天竺の旅、これにて終了。日本へ帰国。
搭乗時間の二時間前にチェックインができます。それにもかかわらずそのさらに二時間以上前に空港についていました。無論一番乗りでチェックインします。ケンタッキーで時間を潰した後、チェックインカウンターが開く前に並んでいました。羽田を出発の時はオープン前に荷物が並んでいましたがミャンマーではまだそのような状態ではないようです。タイ航空と中国の航空会社ではやっぱ違うようですね。
ヤンゴン国際空港は最近リニューアルしたそうで綺麗です。まだ一部改装中の状態です。今後さらにお店も増えるのでしょう。ミャンマーはどんどん発展していっているようなので昔の東南アジアの雰囲気を味わいたいのであれば早めに行っておくべきですね。きれいだと言っても出国前のトイレには紙がありませんでした。今回の旅で携帯用おしり拭きは持ってきておりましたが、東南アジアはトイレットペーパーを持った来た方がよさそうです。持ってこないのであれば左手を紙として使用する勇気を持ってきてください。
イミグレーションを通り過ぎて出国します。今回の旅で中国の出国で手間取っただけで後は特に問題なく出入国出来ました。今回の旅に行く前にパスポートを申請しました。申請したパスポートは10年です。これより10年間このパスポートで過ごさなければなりません。つまり毎回海外に行くときに今回の旅の記録を検査官に見られるわけです。今のところ厄介なのは香港なのでしょう。中国→香港→マカオ。三国を巡ったわけですが、香港に3時間も滞在していないんです。怪しさ満点なんです。それをこれからずっと検査官に問い詰められるのでしょう。「香港は何しに行ったのか?」と。正直なところ何しに行ったのかわかりません。
ワンタンメン食べに行きましたで通じるのでしょうか。今回の旅の後悔は「パスポートは5年で取ればよかった」ということです。たまにしか旅行に行かないのであれば10年でよいのでしょうが、年に1回行くならば5年のパスポートがよさそうです。
さて、ミャンマーを出国しました。出国をすれば免税品などが売っている場所になります。
チェックインは出来ましたがこれよりさらに二時間ここで時間を潰さなければなりません。
こちらはミャンマーのお土産品として一番有名な「タナカ」というものです。ミャンマー人は男女関係なく美容に関心が高いのか、このタナカを顔に塗っています。木を主成分にした美容液なのでしょうかね。粉を水に溶かした粘土状のものを顔に塗るんだとか。日焼け止めにもなるそうで、現地の人は結構塗っています。女性だけでなく男性や子供もこれを塗っていました。自分へのご褒美ということで石鹸と粉のやつを購入しました。
そして葉巻も購入。コイーバを買って帰ります。でも値段がちょっと高いんですよね。日本で買うのと大差ない感じがします。免税品だから安いと思ったのですがそうではないようです。そもそも最近タバコの値段とかがわからないため情報が古いままです。値上がりしているのでしょうね。美味しいものを手に入れるためには相応の代価が必要というわけです。
マオタイ酒です。安かったら買いたかったのですが320ドルもします。免税店は酒やたばこなど多くの税金を課せられているものを購入するイメージがあり、昔は「安く買える」と思っていましたが、どうも安くない気がしてきました。日本の紙タバコなどは安くなっているのかもしれませんが、葉巻もウィスキーもそこまで安くない気がします。なんだったらちょっと高いんじゃないかとさえも。無駄遣いはよくないためここはグッと我慢です。
時間がかなり余裕があるので最後の一杯を。ミャンマーの朝に乾杯です。
日本でもミャンマービールは売っているようですが、倍以上の値段がするようです。このビール、日本でも流行りそうな感じがします。高いんでたぶん日本では飲まないと思いますが。またここにきて飲みたいですね。
出国後のトイレです。空港のトイレはミャンマー式トイレでしたが、イミグレーションを抜けた先は普通のトイレとなっておりました。ウォシュレットはありませんが紙は備え付けられていました。
トイレの水で足を洗う人がいるようですが、ここのトイレはこの絵のように水が出る場所はありません。つまり便器の中に足突っ込んで洗う人がいるってことなんでしょうね。
トイレも済ませ、時間通りに出発となります。
機内は比較的混雑しています。これよりヤンゴンからバンコクにあるスワンナプーム国際空港に向かいます。フライト時間は1時間30分です。バンコクからヤンゴンまでバスを乗り継ぎ30時間かけて行きました。それが1時間30分飛行機に乗っているだけで着くわけです。もう二度と陸路でどうにかしたいとは思いません。三蔵法師だってその当時に飛行機があればわざわざ陸路は選択しなかったでしょう。早く着く手段があるのにそれを選ばず、無駄に時間をかけて移動するのはただの頭のおかしい人ということです。
