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味が違う!ヤンゴン国際空港でケンタッキーを食べてみる

味が違う!ヤンゴン国際空港でケンタッキーを食べてみる

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早朝6時です。
普段であればチェックアウトの時間ギリギリまでのんびり過ごすのですが今日は帰国予定日です。そして少し早く動きます。

これよりヤンゴン国際空港に移動しバンコクのスワンナプーム国際空港を経由して羽田に向かいます。
ヤンゴンからバンコクまで、そしてバンコクから羽田までをタイ航空だけで移動します。それの出発が11時です。11時なのであれば出発2時間前の9時についていれば十分間に合います、でもこれだけ早く起きた理由はヤンゴン市内の渋滞があるためです。

ヤンゴン市内と国際空港の距離はおよそ12kmほどです。車であれば30分程度あれば着くそうです。しかしミャンマー都市部の渋滞はかなりやばいらしく下手したら歩いたほうが早いんじゃないかというレベルなんだそうです。普段30分で行ける道のりが2時間ほどかかることも。通勤ラッシュに被るとやばいんだとか。
そんなわけで6時過ぎに朝ごはんも食べずにチェックアウト。ホテル前でGRABを利用してドライバーを捕まえました。まぁまだ朝も早いので30分かそれよりちょっと遅い時間に着くんでしょう。7時30分くらいで考えています。チェックインまで1時間30分ほど余裕があるのでゆっくり朝食でも食べようと思います。そして出国手続き後も免税品を見たりする時間も用意できます。

朝6時なのに街はにぎやかです。これがお祭りパワーってやつなのでしょう。

今回の旅でGRABはかなり重宝しました。ベトナムでもカンボジアでもこれがあったから移動範囲も広くなったと思います。ボッタくられる心配がないのは安心ですね。一度シェムリアップの運転手に別途2ドル請求されましたが、それくらいで済んでいます。

金銭面の不安はありませんでしたが、運転技術の差が激しいです。運転の荒い人もいれば丁寧な人もいます。前の車が遅いためクラクションを鳴らされている運転手もいました。運転中ずっとスマホを操作して車にぶつかりそうになったこともありました。車やバイクの事故は時には命にかかわることもあります。荒い運転手には当たりたくないものです。

それがまさかの最終日に結構ヘビーな運転手に当たりました。

ヤンゴン国際空港まで行く主要道路は片道三車線なんです。でもこの運転手だけは片道四車線なんです。追い越し車線の更に外、つまり反対側の車線を使って車を追い越していきます。走っている車が低速なので逆車線から抜いたのであれば仕方ないです。でもそんなことはなく周りの車は60kmほどの速度で渋滞なども起きておらずスムーズに走っているのです。その中を結構早い速度で走るんです。空港までの12kmの間、二度ほどぶつかりそうになり急ブレーキを踏んでいました。運転手はしっかりとシートベルトをしているのですが、後部座席にはシートベルトがありません。そのためずっとひやひやしていました。

ヤンゴン国際空港に着いたのはホテルを出発してから15分ほどです。生きててよかったと安堵。そして早く着いたことに感謝し1000チャットを手渡します。

まだ7時前で出発の11時まで4時間以上あります。
電光掲示板を見ていると、タイ航空のバンコク行きの一つ前の便があるそうです。これよりチェックイン開始なんだそう。
ヤンゴン国際空港とスワンナプーム国際空港。どちらも国一番の空港なのでしょう。しかし同じ国際空港でも規模が全く違うんです。ヤンゴン国際空港は新しくなったようですがスワンナプーム国際空港に比べると小さいです。長時間過ごすのであればバンコクで過ごした方がよいのではないか?とくにスワンナプーム国際空港は過去に何度か使っているため店の位置なども把握しています。
今一本前のチェックインがはじまってます。それであればこれに乗っけてもらうことはできないだろうか。そんなわけでカウンターに行きました。

