山林生活

水回りを整える。井戸掘り後の課題

水回りを整える。井戸掘り後の課題

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やっと井戸が掘れました。
山林を購入した時に一番しなければならないと思っていたことが終わったので何とか中間地点まで来たという感じです。
井戸が掘れるまでの間、水を確保するのは大変でした。

一応山林のそばに川が流れているもののそれは崖の下。獣道はあるものの私の脚力では上り下りできそうにありません。
そのため水はいつも外から持ってきました。

ホームセンターで購入した容器です。

これに水を入れて毎回山林にもって行っておりました。
どうしても作業をすると泥だらけになったりします。飲むためではなく手洗いなどに使うために水を持って行っていました。

千葉県は水が豊富です。井戸掘りの時に勉強したのですが千葉では「上総掘り」という井戸の掘り方の発祥の地らしいです。
江戸時代は掘削機などなく、人力で掘っていたそうですが、この上総掘りであれば500メートルとかを人力で掘れるようなんです。
深く掘れるから井戸だけではなく油田を掘るのにも使われていたのだとか。
まぁ人力といっても一人でできるわけもなく、また大きな装置が必要なため私の山林で利用することもできないため普通の井戸掘り業者に頼んだわけです。

話がずれましたがそんな上総掘りが盛んな千葉県。そこらへんに井戸があるんです。しかも自噴井戸というものが。
自噴井戸とはその名の通り水が湧き出てくる井戸です。水圧によって地表まで水が噴射するため水汲みが必要ない、無論モーターもいらないわけです。
私の山林もこの自噴井戸方式がよかったのですが、これは掘ってみなければわからないみたいですね。

そんな感じで外に出れば水が比較的楽に手に入るんです。

もちろん無料。そのため山林に行くときは自噴井戸に立ち寄り水を持って行っていました。

こんな感じで使っていたのですが、井戸が出てきたことでこの容器を使うことは無くなりそうですね。
水の問題は井戸掘りにより解消しましたがまだやるべきことがいくつかあります。

1.水質検査
2.モーターの目隠し
3.水路の確保
4.小屋までの配管工事
5.河川までのルート作成
6.風呂作成

今のところ以上の作業を予定しております。

1.水質検査

水質検査は飲み水の確保のためではなく絶対にすべきでしょう。
簡易版としっかりとした水質検査をする方法があるようですが、後者の場合は8万円くらいかかるそうです。
たしかに水の安全は確保したいところですが、ちょっと費用が高いです。
井戸を掘るのにモーターなどすべて含めて40万円ほど。それに水質検査や設備を整えると50万くらいかかってしまいます。
一人暮らしの水道料金は2000円ほど。一年で24000円。50万円をペイするためには21年かかるわけです。
あくまでも井戸に問題がなかった場合でのことです。もちろん20年の間ノーメンテナンスというわけにはいかないでしょう。
モーターが壊れるなんてことも充分考えられます。こんなことを考えると井戸って経済的ではないんですね。
でも水がなければ生活はできないんでとりあえずは簡易的な水質検査をしてみます。本格的なのはまた今度ということで。

2.モーターの目隠し

次に行う作業はモーターの目隠しです。
水質検査は水を検査機関に送ればよいだけですが目隠しは自身で何とかしなければなりません。
水をくみ上げるモーターだけあって完全防水ではあります。ただ結構盗まれることがあるようです。
リサイクルショップに持って行けば高く売れるらしくモーターを盗む人が多いようです。
私の山林は人が寄り付かないようなところです。そのため盗まれる心配はないのですが一番不安なのは鳥獣被害です。
人よりも獣のほうが多い場所なんで、その獣がモーターを壊す恐れもあります。電気を使っているため壊れると危険です。
そのためモーターを囲う必要があります。ネットで見たところ犬小屋などを加工している人もいるようですのでそんな感じで作っていこうかと思っています。
ここは建築工事ということで。

3.水路の確保

山林のため下水道が完備されているわけでもなく浄化水槽もありません。その辺に水を垂れ流せば水浸しになってしまいます。
うまい具合に水路を作って散乱しないようにしなければなりません。治水工事ってやつですかね。急務ではないので地道にこの作業は行おうと思います。

4.小屋までの配管工事

作業と電気の関係で井戸は小屋から少し離れた場所に作りました。小屋で水を使うためには近くまで配管を整備しなければなりません。
これに関しても急ぎでは無いためゆっくり考えて行おうかと思います。ここに関しては配管工事ですね。

5.河川までのルート作成

井戸とは関係ないのですが、すごく気にしています。私に隣接する河川。しかし崖の下なので容易にはいけません。
階段を作って道ができれば河川にも行けるようになるでしょう。もしかしたら魚がいて食べることができるかも?というより単純に興味があるから行けるようにしたいんです。
ここに関しては土木工事ですね。

6.風呂作成

最後に風呂です。水回りを完備しなければならない。ガスが無いため薪で炊く。露天風呂もいいけど虫が多いのでちゃんとしたつくりにしておきたい。
欲望を叶えようとすると自分の力で何とかできるものではなさそうですが、湯船でゆっくりできる風呂は山林生活をする上で魅力的なものです。
時間はかかりますが少しずつ進めていこうと思います。

ちなみにトイレは水洗ではありません。
このように様々な工事を行わなければなりませんがこれも山林の宿命です。楽しんで進めていこうと思います。

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