山林生活

【ウ号作戦】令和のインパール作戦は失敗。総員、帰還せよ。

【ウ号作戦】令和のインパール作戦は失敗。総員、帰還せよ。

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今回宿泊しているホテルは日系ホテルです。そのため露天風呂があります。夜だけでなく朝ぶろも入れるようです。夜は24時までお風呂に入れたのでついてそのままお風呂に行きました。朝風呂は眠いので行きませんでした。
長時間のバス移動で疲れてました。そして急遽予定変更された日程。そのため今後のスケジュールなど細かく煮詰めなければならず昨日はあまり寝れていません。

朝風呂には入れませんでしたが食事は取りました。丸一日まともな食事を取っていませんでした。日本食の朝ごはんです。

まさかミャンマーで納豆食べるとは思いませんでした。以前テレビで見たことがあるのですが納豆文化は日本だけではないそうです。ここ東南アジアでも納豆に似た食材があるんだとか。とくに内陸は塩が手に入らず、味の決め手は発酵食品だったそうです。味噌は塩が必要ですが納豆は塩が必要ない。それでうま味が追加できるわけです。ヤンゴンは海沿いですがこれより内陸に入っていきます。こちらの納豆にも出会ってみたいですね。

目玉焼きも付けられるってのも素晴らしいです。しかもサニーサイドアップ。黄身が半熟です。これまで売っている卵を見てきました。すでに穴が開いているやつとか売っていました。そのような衛生環境の中で半熟卵を食べるというのはハイリスクですがガチガチの黄身とか目玉焼きとしての価値を下げるだけです。この半熟こそ目玉焼きの神髄です。

ホテルの近くには寺院があります。こちらも後で見に行きましょう。
今日は22時にバスターミナルよりマンダレーに出発します。到着は明日の早朝です。22時まで時間をつぶさなければなりません。ホテルに聞いたところレイトチェックアウトもできるということなので昨日頼んでおきました。寺院を見て適当な時間までホテルで待機していれば出発時間まで時間をつぶせます。とりあえず画像を整理したり今後の方針を見直します。あとは今晩のバスのことについて調べなければなりません。

バス会社から二通目のメールが届きました。内容は「予約はキャンセルされました」というもの。

予約はキャンセルされました。支払われた費用は五日以内に返金します。

つまりこのバスに乗れないということです。こういうことは結構あるようなんです。ダブルブッキングなどが日常的にあり直前で乗れないと言われることもあります。実際に今日乗るバスに乗れないというわけです。つまり別のバス会社を利用するしかありません。
新たに探すのは困難。とくに時間的な余裕がありません。そのためホテルのフロントに聞きました。どうやらミャンマーではホテルがチケット取得代行も行っているようです。そのため頼めば予約を取れるとのこと。このようなことがあるため今回日系ホテルを選んだのです。チケットがほしい旨を伝えればよいだけです。

ホテルフロント「本日のチケットは完売となっております。」

チケットが無いそうです。そもそもネット予約のチケットがキャンセルされているんです。そのためホテルも取れないのでしょう。まぁしょうがないです。今日はもう一泊して明日旅立てばよいのでしょう。ということで明日のバスの予約をしたいと思います。

ホテルフロント「明日のチケットは完売となっております。」

まじかー。明日も空いてないんですね。運が悪いのかなんというか。
明日がないとなるともう明後日にするしかないです。こればかりは仕方がないです。

ホテルフロント「明後日のチケットは完売となっております。」

三日後であれば予約が取れるとのこと。このようにチケットが取れない理由はちょうどこの日がミャンマーの祝日だったからのようです。タザウンモンの満月の日というお休みが月曜日にあり、月曜日が祝日の場合はその前の土日も休みになるようです。つまりミャンマーは明日より三日間の連休のようです。この連休の時はバスが混雑するようです。日本のゴールデンウイークみたいなもので地方に帰ったり、反対に都心に遊びに来たりするようでバスは予約が取れないとのこと。普段であればキャンセル待ちをしていればどうにか乗れるようですが、バスターミナルに行っても乗れないだろうということです。

では12日まで待ちその日のバスに乗ったとしてマンダレーに到着するのが13日の朝。翌日14日のバスで国境まで行き15日にインパール着。17日まで観光。この時点で詰んでます。
12日まで待たなければバスに乗れないのは決まっています。そして16日には日本にいなければなりません。最悪17日の午前中に東京にいればよいわけです。マンダレー着13日は確定事項。ここから短縮するのであればマンダレー宿泊をなくして同日国境移動。つまりバスを乗り継ぎ18時間ほどかけて国境に移動する形です。これであれば14日の日中にはインパールに入れます。インパールから日本に帰るためには直行便がありません。日本への直行便はデリーからしかありません。もしくはムンバイやコルカタから第三国を経由して日本に戻るしかないようです。インパールからデリー行は一日1便だけ。夕方に出発です。15日の夕方にデリーへ出発。そうすれば16日中に成田に到着できそうです。でもそもそもインパール発のデリー行に乗れるかどうかは不明。それに乗れない場合はインパール→コルカタ→バンコク→羽田という乗り継ぎをしなければなりません。スムーズに乗れても15時間以上のフライトのようです。17日の午前中にギリギリ間に合うというところ。どうすべきか悩むところです。

