これが本場の街中華!北京で本当の中国料理を食べてみた
北京に来たので観光をしようと思いましたが紫禁城は月曜日が定休日でお休みでした。
もうお昼になります。早朝に北京に到着し、結構歩きました。機内で焼うどん的なものを食べただけなのでそろそろお腹がすきました。
そう思っていたところ客引きに声をかけられます。近くに世界遺産の紫禁城もあり天安門もあります。観光客も多く訪れるのでしょう。観光客が来るところにはその客を目当てにした店が軒を連ねます。この手の店はプチぼったくりが基本ですが、おなかも空いていました。
この客引きは信用できるのだろうか?
私はこれまで「お兄さんマッサージいかがですか?」と言ってくる中国人に騙され続けました。今回はマッサージではなく食事です。不安はありますがぼったくられたとしてもそれも観光の一つのイベントです。気にせずに店に入ります。
渡されたのはメニュー表は漢字と値段が書かれているだけ。これ、外国人殺しですよね。とくに欧米人は何が書いてあるか一切わからないでしょう。しかし日本人は漢字が読めます。多少違いはあれど書いてあることがなんとなく分かるのです。ここに来るまでにセキュリティチェックや入国審査などで中国人と触れてきました。一切何喋っているのかわかりませんが、書いてあるのは雰囲気でわかります。
「水餃」と書かれたメニューがあります。
恐らく水餃子的なヤツなのでしょう。中国といえば餃子です。餃子は大阪王将か京都王将くらいでしか食べません。ここは本場の餃子を食べたいじゃないですか。
値段は29元と書かれています。1元17円ほど。つまり500円程度でしょうか。2人前くらいの量なんでしょう。でもここは観光地だから少ない量なのかも。そのため店員は「ほかはいらないのか?」といった感じの様子で話しかけてきます。
私は腹が減っている。今であれば比較的食べられそう。頼んだものがもし少なかった場合、悲しいではないか。ということで「粥」を頼みました。恐らくお粥なのでしょう。中国人の朝食といえばお粥ですからね。米食である日本人にも適しているのでしょう。ちなみにお粥は1杯2元と格安です。
まさにこれが正真正銘の中国人が作る中国料理です。
黄色いのは粟でしょうか。それとも米が黄色いのでしょうか。味はお粥です。プレーンタイプなので米の味しかしません。できれば付け合わせがあるとよいのですが、水餃子は茹でているようなので時間がかかるようです。
塩気が欲しい。周りを見ると塩っぽいのがありました。
塩をかければ大概のものは食べられます。お粥も塩をかけることで米の甘みが引き立ちます。
これ、砂糖でした。
文化の違いなんでしょうか。日本人はなにかと塩を入れたがります。
塩で甘みを引き出すはずが砂糖で甘くなりました。おはぎだってお米でつくるのでお粥に砂糖を入れるのも間違いなく食べてたら案外悪くないです。
そして水餃子が届きました。
量が多いヤツ!
餃子一個のサイズは小さい感じですがそれが20個あります。小さいですが生地は肉厚なんです。中国では餃子は単品で食べるものでご飯のおかずではないのが今回わかりました。ほぼ肉まんです。要は蒸したのが肉まんで茹でたのが餃子といった感じです。予想外の量でお腹いっぱいになりました。
ホテルのチェックインは14時。
まだ一時間ほどあります。ホテルのそばに観光スポット的なところがあったのでそちらに立ち寄ります。
雍和宮というところでチベット仏教の流れを汲んでいる寺院のようです。
デポジット100元と利用料50元を払えば日本語で案内してくれる機械を借りることができます。紫禁城や万里の長城は見てわかりますがこういう宗教施設は案内がないとわかりません。とりあえず翻訳説明機を借りて中に入ります。
なんだかえらいお坊さんがいるようでこの場所がチベット仏教とつながりがあるのだとか。この辺の話をある程度知っていれば楽しめるのでしょうが学の無い私にとっては「仏像がいっぱいある寺」という感じでしかありません。
チベット仏教と中国のことがわかったところで宿に移動します。道中、公衆トイレに立ち寄りました。
ふつうの住宅街に公衆トイレがあるんです。日本のようにコンビニやパチンコ屋で気軽にトイレを借りれる環境ではありません。今回も百貨店に寄ったりしてトイレを済ませていました。でもこんな感じで街中にトイレがあるのは観光客にとってうれしいです。いつでもトイレに行けるなんて最高の観光地ではないでしょうか。北京も観光地化が進んでいるようです。
うーん!これは"ニーハオトイレ"
話には聞いてましたが、このオープンスタイルで用を足すのは観光客には厳しいです。
まず紙がないです。そして隣の人と近いです。個人的にはトイレ一つでいいから設備を整えてほしいです。これ、4つ並べてもゼッタイ4人で入らないでしょ。連れションに誘ったらそういう性指向なんだと思われてしまいそうなくらい距離感が近いです。チンチン見られる分には気にしませんが、気張っているところを見られるのは苦痛ですね。
本日の宿泊先は普通のホテルです。
赤の他人と一緒の部屋で寝られるほど私のメンタルは強くありません。金銭面から先々ゲストハウスなどに泊まることになるのでしょうが、今はまだ普通のホテルに泊まります。普通といっても安いところを。ネットで検索して300元のホテルがありました。約5000円なので日本の安めのビジネスホテルくらいの値段です。中国の宿泊費は日本と大差ない感じのようです。
部屋のサイズなどはごく普通。お湯も出ます。シャワーの威力は弱いです。Wi-Fiのつながりがあまりよくありませんが、それ以外はおおむね問題なしです。
昨日の日中から寝ていません。そして散々歩きました。もうお腹いっぱいです。やるべきことは明日に回し今日はゆっくりしたいと思います。明日は今日いけなかった紫禁城に行く。そして万里の長城も行きたいですね。そんなわけであとはコンビニで夜食を買いに行きます。