【カンボジア】プノンペンから寝台バスでシェムリアップへ【陸路移動】
バスの時間までまだまだあります。
食事をして外に出たら雲行きが怪しくなってきました。公園的なところでのんびりしようと思っていたのですがスコールとなるとびしょびしょになってしまいます。雨具もないので降られたらそこでサヨウナラ。It's all overです。
ということで毎度ですがスタバに移動です。
日本にいるときはスタバなんてほとんど行っていませんが、今回の旅でかなりの頻度です。本日二回目のスタバですからね。喫茶店は探せばほかにもいっぱいあるんです。こぎれいなところもあります。でもスタバになっちゃうんです。何も考えずに頼める、電源が確保できる。Wi-Fiも使える。飲みなれた味なので不安もないんです。
日本のスタバとちょっと違うのは「注文するときに名前を聞かれる」、「カンボジアでは砂糖入りと砂糖なしを選ばなきゃならない」くらいでしょうか。名前は中国にいるときから聞かれてました。そして注文品が出来上がると名前で呼ばれるシステムとなっています。番号の方が効率よいと思いますが、この名前システムは効率とかそういうのじゃないのでしょう。陽キャにしかわからない温かみがあるんだと思います。
スタバに入ってから一時間ほどしたら案の定雨が降ってきました。
今にも泣きだしそうな空だな。こういう日は左手の古傷が痛むなぁ...。
と中二っぽさを出してたら雨降ってきました。ちなみに古傷はありますがとくに痛みはありませんでした。ただ単に雲行きが怪しいから店に入った結果、雨が降り出しただけです。
雨が降りだしたためスタバも混雑しています。運よく客が退席し電源サイトのある席に座ることができました。
カンボジアのスタバは日本のコンセントがささりませんでした。全世界対応のヤツを持っているのでそれを使用します。プラスチックで軽いのでこれは重宝しています。
今回の旅で新調しようかとも考えました。ネットで見ていると変換プラグにUSBのヤツがさせるのもあるようです。
電圧は変換できませんがUSBポートが3つ、TypeCが一つ、そしてコンセントがあります。今回電化製品で持ってきたのがスマホ2台とポケットWi-Fi、surfaceGOとポータブルバッテリーです。そのためこれ一台で全てを充電できるわけです。これ単体は少し重いようですが他の荷物を減らせそうなのでよさそうですね。
プノンペンでは王宮やワットプノンとか回るべきところがありますがもう行かずにスタバで籠城します。バスの出発時間は23時過ぎ。スタバは22時まで。今いるスタバからバス停まで距離があるので少し早めに出ることになります。とはいってもまだ19時。これまでスタバに三時間も滞在しています。コーヒー一杯で長居するクソ客です。ベトナムだとWi-Fiサービスが一時間でしたがカンボジアではエンドレスで使用できています。入店当初は混雑していましたが、スコールが止んでからは人もだいぶ引きました。
バス停まではトゥクトゥクで移動します。バス停近くにスタバ的な何かがあるとよいのですが夜も遅いのでお店が無いんです。カンボジアの夜は危険だという話です。21時以降は出歩きたくないですが夜バスの時間がそれしかなかったためそこを選びました。
シェムリアップにつくのは朝の5時ころです。ちなみにアンコールワットは早朝から入場ができるとのこと。予定ではシェムリアップ到着後そのままチケットセンターに行きチケットを購入。早朝から観光を始めたいと思います。同日中に観光を済ませ翌朝にはシャムリアップを旅立ちバンコクに向かいたいともいます。
そんなこんなで21時過ぎまでスタバで時間をつぶしました。バスターミナルの近くにはお店がなさそうなのでスタバ近くにあるスーパーに立ち寄ります。長時間移動のため非常食と水を購入。それと虫よけを買いました。
