屋台のカオマンガイと地元酒のサトーサイアムのレビュー
バンコクのご飯といったらカオマンガイです。海南鶏飯、シンガポールライス。どれもおいしいです。鶏の出汁がご飯にしみこみ少しショウガの効いたタレをかけて食べるカオマンガイはタイめしで一番好きなヤツです。日本食に近いので多くの日本人がおいしいと思えるヤツだと思います。一応それっぽいやつは今回食べました。でもフードコートとスーパーで買ったのを食べただけです。カオマンガイといえば屋台で食べるのがよいのでしょう。そんなわけでグーグルマップに相談します。カオマンガイの屋台はカオサンの方に結構あり、中心地にはそこまでないようなんです。一応あるんですがどこも遠い。どうやらカオマンガイはタイ料理の中心的な存在ではないそうです。赤飯とか五目御飯とかそんな立ち位置です。五目御飯は和食ですが、和食の中心って感じではないでしょう。カオマンガイもそんな感じです。実際のところフードコートでは「カオマンガイ」と書かれておらず「海南鶏飯」と書かれている店で売っていました。
唯一近場にありました。場所はプロンポンの駅前。エンポリアムの近くにあります。ティファニーやルイヴィトンなどが入っている商業施設の目の前にカオマンガイの屋台があります。
お店は結構混んでいます。テーブルがいくつか並びそこで食事を取る人。そして持ち帰りで待っている人でごった返しています。このあたりはカオマンガイ屋台が無いということと日本人が多く住んでいること。これが理由で混んでいるんじゃないでしょうか。実際に日本人客もいました。そしてメニューには日本語が書かれたものもあります。ローカルな屋台というよりは観光客用の屋台なのでしょう。それでもおいしく食べられるのであれば構いません。
店名が外国人に優しくないスタイル。なんとなくですがカオマンガイなので「カオカオ」って書いてあるような気がしないでもないです(カオカオではなくヘンヘンらしいです)。何かが40バーツ、何かが50バーツ。そして何かのセットが50-80-120バーツ。ぜんぜん読めないので「Here.One.」と言って店員の顔を見ます。要は「ボク、ココデタベル。イッコ」と言ったつもり。どうやら通じたようです。
メニューとかねぇーのかよって思ってたら屋台の右端に書いてありました。しかも日本語メニューもありました。
メニューはいくつかあるようです。カオマンガイは蒸し鶏と揚げ鶏のふたつがありますが、私は断然蒸し鶏です。それ以外に臓物をトッピングするかどうかで料金が変わるようです。臓物無しは40バーツ、有りは50バーツ。今回は臓物ありが選択されました。
お店は混んでいますが、肉を切ってキュウリ切ってご飯にのせるだけなので提供まで時間がかかりません。そして客も提供されたカオマンガイを掻っ込んで食べるので回転が速いです。屋台なので即席のテーブルと椅子が並んでいます。その場で食べる人よりも買って帰る人のほうが多いです。Grabで注文している人もいるようです。
こちらが本日の晩御飯のカオマンガイです。ハエが結構飛び回っていますが気にしません。ご飯はしっかりと味がついていて鶏肉も柔らかいです。タレは辛さは控えめで生姜が強いです。お米の硬さもちょうどよく、個人的に好きな味付けです。
カオマンガイについてくるスープはただの汁が普通ですがこちらは肉が添えられています。スープもおいしいです。
若干観光地にある店っぽさがありますがそれっぽいやつでいいんです。
結果的においしかったですからね。あとはホテルに戻ってビール飲んで寝るだけです。
バンコクに行く飛行機に乗って以降、毎晩飲んでおります。昨年末断酒宣言をしたのですが、そんなのはなかったかのように。まぁここは日本ではないので日本で作った決め事は通用しないということです。そんなわけで毎日コンビニでお酒を買って帰るわけです。お酒といっても買うのはもっぱらビールです。ワインとかそういったものも買いましたが暑いときはビールがおいしいです。日ごろはシンハーかチャーンを飲んでいますが、違うビールも色々飲んでいるわけです。先日もクラフトビールを飲みました。そして本日は少し変わったものを手に取りました。
他のビールに比べると比較的安い金額で売られているのです。安酒は体に悪い、でも安い中からおいしい酒を見つけられるとそれはうれしいもんです。そんなわけで色々と飲んでしまうんです。でもいつも飲んでいるビールを違うのに変えるだけです。今回もそんな感じで違うのを手に取りました。そっちの方が安いのでお得なんです。
今回購入したのはサトーサイアムというものです。瓶ビールに入っているのでビールかと思ったのですがどうやらちょっと違うようです。
グラスに注ぐと透明な液体が入っています。炭酸ではない模様。香りは若干発酵臭のある甘い香り、白ワインっぽいにおいがします。
アルコール度数は6.5%。こっちで売っているビールと同じくらいの度数でしょうか。それ以外はタイ語で書いてあるので原料などは不明です。ただアルコールっぽいというだけしかわかりません。
味は甘い白ワインといったところ。どうやらコレ、米だかもち米だかでできた醸造酒なんだそう。要は日本酒のようなもののようです。確かに日本酒っぽさがあります。
近い味は合成清酒でしょうか。甘ったるい感じ、調味料が足されたような味わいが合成清酒の雰囲気があります。買ったからには飲まなきゃお酒の神様に叱られます。そんなわけで飲み干したのですが、そこまでおいしいものではありませんでした。
同じ量でシンハーの瓶ビールとは20バーツくらい値段が違うので買ったのですが、これならビールの方がよかったですね。まずくないんです。でも甘ったるいので他に飲み物が欲しいんです。
日本でもビール飲みたいと思ってるのに冷酒出てきたら「コレジャナイ」と思ってしまうでしょう。そんな感じです。このサトーサイアムを温めて飲んだら日本酒っぽい感じになりそうな気がしますがどうなんでしょうかね。タイは暑いのでわざわざ温めて飲む人もいないのでしょう。
次は買って飲むことは無いんだと思います。でもサトーサイアムはタイに来なければ飲めないでしょう。日本に輸入している業者はないと思います。タイに滞在したから飲めたわけです。そのままだとちょっと甘ったるいんでソーダで割ってスプリッツァーのようにして飲むのが一番よさそうなカクテルになりそうです。下手したら炭酸の方が高くなってしまうかもしれませんね。
屋台のカオマンガイにタイのご当地酒サトーサイアム。日本でいえばとんこつラーメンと大五郎といったところでしょうか。だいぶバンコクにも慣れてきたのでもう少し色々なところに行きたいと思います。