機内食だってちゃんと出ます。今回乗ったのはタイ航空のヤツです。スマイル航空?となっていました。タイ航空の下請けのようなところなのでしょうか。ちゃんとした食事が出るんです。バスでも食事は出ましたがパンと水です。キリストですらパンとワインなのにバス乗ってるやつは水飲ませとけってことなのでしょう。
ここの機内食、うまいです。メインがエビカツの海苔巻きです。和食っぽい感じです。全然日本と関係ないですが、日本人関係ないところの和食というのもなんだかいいもんです。大体そういうやつってクソみたいな食事しか出てこないのですがこちらはしっかりしていました。なんだったら日本の飛行機よりもこちらの方がジャパニーズです。軽食という形で提供されているものですが、この機内食はかなりよかったです。
そしてまたもやビールです。ここから先はもうビール飲み続けます。やっぱり飛行機ってサイコーですね。これはLCCではできないんでしょうね。ビールが飲めるからという理由でここを選んでいるわけではありません。別に飛行機で飲めなくてもいいんです。でも飲めるのであれば飲みたい。ただそれだけのこと。飲めた方がよいですが別途費用なら飲みません。今後はエアアジアに乗る機会も多くなるのでしょう。LCCではないときは居酒屋飛行機です。
短いフライトでスワンナプーム空港に到着。次の飛行機の搭乗まで1時間30分ほど余裕があります。食事は機内で済ませてあるのでここでは食べません。一本速いヤツに乗ってれば飲食店に入ってタイ料理でも食べるんですけどね。あまり時間がないんで軽く店を見る程度です。ヤンゴン空港がリニューアルしたということですが、空港の大きさが違いますね。スワンナプーム空港は居心地がよいです。
ジョニーウォーカーのタイランドエディションというのがありました。中身はブルーラベルのようなので味はそのままで容器をタイ仕様にしているのでしょうかね。ブルーラベルなので値段は高いです。赤と黒は安っぽい味ですが値段が高いだけあって青は美味しいです。値段が高いんで飲みませんが。
一部あるもののシングルモルトの取り扱いが少ないです。ジョニーウォーカーだらけです。葉巻は買ったし特にタイで買うものもありません。空港内にスタバもありますが1時間ほどで飛行機に乗れるためそのまま搭乗口に向かいました。
ANAとの共同運航便で行き先は羽田空港です。そのため乗客は日本人がかなり多いです。日本に帰ってきた感がします。やっぱり東南アジアの旅行先はバンコクが一番よさそうですね。安心できるし安全だし、そしてアジアっぽさを味わえます。そのため人気路線なのでしょう。
こちらの路線も結構混んでいます。国際線はビールが飲める。ビールを飲むとトイレが近くなる。そのため乗るのは通路側です。タイ航空なのでここでもビールはシンハーです。
機内食です。ビーフカレーかチキンか聞かれたのでビーフにしましたが、どうやら品切れだったようです。
チキンカレーが来るものだと思っていましたが、チキンカツでした。そういえばミャンマーではミャンマーカレーってやつがあったようなんですがそういうの食べませんでしたね。
機内食で頻繁に出ることがある蕎麦です。
あまりこれが好きではありません。麺つゆを入れるのがめんどくさいという部分もありますが、そこまでコシも香りもないんです。小麦粉の練り物食べているような感じです。「蕎麦」ならばもう少し本気出してほしいです。
飛行機の乗車時間は6時間ほど。羽田についたのは日本時間の22時過ぎでした。予定では一月半海外に行っているはずでしたが一カ月も行かずに帰ってきました。このリベンジはしません。だって陸路でインド目指すとか頭おかしい人でしょ!?飛行機あるんだからそれでいけばいいじゃん。三蔵法師だって別に歩いて行きたくなかったと思います。そもそも三蔵法師、馬乗ってるし。仮にリベンジをするとしてもミャンマーのマンダレーあたりからスタートです。でも、たぶん直接インドまで飛行機に乗っていく形を取るのでしょう。インパールはちょっと行ってみたかったんですけどね。こういう感じじゃないと行かないでしょう。もう行かないかもしれませんが、本当に行きたいのであればそれだけのために行ってもよいわけです。そういう日が来るかもしれません。
海外から帰ってきたばかりですが、辛いこともありましたがなんだかんだで旅は面白いもんです。またこんな感じで旅行に行けたらよいですね。
何!?マルコポーロってやつがヨーロッパから中国まで陸路で移動しただと?
ということは次は東方見聞録ですかね。