中国の初日に蚊に刺されましたが以後は刺されていません。でもこれより蚊の多い地域に。これまでも多い地域だったのでもっと早く買っておくべきものでした。虫よけスプレーではなくクリームです。科学的なものを使っているんじゃなくてアロマオイルの虫よけ効果を使ったものなのでしょう。レモングラスは昆虫忌避剤としての効能があります。こちらは塗ったら10時間の効果が期待できるんだとか。効能がどの程度あるか不明ですが無いよりはましなんでしょう。どこかで見たことがあるリトルナースの絵が描いてあるし。
トゥクトゥクに乗りバス停へ。これより2時間近く時間をつぶさなければなりません。パズルゲームをして時間をつぶします。こういう電源の無いところでゲームを楽しめるのもポータブルバッテリーを持ってきたおかげです。スマホの電池は一日外にいればなくなります。特に電波が不安定なところで色々調べたりすれば一日持ちません。ホテル泊であれば問題ないでしょう。しかしこのように夜行便などを使用する場合電源がないこともあるわけです。そのため大きめのポータブルバッテリーはあった方がよいですね。
23時過ぎにシェムリアップ行きの夜行バスが到着しました。
席は満席のようです。深夜便です。
皆様今日の昼にホテルをチェックアウト、そして観光をしてそのままバスに乗るのでしょう。カンボジアは湿度も気温も高く、日中は汗ばむ陽気。そんな環境にずっといたわけですから皆さま汗臭いのでしょう。私もあっちこっち回ったのでだいぶ汗かきました。
今日見たなかでは虐殺博物館が衝撃的でした。
元学校のまま教室にレンガを積んで個室が作られていました。独房です。広さは畳一枚もないサイズでした。
そこにずっと押し込められていたわけですのでつらかったでしょう。
撮影禁止のためお見せすることができません。これについては現地に行ってみた方が怖さというのがわかるでしょう。あんな狭いところにずっといるのはしんどいはずです。
ていうかバス狭すぎ!虐殺博物館の独房より狭い!
ほぼほぼ奴隷船じゃないでしょうか。
日本の夜行バスとか乗ったことないんですが、こんな感じなんでしょうか。
狭いだけであればよいんです。狭いうえに隣との距離感がめちゃくちゃ近いんです。
めちゃくちゃ近いっていうより仕切りとかないんで同じベッドに寝るような状態です。隣に来たのはイギリスから旅行に来ている男性。見た目は20代半ばといったところでしょうか。ベッドの廊下側はカーテンをしめられますが、隣のイギリス人との間にはカーテンなどの仕切りはありません。ただの一つのベッドです。
狭いベッドに男二人。何も起きないわけがなく...。
さすがにこれはちょっとしんどかったです。
隣にきれいな女性でも乗ってくれば恋も生まれるのでしょう。
シェムリアップまで6時間ちょっと。寝て起きればいいだけと思ったのですが全然寝れないんです。
そして電源があるって話でしたがイギリス人男性側にしかありませんでした。Wi-Fiは結構使えましたが。
あと予約した席がわるかったです。
トイレの目の前なんです。異臭などはないですがおしっこしている音がもろに聞こえるんです。そしてドアの立て付けが悪いため開いたり閉まったりするためバタバタとうるさい。そのようななかでも多少は寝ました。でも寝ては起きての繰り返しで寝不足状態でした。
日が明けると皆が起き始めます。見ての通り狭い車内です。
隣席というより同じ席ですからね。寝台バスってこんなもんなんでしょうかね。恐らく日本ではこの形のバスは法令に引っかかるのでないのでしょう。そういった意味では海外で貴重な体験ができたのではないでしょうか。
シェムリアップはアンコールワットがある観光スポットです。カンボジアの田舎ですが空港も整備されています。当然プノンペンからも飛行機で行ける距離です。距離は300kmほど。つまり名古屋まで夜行バスで行く感じでしょうかね。東京から名古屋までバスで行くって考えると近いですが乗車時間は6時間以上です。
普通に旅行するのであれば飛行機で行った方がよいのでしょう。バス移動は貧乏旅行をするか、陸路移動縛りプレイをしている人だけなんだと思います。
朝6時、シェムリアップのバスターミナルに到着。これよりアンコールワットを目指したいと思います。