カーフェリーで桜島へ。レンタカーで島を一周してみて
鹿児島は晴れです。この日を待ち望んでいました。
天気が良ければ桜島も綺麗に見れるわけです。前回見た時は灰色の空で雨模様。そのため鹿児島市内から桜島を拝んだだけです。
恐らく桜島を景色として見るのであれば藤さんとかと同じで遠くから見る、つまり市街地からみるのが一番なのでしょう。でもせっかくの晴れ間です。外から見るのではなくもっと近くから見たい。
せっかくだから桜島に渡って桜島観光をしてきましょう。
桜島まではフェリーが出ております。
桜島の周りをクルーズする観光フェリーもあるようですが、今回は桜島に渡るため観光フェリーではなく定期航路の船に乗って渡ります。
このフェリー、なんと24時間営業で就航しているようです。深夜帯は一時間ごとと減りますが、夜中でも行き来できるっていうのはすごいですね。つまり桜島に住む人が天文館あたりで深夜まで飲んでも船で桜島までは帰れるってわけです。電車すら動いていない時間に船だけ動かすっていうのもすごいです。それだけ需要があるってことなのでしょう。
値段も大人は片道160円とかなり安いです。電車の初乗り程度の金額で行けるわけです。
今回は桜島を車で一周するため、車も持っていきます。車は1150円(運転手の旅客運賃含む)です。普通のフェリーだと7000円とか取られますからね。これについてもリーズナブルな価格です。値段の安さは距離が短いということもありますが、恐らく桜島に住んでいる人が日常的に使用しているため低価格なんでしょう。船なんて普段乗ることがないのでそれを160円で体験できるというのもいいもんです。
運行時間が15分と短いため、車で乗車した人は車から降りずに車内で待機している人が多いです。
航行中は車両甲板には立ち入れないと書いてありましたが、立ち入れないだけでずっとそこから動かなければ別にいてもよいのでしょうか。恐らく車の人のほとんどが地元の方なんだと思います。甲板に上がりウェーイってしている人は観光客と中国人と私くらいなのでしょう。
噴火を見ることができました。人生で初めて噴火を見ました。御岳山の噴火の時はたまたま飛行機に乗っており、道中硫黄の臭いがするってことはありましたが、噴煙が出ているのを見るのは初めてです。
噴火している島に渡ろうとしているなんてなんだかワクワクします。噴火しているのにそこに人が住んでいるっていうのもなんだか不思議な感じです。
桜島は一周30kmほど。信号もほとんどなく車の通りも少ないです。そのため周るのに時間はかかりません。山の傍なので起伏もあります。周回コースのような感じなのでここでバイクレースとかあれば楽しそうですね。火山灰で滑りそうですが桜島ツーリストトロフィー的なのやれば観光客集められそうな感じがします。
島を自転車で一周する人もいるみたいです。自転車レースっていうのもありですよねー。
しっかりと見ていけば一日で周るのも大変なんだと思いますが、今回は「軽い鹿児島観光」なのでさらっとみるだけです。
パンフレットをみて一番気になったところ「黒神埋没鳥居」です。
大正噴火によって一日で2メートル埋まったそうです。桜島の東側は被害が酷かったようですね。元々島だったところが大正噴火によって陸続きになったわけですからね。それだけのパワーがあったのでしょう。
鳥居がくぐれないので脇からお邪魔します。
同社は黒神中学校の脇?中?を抜けなければなりません。気まずいですがせっかく来たのだからお参りをしていきます。
怪しいものではなくお参りに来ただけですアピールをするため5円玉を見えるように手に持ち、本殿へ。
パワースポット的なところなのでしょうかね。
静かでのんびりしています。
隣は中学校で子供たちが野球をしていましたが、5人しかいません。
静かでのんびりしています。
ネコものんびりしています。目つき悪いですが。
桜島を時計回りに一周。黒神埋没鳥居までとくにどこにも立ち寄りませんでした。桜島の噴火は東側と北側の被害が多いため西側は普通の住宅街なのでしょう。
そして一番良く見えそうな場所で桜島を撮影します。
ただの山なんですが、噴火しているとテンション上がります。やっぱり晴れの日の方が噴火のすごさが分かります。
雲じゃなくて噴火の煙っていうのがすごいです。
最後は桜島で唯一の道の駅です。火の島めぐみ館というところです。
館内にはレストランと土産物コーナーがあります。せっかくなのでミカンソフトクリームを食べます。
こちらでも車中泊はできそうな感じです。周りは比較的静かです。また近くにコンビニが二軒あるので車中泊には適していそうです。
宮崎から鹿児島に行った際、このルートで鹿児島に行くことを考えていました。でも船に乗れるかどうかわからないという不安から陸路でぐるっと回ったのですが、普通に船で乗れるし、なんだったら桜島ルートの方が行きやすかったようです。今後、ここを通ることがあれば火の島めぐみ館で車中泊をして船で鹿児島入りっていうのも楽しそうです。
一周すると1~2時間程度でしょうか。ほかにも観光スポットがあるのでそれを周るともっと時間がかかると思います。ゆっくり回るのであれば島内で一泊するっていうのもありなのかもしれません。
道の駅で食事を考えていましたが、時間が早かったので鹿児島に戻ります。
鹿児島に来たのであれば美味いものを食べたい。鹿児島といったら肉ということで。
なんだかネットで調べると必ず出てくる店にいきました。焼き肉「白川」という店で、こちらは精肉店が焼き肉屋をやっているようです。ごく普通のファミリー向けの焼き肉屋っぽさなんですが、ランチ時もかなり混雑しています。
見た目は「焼肉レストランなんとか亭」みたいな感じなんですが人気店のようです。
ハラミです。和牛らしいです。私が知っている肉の様子とは少し違います。
私はアメリカ産だかオージー産だか、なんだったら中華産かもしれない、もしかしたら牛肉かどうかも疑わしい調理していないのに若干茶色がかった肉くらいしか普段食べてないので、テレビでよく芸能人が「脂が甘い」とか「ジューシーなのにさっぱり」とか「舌でとろけて消える」とか言っている高い肉っぽいやつを目の前にして驚いております。
肉ってゴムみたいなもんでしょ?
肉の本質は歯ごたえでしょ?
でもこちらの肉、普通に噛み切れるんです。レアで食べてもよく焼いてもやわらかいんです。肉の焼き加減とか一切気にせずに食べられる、しかもカルビとかではなくハラミがそんな感じで食べられるってすごいです。
見た目「焼肉レストランなんとか亭」みたいなところなのに。
桜島の噴火よりもこっちの肉の方が感動です。噴火もよかったですけれど腹の足しにはなりませんからね。やっぱり肉は正義です。
恐らく都内で食べたら結構な値段するのでしょう。
肉は噛み切れないくらいがちょうどよいなんてこれまで言っていましたが、ただのやせ我慢でした。やっぱいい肉はいいんですね。
今回は良い観光になりました。また鹿児島に行くときも、焼肉食べたいと思います。