これまで英語はほぼ話しておりません。
ホテルでは「check in please.This is my book.」「check out.mini bar no use.」この二つだけです。店では「this one.」「beer one.」「one more beer.」これだけです。これでアジアを渡り歩いてきました。なんてことはありません。これでどうにかなるんです。では飛行機を一本早く変えてもらうためにはどう話せばいいのか。

「this is my book(Eチケットを見せる)」「Can I change this flight?」

がんばった。がんばってこれです。あっていたのかはわかりませんが、これで通じました。空きがあるかどうかを確認してくれました。でも空きがなかったようです。「full」と言っていたので空席なしなのでしょう。つまりこれより二時間ほどこかで時間をつぶさなければならないのです。

行った先はケンタッキー・フライド・チキンです。
ミャンマーにはスタバがありませんでした。まだ外資系の企業が参入するのが難しい地域です。でもケンタッキーは受け入れてくれているようです。マクドナルドはダメだがケンタッキーはOKだったようです。これも取り扱っているのが鶏肉だからなのでしょう。唯一受け入れてもらえたケンタッキー。旅行者だけでなく現地の人にも人気のようです。せっかくの最後がファストフード店なのもどうかと思いますが、日本のそれとはちょっと様子が違うようです。

チキンの種類がいくつかありましたがオリジナルチキンがあったのでそちらを注文しました。
手前に移っているKFCと書かれた袋紙。形はハンバーガーのような形状です。

でもこちらご飯なんです。ご飯付きってやつがあります。
以前からケンタッキーにはライスが適していると思っていました。ケンタッキーはパンではなく米かビールなんです。最近ではビールを販売しているケンタッキーが日本でも見受けられますが今後はご飯にも力を入れてほしいですね。
ケンタッキーはサクサクした衣です。味付けは日本の方が好きですね。どうやらミャンマーのケンタッキーはブロイラーではなく地鶏なんだそうです。地鶏とブロイラーの味の違いは正直わかりません。むしろ柔らかくてジューシーなブロイラーのほうがおいしいとも思っています。

しかし、ご飯を食べる箸やスプーンがついてないんです。
どこかに置いてある雰囲気はありません。おそらく店員が渡すべきもののはず。それなのに無いんです。それとも手で食べる人のことを考えて「スプーンください」と言わなきゃダメなのでしょうか。

手づかみで食べてみろよ日本人が。

海外ではこういう仕打ちを受けます。島国の人間だからというだけで差別され、スプーンすら渡されないのです。これまでも同じような仕打ちをされてきました。カンボジアとタイの国境ではチャーハンにスプーンがついてませんでしたそのため箸休めのキュウリを箸に見立ててで食べなきゃならなかったのです。今回はキュウリのような長物がないんです。手元にあるのはフライドチキンの骨だけです。骨は油でべちょべちょなんです。
悩みました。悩みましたがここはミャンマーです。あと少しでインドです。

手で食べます。気持ちはインドへ!

フライドチキンだって手で食べるんです。おにぎりだって手づかみです。手で食べるのはインド人の専売特許じゃない!なんだかんだで日本人も手で飯食ってます。

案外手でも食べられることが分かりました。日本のお米みたいにべちゃべちゃしないんで食べやすいです。無論、こんな食べ方をしていたのは日本人の私だけでしたが。スプーンが欲しいと英語で言えば済む話なんだと思います。でもインドにほど近いミャンマーです。そんなことを要求すると「手で食べるなんて野蛮なことをしたくないからスプーンください」って言ってるように思われるような気がして言いづらいんです。

「私はご飯をスプーンで食べたいのでください。決して手で食べる人を差別的に見ているわけではありません。」

こんな英語かミャンマー語、言えますぅ??
社会問題になりそうな感じです。そのためグッと堪えました。
今回の旅でわかったことはスプーンか箸か何かを持ってきたほうがよいということです。どのような過酷な料理でも使えそうなスガキヤの先割れスプーンが最適ですね。

飛行機が飛ぶのはまだまだ時間があります。ケンタッキーには電源サイトもあるので手がベタベタ、テカテカですがそれを利用しながらそれまでボーっと過ごしました。空港について二時間半ほど。やっとチェックインが出来る時間になりました。

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