香港でおまえに食わせる雲吞麺はねぇ!をしてきた。
ホテルだとドライヤーがついてます。そのため洗濯物を乾かせることに気づきました。
半乾きだった服をドライヤーで乾かし出発します。
現在、中国の広州市にいます。これより香港に向かいます。
どうやらホテルから駅までの無料送迎バスがあるようです。バスという名の7人乗りのワゴンです。
同じバスに日本人二人組が乗車していたためこちらより話しかけました。どうやら仕事でこちらに来ているようです。まぁこんなとこ旅行に来る場所じゃないですよね。こちらが本日香港に向かう旨を伝えると、その方は香港から来ているとのこと。その際にデモの話を伺いました。
どうやらデモは週末に行われる模様。デモの場所は事前にわかるためそこに近づかなえれば問題ないそうです。しかしMTRが運休するため移動手段が限られるとのこと。
クソみたいなタイミングでコイツは香港に行こうとしてるんだろ。といった眼差しを感じつつも、もうここにはいたくないので歩みを止めません。駅に着きチケットを購入します。ひとつ不安だったためまずは駅員に確認しました。
私「VISA、マスターカードは使えますか?」
駅員「メイヨー」
やはり使えないようです。昨日のホテルではカードは利用できませんでした。中国の銀なんとかカードであれば利用できるのですが、そんなものは持っていません。北京や上海は外国人が多いので外国のクレジットブランドも対応しているのでしょうが、地方は利用不可となるようです。
昨日ホテル代を払ったため現在手持ちの人民元がありません。人民元自体は日本で両替してきました。1300人民元ほどを持ってきたのですがついになくなってしまいました。ホテルや新幹線代はカード払いでしたが入場料や食事、地下鉄電車賃などは現金払いでした。これより香港に渡りますがマカオ経由後に再度中国に入国します。そのため人民元は必要です。そんなわけで両替所を探したのですが駅の中には見つからず、インフォメンションセンターで聞くも無いとのこと。つまり両替ができません。ほかにお金を用意する方法はキャッシングしかありません。
これまでカードでキャッシングをしたことがありません。実家が借金で結構苦しめられた時期があり、お金を借りるのがちょっと嫌なんです。ショッピングでカードを使うときも一括払いでした。新車のバイクを初めて買ったときにオートローンを通したことがありますが、それ以降は基本ニコニコ現金払いです。しかし両替できないのであれば仕方ないです。人生初のキャッシングをします。
操作は簡単で英文に表示を切り替えクレジットカードを入れてボタンを押していけばお金が出てきました。
なんということでしょう。
ボタン押すだけでお金がもらえるなんてすばらしい機械。
困ったときはいつでも出してくれる優しい機械ですね。
お金も用意できたので広州東駅のチケット売り場で香港行きの新幹線乗車券を購入します。乗車時間は40分程度です。
香港駅に到着しました。
これより中国の出国及び香港の入国手続きをしなければなりません。香港は中国の一部ですが、香港に入るためには他の国と同様に手続きをしなければならないようです。ここでも日本人パスポートパワーで特に問題なく出国ができました。また入国も問題ありませんでした。
人生初めての日本以外から、そして陸路での出国です。この旅の最初にやりたかったことができました。今年の初めにラオスに行ったときにタイに陸路で入ることを考えていました。現地で考えた結果、めんどくさくなり辞めたのですが、実際は入国手続きがスムーズにできるか不安だったので陸路出国は控えたのです。でも実際やってみて普段の出国や入国となんら変わりありませんでした。とくに日本人は緩いようで問題ありませんでした。
出国後にやらなければならないことはお金の両替です。香港の通貨は香港ドルです。飯を食うにも移動するにもお金が必要です。レートは町中の方がよいのでしょうが勝手がわからないのでとりあえず手持ちの50米ドルを香港ドルに換えました。
階段を上り地上階へ。外に出るとそこは香港でした。
明らかに街並みが違いますね。香港と広州はそこまで距離は離れていませんが街づくりや建物の形状など全く違います。この何とも言えない雰囲気ってたまんないです。
サイバーパンクっぽいところもありますね。
ごちゃごちゃしてるのに美しい。こういうのが嫌って人もいるかもしれませんが個人的に一番好きな街並みです。
生活感もあっていいですね。
香港はポリスストーリーで知ってます。ジャッキーが上から落ちてくるやつですよね。
おまえに食わせるワンタンメンはねぇ!
