薩摩郷中蔵 GALLERIA HOMBO(本坊酒造)に寄ってみる
酒蔵に来ております。天候は変わらず雨。桜島にいっても雨だとつまんないのでしょう。そのためホテルに戻って、あとは焼酎をあおるだけの鹿児島滞在となりそうです。その焼酎煽るためだけの日々を有意義に過ごすため、酒蔵にきました。
これまで私は山崎の蒸留所やどこかの日本酒酒蔵、ワイン工場など見てきました。焼酎の酒蔵に来るのは初めてです。
恐らく工程としてはウィスキーと同じなのでしょう。発酵して醸造、そして蒸留して貯蔵。こんな感じだと思います。
今回訪れたのは「薩摩郷中蔵 GALLERIA HOMBO(本坊酒造)」ってところです。
あっ。マルスウィスキーの所じゃないですか。
全く意識していませんでしたが、中に入って気付きました。
マルスウィスキー以外にもこちらの焼酎を飲んだことがあります。
愛媛の松山にいた時「やっぱ四国は焼酎飲まなきゃだなぁ」ってことでご当地焼酎買おうと思ったら、こちらの商品だったわけです。
IWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)で金賞受賞。アレと似たようなやつです。受賞してるってやつですよね。
どこかの素晴らしい賞を受賞していたとしても私の評価は少しばかり低かった本坊酒造。そんな酒造に今回立ち寄りました。たまたま通りかかったら見かけたため立ち寄ったら本坊酒造だっただけですが。
酒蔵見学といっても製造中の様子はこちらで見れないようです。恐らく事前予約をすれば工場内の見学もできるのかもしれません。
一応実際に使われている機材の展示はありました。それと製造方法なども詳しく書いてあります。焼酎の作り方は基本的にはウィスキーと同じようなものでした。
飲んでいるものがどのように作られているのかを知るのはよいと思います。
ビデオ上映もしており、同社の説明や芋焼酎に使う芋の種類の説明などを見ることができます。
芋の種類は黄金千貫というもので昔は鹿児島でもよく食べられていたようですが、最近では食べ物としての流通は少ないのだとか。生産されたそのほとんどが焼酎に回るそうです。店員さんの話では天ぷらで食べると美味しいとのこと。この手のアンテナショップにいる人は質問をしても答えられないことが多いのですが、本坊酒造の案内人の方は質問をするとしっかりと答えてくれます。
ビデオ上映室の壁には同社が製造した酒のラベルが貼ってあります。焼酎だけでなくウィスキーやワインに至るまで幅広くお酒を造っているみたいです。なんだかんだで結構飲んでいるものがありました。私は知らずのうちに本坊酒造の網にかかっていたようです。
もう少し酒造っぽさを味わいたかったのですが、あまり酒蔵っぽさはあまりなく、どちらかというとアンテナショップのようなところでした。
実際に本坊酒造が取り扱っている商品の販売コーナーもあります。
店員の話によるとマルス津貫蒸溜所で製造しているウィスキーがやっと三年目となりウィスキーとして世に出せるようになるということです。
このウィスキーが出来たら是非飲んでみたいところです。本坊酒造のシングルモルト。意外においしいかもしれませんね。
焼酎の試飲コーナーもあるようですが運転のため飲むことができませんでした。酒蔵や蒸留所ってどこに行っても試飲ができるんですが、基本的に車で行くような場所にしか酒蔵が無いため飲めないことが多いんですよね。前に札幌に行ったときに余市蒸留所に行こうと思ったのですが一時間以上かかるということで諦めてしまいました。でもやっぱり行っておけばよかったと後悔しています。今回の場所も車がないと行きづらい場所でした。
飲めないとなるとホテルに戻って飲みたくなってしまうのが私の性。
本坊酒造で買わず、スーパーに立ち寄りました。そして本日はこちら。
琉球泡盛「萬座」です。本来であれば芋焼酎、なんだったら本坊酒造を選ぶべきなのでしょう。実際にスーパーで同社の商品を手に取りました。でも本坊酒造は販路が広く、東京にいても売っていることが多いのです。しかもコンビニで気軽に買えるわけです。泡盛ってメジャーなのは都内でも売ってますが、マイナーなやつって売ってないんですよね。せっかくだから都内で買わないものを飲む。それが一番です。
理想は古酒の泡盛ですが、一般酒でもおいしく飲めてしまいます。
いつも通り水も購入し、「数分だけ前割」で飲みます。へたなウィスキーよりもこっちの方が最近美味しく感じてしまいます。
最近のシングルモルトだと3000円以上。5000円程度出さなければよいものが買えません。
泡盛って1000円以下ですからね。味も個性があり楽しみ方も無限大。コストパフォーマンスとか抜きにしても泡盛って一番良い焼酎のような気がします。
安く飲めて、安く酔える。泡盛と水だけ。あとはちょっとした肴があればそれで満足です。
本日のアテは赤鶏さつま炭火焼です。
鹿児島のため普通に真空パックの炭火焼き鳥も売っていましたが、あえて缶詰のやつを買いました。
缶詰って魅力があるんですよね。山林に滞在しているときもよくコンビーフを丸かじりしていました。缶詰は保存が出来るため常備品としては望ましいでしょう。そのため山林滞在時は重宝します。乾きものばかりだとつまんないですからね。
でも、やっぱりこの手の商品は真空パックのやつの方が断然おいしいです。
缶詰は多少パサついている感じがしました。パックのも買ったんですがそちらはジューシです。
買ってすぐに食べるのであれば真空パック、常備するのであれば缶詰といった感じでしょうか。
鹿児島に来たのに泡盛選んじゃうのもどうかと思いますが、都内と違って焼酎文化が根付いているため、泡盛もいろんな種類が普通のスーパーに置いてあるわけです。そういった意味では鹿児島で泡盛を飲むというのも鹿児島観光の一つではないでしょうか。