瓶と紙パック、ペットボトルで味が違う?パックの焼酎はどんな味?
山深い山林には当然人はいません。私の山林に来るのは村の猟師と少し離れたところに住む農家の人くらい。その人たちも毎日来るわけではありません。そのため一人ぼっちで誰とも話さないということも。しかし人以外が結構来るんです。
猿です。
この季節は人里近くまで降りてくるようです。
かなりの数私の所有している山林にも表れます。
私が滞在するようになってからは人の気配を感じたのか近づいては来ませんが、食糧を探しに降りてくるみたいですね。
私も猿と同じように食糧を探しに人里に降ります。人間も猿も大差ありません。
猿も捕まえて食べればいいわけですが、こいつら狩猟鳥獣ではないんですよね。
有害鳥獣捕獲の許可を受ければ取れるみたいですが。そもそも肉はそこまでおいしくないんだそうな。
これだけ農作物への被害が多いのであれば狩猟鳥獣にすればいいのになぜなのでしょうか。
調べたところどうやら猿は山神様とされているからというとんでもない理由らしいです。
てっきり人と猿が似てて撃ち間違え防止のためだと思っていたのですが、そうではないようですね。
猿を肴に一杯飲むっていうのも山林生活で貴重な体験ですが、それは私だけではできそうにありません。
先日この付近で猟をしている方に会いました。イノシシを箱罠で捕獲するため一日何度か見に来るんだそう。
せっかく取った狩猟免許。ここで何とか役に立てたいものです。
肉とうまい酒があれば人間誰でもやっていけます。
私、酒好きです。車の中で飲む酒は普段よりもおいしいです。
もちろん運転はしません。ビール、日本酒、焼酎、ウィスキー、その他アルコールが入っていればなんでも飲みます。
今回は焼酎にしました。どうしてもビールだと缶の処理が大変。日本酒やワインなどの醸造酒は傷みやすい。
結果、蒸留酒が山林では重宝します。常温に置いておいても腐らないんで。
今回は白岳と久米仙です。
白岳は球磨焼酎。熊本の人吉で作られている米焼酎ですね。癖もなく甘みもあるため飲みやすいです。
もう一つの久米仙は泡盛なので多少癖はあります。まぁ普通の泡盛です。
今回紙パックの焼酎です。
パック酒と4リットルのペットボトル酒に手を出したら人生終わりなんて言われていました。
もう、私の人生は終わりです。でも、後悔なんて時間の無駄だ、飲んで忘れろ!どんなに嫌でも明日は来るんだ!
人生が終わったっていいじゃないか。来世に期待!
今回紙パック酒を購入しましたが、そもそも久米仙にも白岳にも瓶があります。
さて、ここで問題のパックと瓶の味の違いについてお話したいと思います。
コカ・コーラはペットボトルよりも瓶の方が味が濃い。ビールはやっぱり瓶じゃなきゃ!とか必ず論争となる容器に関して。焼酎も紙パックと瓶の種類があります。今回飲んでいるお酒は久米仙と白岳。この二つどちらにも紙パックと瓶があります。私はどちらも飲んだことがあります。それで味の違いはどうなのかというと、
味、一緒です。
とくに変わりはありません。種類によっては度数が違うものもあるでしょう。同じ度数のものであれば味の違いはありません。ただ私は口を開けたら比較的短い日数で空けてしまいます。つまり長期保存をした場合、どうなるのかはわかりません。紙パックの方が空気に触れる面積が大きいので品質は落ちそうな感じがします。でも焼酎なんて開けたらすぐに飲んじゃいますからね。
紙の味がするとかペットボトルはプラスチックの味がするとか、そんなこと言っている人もいるようですが、そういう人はたぶん神に与えられた能力なのでしょう。その能力を生かして今後も活躍してください。私には味の違いはわかりません。
たしかに見た目は瓶が優位です。これはコーラもそうだしビールもそうです。瓶の方が美しく美味しそうに見えます。たぶん牛乳とかだって紙パックよりも瓶に入っている方がおいしそうに見えます。要は視覚によって味が変わってくるのでしょう。
紙パックは見た目やすそうだから不味いはず!
ペットボトルは貧乏くさそうだから不味いはず!
こんな感じなんだと思います。瓶は美しい。こんな美しいものに入っていればさぞかし美味しいものなんだろう。見た目で味を判断しているわけです。
そのような偏見をなくして飲めば久米仙も白岳も同じ味です。
であれば運びやすい紙パックでいいですよね。もちろん雰囲気を味わうというのも重要で、紙コップで飲むよりもグラスで飲んだ方が口当たりもよいし雰囲気が味わえます。どっちを取るかはお好みってところでしょうか。見た目を重視して瓶を取るか、持ち運びを重視して紙パックを取るか。ただそれだけのことです。
私が紙パック焼酎にしたのは単純に処分が楽だからです。
瓶や缶、プラスチックは処理ができません。紙であれば燃せます。注ぎ口はプラスチックですが、ごみとして出るのは少量です。
そのためあえて、あえてパック酒にしました。どうしても山の中だと行政サービスが届かないところがあります。そのため極力ゴミは出さず、ゴミが出ても燃やせるようなものにしております。
山林の開拓はまだ続きます。
あしたからガンバリマンです。
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