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広州ダンジョン。泊まるはずのホテルが消えていた

広州ダンジョン。泊まるはずのホテルが消えていた

[更新日]

上海から中国の新幹線で7時間ほど。およそ1000kmほどでしょうか。降り立った駅は広州南駅です。当方は別にこちらの駅で降りたかったわけではありません。目的地は香港でした。ただ香港に行くためにはこちらの駅に寄らなければだめなんだと思ったのです。どうやら乗っていた電車は香港行きでした。そのため乗り続けていれば香港に行けたわけです。乗り越し清算という方法も考えたのです。
恐らく乗り越したのであれば乗り越し区間の費用を別に払えばよいわけです。広州から香港はそこまでの距離ではありません。そのためたちっぱでも何ら問題なかったのです。しかし、ホテルの予約をしてしまっていたのです。

これまでブッキングドットコムというホテル予約サイトを使っていました。今回の旅の前からホテル予約はこちらのサイトを使っていました。全世界のホテルが探せるということで便利なんです。毎回新幹線に乗った際または乗る前にホテルの予約をしていたのです。そして今回も広州南駅からほど近いホテルを選択しました。

上海を出るのは14時過ぎですが広州につくのは21時過ぎです。現地がどのような状況なのかは不明ですが暗い中夜道をさまよいホテルを探すというのは大変な苦労です。ネットで予約さえしていれば直接ホテルに行って予約番号を見せればそれでチェックイン可能です。今回はできる限り駅に近いホテルを選びました。

広州南駅です。こちらも北京や上海駅同様にターミナル駅となっており、ここからいろいろな地域に行けるようになっております。そのため駅がかなり広いです。乗換駅として利用者も多いのでしょう。また広州市は地方都市でもかなり大きな部類に入り、近年どんどん開発されているのだとか。まちは工業都市らしく日系企業などの工場もこちらにあるようです。
工場地帯なのであれば特に用事はありません。明日朝さっそく香港に旅立ちたいと思います。

駅を降り改札を抜け、駅から出ます。
目的地の方向に進むもバリケードがされています。先を見ると工事車両があります。これが開発の一つなのでしょう。広州南駅前は開発中のようで現在は更地となり何かを建てようとしているようです。そのため通行止めの個所がかなりあります。駅を出てから30分くらいでしょうか。何度もバリケードにぶち当たりながらやっと出口を見つけました。まるでドラクエのダンジョンのような感じです。
新宿のことを新宿ダンジョンなどと揶揄することがありますが、案外新宿地下って単純なんです。行き止まりの個所は大江戸線のところくらいでどこでも地上に出れるわけです。しかし広州南駅は出口が一切ないのです。それを探すのに30分かかってしまうような場所です。

しかも出口付近に行くと中国人が声をかけてきます。まるでドラクエ3のピラミッドの地下のようなエンカウントで声をかけてきます。何を話しているのかは不明ですが手に持っている写真を見る限り、ホテルの呼び込みです。この辺りはホテルが不足しているようです。実際に今回予約したのもアパートメントホテルでした。一般的なホテルではなく賃貸アパートをホテル代わりに使えるようにしたやつです。それしかないためこのように駅前で呼び込みをしているのでしょう。しかし当方はそんなの不要です。すでに予約を取っており予約番号まであるわけです。ホテル側にメールをしたものの返事が無いため若干の不安がありますが、これまでもそんなことはありましたので大丈夫でしょう。歩いて5分程度の場所なのにすでに30分も迷っていますがあとは歩いていればつくだけです。

しかしその徒歩がだいぶ大変でした。

中国の地方都市。中国は日本と違って広いです。中国大陸を歩いて渡ったのは三蔵法師くらいなのでしょう。大体の方は車移動です。ここ広州市も車社会なのです。そのため歩行者の権利というのはありません。権利が無いため歩道というのがないのです。本来最短で行けるルートはバリケードで封鎖されていたため歩けない。そんなわけなので高速道路の側道のような場所をひたすら歩くわけです。さらには道を横断しなければなりません。三車線道路で結構なスピードで走っている車を華麗によけつつわたる必要があります。

時には地下道で渡れそうなときもあります。まだ開発途中で歩道の整備もされていないのでしょう。横断歩道すらみていません。それでも渡る人がいるため大きな交差点にはこのような地下道が用意されているのでしょう。

全然用意されていませんでした。ドラクエのお約束の様に行き止まりということも。

駅を降りて30分迷い、さらに30分ほど経過したでしょうか。道中同じように迷う中国人とともに高速道路のような場所を一緒に渡ったのは中国での良い思い出となりました。それだけ道を渡るというのが大変な場所なんです。
そんなこんなで地図を頼りにホテル前までつきました。

ホテル、ねーし!

ちょっと手前くらいからなんとなくそんなのが予想できていました。明らかに建物がない場所を地図が示しているのです。地図の見間違えではなく建物がなくなっています。ホテル予約サイトには登録されています。しかし利用者が昨年から一人もいません。潰れたと考えるのが妥当でしょう。でも予約しているためちゃんとあるのであればそこに泊まりたいです。そのためここはグーグル先生に頼むことにしました。これまでは予約サイトの地図を頼りにしていましたが、そうではなくグーグルで検索したところに行けばよいわけです。
案の定、Google地図では違う場所を表示しました。違う場所といってもそこまでは離れていません。そのためそちらに行ってみましょう。

残念ですが、そこも更地でした。

この辺りからもうどうすることもできず撮影もしておりません。予約サイトには直接ホテルに電話をすることができるようです。つたない英語でも意思を伝えたい。そんなわけで電話をしてみました。

全然英語が通じない。

そもそも表示されている電話番号が本来のホテルとは違うところにかかっています。ホテルかどうかを質問するも英語で返ってこず、YESかNOで質問するも英語で返ってこず、最終的には相手側から電話を切られてしまいました。このホテルは幻だったのだろうか。すでに駅に着いてから2時間半以上が経過しています。
もう、よそう。ということで別のホテルを予約しました。

別のホテルはすぐに見つかりました。最初からこっちにしておけばよかったと後悔しています。やっとゆっくり休めます。でも、まだ試練は続くようです...。

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Author:小鳥遊々
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