....そこの気持ちを理解しつつ話し合えば購入もしやすいでしょう。
かくいう私の土地も元々はバブル期にリゾート開発会社が所有していた土地のようです。
バブル崩壊とともに開発会社も泡がはじけて消えたらしいです。とくに関東近県の山林はこの手のものが多いようです。
そのため多少整地されているようなところもあるみたいですね。
当初は木を伐り、整地してそこに小屋を...と考えていたのですが、木を伐るって楽じゃないんです。
伐るのはそこまでではありませんが伐根となると一苦労です。木々が生い茂っているのであればそれらをすべてやらなければなりません。
そして整地して...ってやっていると小屋が建つのが何年先なのかわからなくなってしまいます。
とくに山林は重機を入れることができないことがほとんどです。そのためすべて手作業で行わなければなりません。
全く手つかずにところよりはすぐにでも小屋が建てられるような更地があるところを選ぶべきでしょう。
このように関東近県で探すとなるとリゾート地や原野商法で騙されて放置されている土地を探す形となります。
探すとなると何から見ればよいかはまた次回。