【オフグリッドを目指す】山林生活における電気のおはなし
テレビもねぇ、ラジオもねぇ、車もそれほど走ってねぇ、信号ねぇ、あるわけねぇ、おらの土地には電気がねぇ。
と思っていたのですが「電気」ありました。
基本的に山林というのは人が住むための設備、ライフラインは整っていないもの。
整える場合、水道管や電線を現地まで引っ張ってこなければならずかなりの費用が必要になります。
そのため山林生活をしている人は水は井戸、ガスは薪、電気はソーラーパネルというのが一般的のようです。
水や火も生活をする上で重要ですが、電気があるとライフスタイルをかなり広げられます。
電気工具の使用、パソコンやスマホの充電、冷蔵庫の使用、夜の明かり...。電気があるのと無いでは大きく違います。
そのため私はソーラー発電を想定していました。
色々なサイトを見ていたところオフグリッドという言葉を知りました。
英語が苦手なので意味がわからなかったのですがグリッドとは網目のこと。フォトショップとかでグリッド線ってありましたが網目状の線って意味だったんですね。そのグリッドをオフにするからオフグリッドとなるんだとか。グリッドは電線のこと。電線を引かずに電気を何とかしようじゃないかって意味なんでしょう。
つまり自家発電です。
震災後自然エネルギー発電が注目されソーラーパネルなどを扱う会社も増えてきたのでしょう。ネットで探すといろんなサイトを見ることができます。幸いにも日の当たる土地です。ここはソーラー発電でオフグリッドといこうじゃないか。と思っていたのですが必要なくなりました。
不動産の契約の際にも電気が云々という話はしていたような気がしますが、近くに通っているだけで敷地には無いのだと思っていましたが通電していたようです。ただせっかく山林生活をしているのだからオフグリッド生活は少し憧れます。これまで電気代、水道代、ガス代とどこに引っ越しても契約をしていました。使う、使わないに関わらず月々の基本使用料は発生してしまいます。小さな負担ではありますが一生それに縛られているというのもなんか嫌です。
水も火も電気も自分で用意してこそ一人前。
そのためソーラー発電を検討しようと思います。
ソーラー発電に必要なものは発電をするソーラーパネル、そしてそれを蓄電する電池、その他どうやら必要な機材が何点かあるようです。私、電気関係に詳しくありません。バイクバッテリーを接続する際、毎回プラスからなのかマイナスからなのかネットで検索してしまいます。そんな感じなので一からソーラー発電を構築できそうにないです。ただ発電キットなるオールインワンパッケージのようなものもあるようですのでそれを利用すれば簡単に設置できそうです。
問題は発電量に関してです。
安い発電キットもあるようですが、発電量が少ないようです。できれば冷蔵庫も使いたいとなるとある程度発電できるものを選ばないといけませんがそうなると値段も高くなってしまいます。
一般家庭の一日の電気使用量は10Kwh。10Kwhの電気を作るためには3500w程度のソーラーパネルを用意しなければなりません。100wのソーラーパネルの値段は15,000円ほど。
そう考えるとパネルだけで50万円を超えてしまいます。
さすがに普通の生活レベルの電気は必要ありませんが、それの1割か2割程度は欲しいところ。そうなると700w程度のソーラーパネルでよいのかもしれません。
パネルだけで10万円程度になるのでしょうか。バッテリーやチャージコントローラー、配線などを含めると15~20万円程度になるでしょうか。もちろん良い蓄電池を買えばかなりの金額となってしまいます。
700wのソーラーパネルを運用すると一日2Kwhの電力を発電します。1Kwhの電力会社の金額は平均22円。一日44円で一カ月1320円ほど、一年で16,000円。
ソーラーパネルの値段を回収するだけでも回収するのに6年、それ以外の機材を含めると10年以上必要です。
太陽光パネルの寿命は長いようですが、それもほんとうかどうかわかりません。
もしかしたら10年程度で壊れる恐れもあるでしょう。パネルの寿命が長くても蓄電するための充電池は定期的に変えなければならないためその費用もかかります。
壊れればすべてが無駄になります。お金を回収する目的でソーラー発電をするのはリスクがありそうですね。
エコのためと言っても、そのパネルを作るのに電気を使っています。地球環境によいわけありません。エコではなくエゴですね。
井戸や小屋の改修工事、トイレや風呂などまだ行うべき作業があり、それにお金がかかりますので現時点では電力会社にお世話になろうと思います。
ただお金に余裕が出れば「エゴロジー」のためにオフグリッドを目指そうと思います。それはまた別のお話しということで。
あっ、普通に電気が使えるってことはエアコンも設置できるんですよねぇ...。
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