【大量虐殺センター】キリングフィールドと呼ばれる場所
これから行くところはチェンエク大量虐殺センターというところで通称キリングフィールドという場所です。先の記事で紹介したのは虐殺博物館というところでそこは収容施設のような場所。ここで収容された人はキリングフィールドで処刑される形になっていたそうです。プノンペン市街から7kmほど距離があります。歩いていける距離ではないのでここでもGrabを活用しようと思います。
ベトナムではバイクタクシー、カンボジアではトゥクトゥクを利用していますが、常夏のカンボジア。トゥクトゥクはバイクと違ってコケる心配がないので安心です。速度もそこまで出ることなく車と似たような感じです。ただエアコンがありません。
カンボジアは湿度が高くホーチミンよりも過ごしづらい環境です。7kmも走るのであれば冷房の効いたタクシーを使おうと思います。キリングフィールドまでのタクシー代は7ドルほど。トゥクトゥクだと5ドルで行けるみたいです。
Grabは運転手がGrab社と契約を結んでいるのでしょう。個人事業主と変わりありません。そのため個々の能力に差が大幅にあります。ひどい運転手に当たらないように評価というものがあるのでしょう。ちなみに今回キリングフィールドに行った運転手はハズレの人でした。運転技術は問題ありませんでした。しかし道を間違え、最終的には目的地にたどり着けず途中で降ろされてしまいました。どうやらキリングフィールドの周りは道路工事をしているようです。年々増えてくる観光客のために道を整備し更なる集客を望もうとしているのでしょう。しかし日本の道路工事の様に案内はなく、突然行き止まりになっているということも。そのため袋小路に迷い込んでしまいました。車では通れないが徒歩で行けば近いのでここで降りて欲しいという顔をしていたのでそれに従いました。普段であれば降車後にチップをカード決済で払うのですが、今回ばかりは払っておりません。
こちらがキリングフィールドと呼ばれるところです。
入館料と別途費用を支払えば日本語ガイダンス付きの端末を貸してくれます。先の虐殺博物館でも同じシステムとなっております。ガイダンスはしっかりと説明してくれるので絶対に借りるべきでしょう。それが無いとただの緑の生い茂った原っぱにしかみえません。
ここは撮影禁止場所は資料館だけで他は撮影可能となっています。
キリングフィールド、直訳すれば殺しの地になるのでしょうか。ここで大量虐殺があったそうです。ここ以外にもカンボジアにはかなりの数の処刑場があったそうです。そして累計200万人が処刑されたそうです。処刑方法は銃弾が貴重だったため撲殺や刃物を使ったりしていたそうです。
またこちらの木の皮が鋭利なため、これで首を切られて処刑された人もいたそうです。しかも殺しているのを周りの地域住民にわからないように昼夜音楽を大音量で流していたそうです。
ただの公園のようなところなのでガイダンスが無ければ10分程度で回れる広さです。ガイダンスを聴くと一時間以上かかります。
処刑されたのは政治犯や知識人だけではありませんでした。一人を殺害するとそれにより復讐される恐れがあります。それを嫌うため一族全員根絶やしにしていたんだとか。そのため子供もここで殺されたそうです。子供の足を持ちバッドの様にして子供の頭をこの木にぶつけていたんだとか。発見当時は脳みそや肉片が木に付着していたそうです。
40年前の出来事なのでいまだに骨は出土し、毎年集められているそうです。とくに雨季の時期は土が流されて見学に来た人でも地面に落ちている骨を見かけることもあるんだとか。
そして最後に来るのが供養塔です。中には骸骨が供えられています。中の撮影もOKということで撮影しました。
当時埋められていた場所であり亡骸が供えられているだけです。その当時の施設は解放後地域住民の人が壊し、建材は持ってかれてしまったため何も残っていなかったそうです。そこにあったのは腐臭が立ち込める中まだ肉片がついた骨と血がしみ込んだ衣類だけだったようです。
虐殺博物館に比べるとまだこっちの方が負担は少なくて済みました。でも辛いものがありますね。この気分で旅を続けるのは正直しんどいです。恐らくまだまだこの手の施設や話を目にしなければならないのでしょう。
カンボジアに行くのであればここは行った方がよいでしょう。観光で行って悲惨な話を聞くというのは辛いものがありますが、ここに来なければわからないものもあります。虐殺博物館とキリングフィールド。ほかにも王級とか見どころはありますが、この二つ行っておけばミッションコンプリートなんじゃないでしょうかね。
もう充分です。お腹いっぱい。
帰りも配車アプリを使ってプノンペン市街へ。そういえばベトナムから入国して両替をしていなかったので市内にある両替所に行って全額ドルに換えます。今のところ手持ちの現金は香港で両替した50ドル紙幣しか使っていません。
両替後近くに市場があったのでそちらも見て回りました。オルセーマーケットというところで地元の人が多くいます。
恐らくここに来れば何でもそろうのでしょう。食材から電化製品まで何でもそろっています。しかし中は混雑しておりそれで規模が大きいです。
ホーチミンでも見ましたが市場は大体こんな感じですね。若干プノンペンの方がハエが多いってところでしょうかね。あと衛生面で不安があります。
これより深夜バスに乗りシェリムアップに移動します。深夜便なので道中休憩が無いそうです。一応トイレ付のようですがバスのトイレなんて使い勝手が悪そうな気がします。ふつうに用を足すくらいであればよいのですが、腹下してトイレに籠りっきりとなるのがは避けたいです。そんなわけなんで屋台やローカルフード店で食事をするのは避けたいです。
そんなわけで選んだのは丸亀製麺です。わざわざプノンペンまで来て食べるのは和食の丸亀製麺を選んじゃうんです。安心が買えるならばそれでよいんです。とくにカンボジア料理を食べたいとは思いません。どうせカンボジア料理ってベトナム料理やタイ料理っぽいやつなんでしょ?それだったら今ここで食べなくても日本に帰ってから新大久保で食べたいと思います。
日差しも強く気温も高い。そして湿度もあるため蒸し暑い。そんなわけなんでやっぱり冷たいヤツを食べたいと思ったのですが、どうやら冷たいうどんというのが無いんです。衛生面の問題などから出さなかったのでしょうか。それとも人気が無いんでしょうかね。
そしてネギやショウガは日本の丸亀製麺と同じようにかけ放題なんですが、唐辛子もかけ放題のようです。今日バスじゃなきゃ唐辛子を使ってみたかったのですが、普段通りネギだけにしました。
本日は牛ぶっかけうどんとチキンカツ、そしてスパムおにぎりです。うどんを大にしたためちょっと量が多くなってしまいました。うどんの味は日本と特に変わらずおいしいです。ただネギの様子が若干違います。青ネギですが味が違いました。
そしてスパム握りですが賞味期限が切れていました。時間がAMなのかPMなのかわかりませんが書いてないということは24時間表記と考えて良いのでしょう。そもそも「must use by」というのを賞味期限とみるべきかは難しいものですね。「一番良いのは11:27」ということなので問題ないのでしょう。問題ないのわかってますが、このように期限を決められると不安になってしまいます。ここで腹壊すわけにはいかないため手を付けませんでした。
英語がわからないとこういうところで損するんでしょうね。
他にもプノンペンは見るところがありますがもうお腹いっぱいになってしまいました。あとはバスの時間までゆっくりしたいと思います。