温泉に入りながら日本酒が飲みたい
人には様々な願望があり欲望があり、それを叶えることで気持ちが満たされ、そしてそれが経験となり強くなれるのです。願望とは色々ありますが例えば「お金持ちになりたい」という夢も願望の一つです。世界一周をしたいというのも願望の一つ。天竺に行きたいのもそれもまた願望です。満たされなければストレスになるものもあれば満たされなくてもストレスとはならないものもあります。
一昨年の年末に「来年こそは海外に行く」という願望を掲げそれを実行しました。海外に行ったは行ったわけです。このように多少のお金と余暇があれば比較的簡単に叶えられるものもあるわけです。お金持ちにもなりたいし働かずにずっと遊んで暮らしたいという願望もありますが、それはなかなか叶うものではないです。そんなわけなので小さな欲望を叶えて行きたいと思います。
1.ノーパンしゃぶしゃぶに行きたい。
2.温泉地でツイスターゲームをやりたい。
3.温泉の中で日本酒を飲みたい。
低俗ですが今のところ叶えたい願いはこの三つです。ここがナメック星であればドラゴンボールを使って願いを叶えるのですがここは地球です。そのため三つの願いは叶えられません。
さて、この願いの中の最初の願いですがどうやら「ノーパンしゃぶしゃぶ」はすでに存在せず昭和日本の三次産業遺産となっているようです。社会問題にもなりましたしそもそも飯喰いながらそんなの見たくないわけです。現代はそれとは変わってセクシー居酒屋やコスプレ焼肉みたいな店はあるんですが、そういうのではないんです。昭和の浪漫がそれでは感じられないんです。もしも願いが叶うならば再建を望んでいます。
というわけで1の願望は叶わずです。
続いて2に関してですが、どうやらこれを利用するのは一人ではダメなんだそうです。利用者は2人以上じゃないと呼べないようなんです。もちろん派遣するところでシステムは違うんだと思いますが、基本的にはダメなんでしょうね。派遣とかシステムとかよくわからない単語が出てきているかもしれませんが、ツイスターゲームは一人じゃできないんで誰かを呼ばなければならないというわけです。どうやら温泉地ではそんな人を派遣してくれるところがあるようなんです。
でも一人じゃ利用できないようですので同志を集めなければなりません。同じようにツイスターゲームをやりたい人は手を挙げてください。
というわけで2は保留です。
友人らに声をかけてどうにかしたいです。
この中で一番実現が可能っぽいのが3です。
要は湯舟にお盆を浮かせてその上にとっくりとおちょこを置く。お風呂に入った状態でお酒を飲みたいってやつです。1も2もそうですが、この湯船で酒を飲むというのも昭和な香りがしますよね。昭和よりも平成を長く生きております。そして今は令和です。でもやっぱり昭和が良いんです。子供のころの憧れを叶えたい。消えてなくなる文化を残したい。いや別に残さなくていいから一度くらいは体験したい。そんなわけで温泉に行こうと思います。
まぁ海外から戻ってきた日にそう感じました。やっぱり日本の冬は寒いんです。寒い時期は温泉に浸り熱燗をキュっと飲みたいわけです。昨年末に断酒をしたわけですが、全く酒を飲まないというわけではありません。「飲むべき時は飲む」。その飲むべき時が今なのです。
どうせ温泉行くなら「ツイスターゲーム」か「お風呂で日本酒」かやりたいとも思いました。両方できれば良かったのですが今回は一つに絞りました。
山林が千葉にあるんで山林に立ち寄ったついでに温泉に入るということもできます。そうすれば日中は山林開拓、夜は旅館でのんびり過ごして日本酒を飲むことができます。でもなんか嫌なんです。山林は現実でもあります。そして頻繁に行っています。出来れば普段とは違ったところに行きたいわけです。というわけで千葉を外しました。では湯沢とかそっちの方を選びたいですが冬場は路面の凍結や雪の問題が出てしまいます。そうなると熱海か湯河原あたりになるのでしょう。
まぁそんな感じで色々探したのと別件で用事があったため山梨を選択しました。結局現実からはなかなか離れられないわけです。でも普段行かないような場所を選んだのでこれも良いんじゃないでしょうか。
山梨だと石和温泉が有名ですが、そこはツイスターゲームのために取っておきます。別の温泉を選びました。
温泉でお酒が飲めるかどうかという点が問題ですが、基本的にダメっぽいです。昔のようにお酒に大らかなところがなくなりました。飲酒運転は厳罰化され、酒は諸悪の根源のようになっています。まぁ実際に周りに迷惑をかけることが多いためそのようになるのは当然でしょう。大浴場の禁止事項に「アルコールを飲んでからの入浴」と書かれていました。飲んでからの入浴ではなく飲みながらの入浴だからオーケーなんじゃないか?とも考えられますが、酒飲んで酔っぱらって他の客とトラブルになると問題になるわけなのでそのため禁止事項としているのでしょう。
つまり、願いかなわずです。
当然こういうような禁止がされているのは予想していました。酒が飲める温泉というのが群馬にはありましたが今回は別件があったので山梨を選んだわけです。つまりここでどうにかしなければならないというわけです。そして取った手段は「露天風呂付客室」です。
これであればだれに迷惑をかけることもなく酒飲みながら風呂に入れるわけです。しかしお盆を用意できず徳利もお猪口も用意できませんでした。
これじゃあただ風呂で酒飲んでるだけじゃねぇか!
そもそも風呂で酒飲んでるだけなんで何も間違ってはないのですが、ただ風呂に入ってワンカップを飲んだだけでした。今回の御供はスーパーで購入した地酒です。山梨ということで武田二十四将という普通酒です。
常温で飲んでみました。常温といっても気温が低いので冷と変わりありません。冷たい方がおいしいと思ったのですが、温かい湯舟の中にいるのであれば熱めの燗がよさそうです。湯舟は40度くらいの温度です。そのためそれよりも少し暑いくらいのお酒がよさそうです。風呂に入ってしまったので温めるのはお湯に浸ける形。これで湯舟に近い温度にはできます。半分まで飲んで残りを熱燗で。
ワンカップに入っている酒が半分くらいになると、ワンカップを湯舟に浮かべることができます。これ、やりたかったヤツに少しだけ近づいたんじゃないでしょうか。浮いてるし保温もできるシステムになっています。
そして暖めるためにはもっとお湯が当たる面積を多くした方がよいんじゃないか?ということでワンカップをお湯が入らないギリギリのところ沈めて温めます。その結果、お湯が中に入ってしまいました。温泉は飲めるらしいですが、湯舟のはちょっと飲みたくないです。これだったら蓋を開け閉めできる瓶のヤツ買ってくればよかったです。
一応湯船で酒は飲めましたが願った形とはだいぶ違います。
次は旅館側が用意してくれる場所で熱燗を飲みたいもんですね。次行くときは群馬の温泉にしようと思います。
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