今回、天竺に行く目的で旅立ちました。天竺に行くのが目的ではありますが、それはあくまでも行先の話です。重要なのはその過程なのではないでしょうか。飛行機で10時間ほどかければインドに行けます。費用も安く時間もかかりません。今回は陸路で天竺に向かうのが趣旨なんです。飛行機ではダメなんです。そうです。この行くまでの過程が重要であり、行先など別に関係ないのです。行先がインドだろうが大久保のインド料理屋だろうが関係のないことです。重要なのはそこに行くのではなく気持ちの問題。心の中にある天竺を目指せていればそれで十分なんだと思います。

つまりすでに目的を達成したと考えて良いのではないでしょうか。

まぁインパール作戦は失敗です。そもそもベトナム最前線の時で諦めるべきだったのです。無計画な鉄道移動、狭い車内に詰められてクメール突破。無補給で挑んだタイとビルマの国境越え。進めば何とかなるという精神論だけの無謀な作戦だったようです。気が付けば猪八戒はいなくなり沙悟浄は首から上がなくなりました。悟空も右腕損壊。数々の仲間を失いました。そのような過酷な旅を強いられたわけです。

そんなわけで今回の旅はこれで終了となります。わざわざインドのビザ取ったのにそれらが無駄となってしまいました。まさかのインド入国ならずです。でもこれでいいのです。目的を達成してしまうとそれで終わりとなってしまいます。目的があるからこそ人は歩んでいくわけです。またインドを目指せばよい。次はマンダレーあたりから開始すればよいわけです。
これだったら急ぎ足で進めずにカンボジアあたりでじっくり観光して帰ってくればよかったと少しだけ後悔しているところもありますが、それもこれも成り行き任せの旅だから仕方のないこと。これはこれでよかったと思います。インドビザはまだ有効期間があります。それを過ぎてもまた取得すればよいだけです。ということで帰りのチケットを取得したいと思います。

昨日までの予定ではインパールからデリーに移動しそこから成田行きの飛行機で帰る予定でした。インドに行かなくなったため出発地はヤンゴンからとなります。ヤンゴン→成田の直行便はあるそうですが羽田便はない模様。羽田に行くためには第三国を経由していく形です。成田でもよいのですが羽田の方が日本に帰ってからが動きやすいです。そのため第三国経由の飛行機で帰りたいと思います。飛行機はタイ航空です。これまでバンコクに行った際にお世話になっております。タイ航空のウェブサイトよりチケットを購入したいと思います。

指示通り日程や個人情報を入力します。そしてクレジット決済をします。カード情報を入力するのですが、エラーの表示となってしまいました。何度か試していますがエラー表示で決済ができません。
この件をネットで調べてみると、日本以外から出発する航空券の購入は日本のクレジットカードで決済できないことがあるとのこと。つまり買うことができないようです。ANAもヤンゴン発のがありますが値段が倍近い金額になってしまいます。LCCは避けるとしてもできれば安い金額で帰りたい。そんなわけでタイ航空を選択したのですがクレジットカードが使えないという結果になってしまいました。ただペイパルであれば決済が可能とのこと。

持っててよかったペイパルアカウント。

仕事で使ってたのでアカウントを持っていたのが今回役立ちました。

これで日本に帰る日が決まりました。残り二日間です。あとはダラダラ過ごすだけです。今回の旅最後の海外。日本兵と同じでインドに到達できませんでした。
中国から陸路でミャンマーまでいろんな国を巡りましたが、タイ以外は過去に日本が占領していたところなんですよね。そもそも私はこれまで海外に行っておりますが、そのほとんどが「元日本」でした。ラオスもそうですしミャンマーもインドネシアも占領した場所でした。東南アジアのほとんどが戦時中は日本が占領していたわけですからね。日本の南方作戦は欧米諸国からの解放という大義名分があったのかもしれませんが、住んでいる人からすればどっちが占領したとしても大して変わらないと思ったことでしょう。比較的親日の人が多いとも聞きますが、実際のところはわかりません。まぁ馴れ馴れしく「コンニチワ」とか言ってくる外国人はほぼ騙そうとしている人です。これまでそういう輩に「ジャパニーズ?」と質問されたときはめんどくさいんで毎回「チャイニーズ」と答えてました。でもそう答えると流暢な中国語で何か話してくるんですよね。何言ってるかわからないのでそういう時は苦笑いして終わらせるだけです。ミャンマーは現在日本語教育に力を入れているようです。そんなわけで怪しい日本語話すおじさんが街中にいるようです。せっかくなんで観光がてら見に行こうと思います。

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