食事も外れないです。このワンタンメンはとんこつ味です。スープ自体はかなり薄味です。でもワンタンの味がかなり強めです。麺はご飯替わりでスープの味は抑える、ワンタンをおかずにして麺を食べるのでしょう。
あとはこれ絶対うまい肉です。猪頸肉みたいな名前だったのでブタの首の肉のようです。
昼からビールもしちゃいました。香港の気温は26℃湿度が70%と高めです。暖かい場所に来ると気分も開放的となります。そしてビールを飲んじゃいます。食べ物がおいしいと酒の進みもよいです。
さて、腹も満たしたことで次をどうするかです。
このまま香港観光をして宿泊、そして次の日にマカオに移動するのが普通の流れでしょう。でも今香港を観ました。
これも香港。
これも香港です。
ミッションコンプリートなんじゃないでしょうか。この程度では香港を見ていないのと一緒だという意見もあるかもしれません。しかし一泊したところでそこまで香港を見れるわけではありません。香港を語るのであれば数日滞在することです。ただ週末でデモがあるようなんです。兄弟げんかには巻き込まれたくないわけです。デモは届け出制にして節度を守っているそうですが一部の過激派が問題を起こしています。なんだったら過激派と呼ばれているのは中国側が雇った人なんじゃないかという可能性もあります。過激なことをするため警察も強めの対応になっているのでしょう。運悪くそのいざこざに巻き込まれるのは御免です。ってわけでマカオに移動します。
マカオへはフェリーかバスの二通りあります。フェリーで渡るのも粋ですが、マカオまで行くバスが通る橋は世界一長い橋なんだそうです。しかもそれが去年できたそうです。それだったらそっち乗りたいですよね。バスの方が早くつくし金額も安いみたいなんです。しかもちょうど今いる場所から出ているんだとか。
つまり香港西九龍駅から数百メートル移動しただけで香港は終了となりました。
バスチケットを購入するところが近くにありそちらに向かいます。
チケットセンターの中に入ろうとすると怪しいおじさんに声をかけられます。「マカオ??」と声をかけられたためYESと返事します。そうするとおじさんがチケットセンターに入りチケットを購入しだしました。
恐らく手数料をかすめ取るクソ野郎なんだと思います。しかし「お前からは買わない」と伝えるのも難しい。手数料が少ないなら仕方なく払うかな。チケット代は160香港ドルなので100ドル1枚と20ドルを3枚を用意します。手数料なんか払わねぇぜというアピールをします。そして160ドルをおじさんに渡すも、40ドル戻ってきました。120ドルでいいんだそうな。理由は不明です。
そのおじさん、ほかに買う人にも次々声をかけていきます。40ドル安くできるのが不明です。表示されている金額が間違っているのか、もしくは自国民だと安い金額で購入できるのか不明です。よくわかりませんがチケットは買えたので安心しました。
バスに乗り橋の方へ向かいます。そこで出国の手続きをします。手続きは徒歩で済ますので一度バスを降ります。出国ゲート先に止まっている同じなバスに乗車します。これで出国手続きが完了です。ちなみに先程のおじさんもこのバスに乗車していました。
あとでなんか要求されそうで怖い...。
世界一の橋に向かう道です。なんとなくですがアクアラインと変わりないような気がします。
いや、これアクアラインだわ。
そんなわけなのでそこまで感動がありません。比較的低いところを走っているくらいでしょうか。これだったらフェリーで行くのもありでしたねー。ただ世界一の橋を渡ったのでこれも思い出の一つとなるでしょう(アクアラインと変わりありませんが)。
これよりマカオに入国します。