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【サイアム観光】変化するタイのバイク事情

【サイアム観光】変化するタイのバイク事情

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バンコクに来て以降昼飯はターミナル21のフードコートに行ってばかりです。量は少なめですが値段が安くて比較的綺麗なので重宝しています。そんなわけで昼間はそこで食事を取りそしてどこかに出かけるという感じで生活をしていました。フードコートは正義です。でもそこだけで判断するのは良くありません。そんなわけで別のフードコートに行ってみました。場所はサイアムです。

なんだったらバンコクに来てアソークとサイアムしか行ってない。

本日もバス移動です。道が混んでいなければプロンポンからサイアムまではそこまで時間がかかりません。サイアム行きは25,40,48,501,508です。

2と511もサイアムの手前まで行くので基本的に来たバスに乗ればいいわけです。もしそれで別のところに行くようであればその時考えればいいんです。のんびり過ごすバンコク滞在です。マイペンライの精神でいましょう。

今回行った場所はサイアムセンターという施設で雰囲気は一昔前の原宿っぽい感じのところです。

きゃりーぱみゅぱみゅが着てそうな服などが普通に売っています。要は若者のための施設です。若者のための施設に若者ではない私が行く用事はこちらにフードコートがあるからなんです。大きめの商業施設にはフードコートがあるようです。サイアムには大きなビルがいくつかあります。商業施設単位でフードコートがあるので好きなところを選べばよいでしょう。今日はたまたまサイアムセンターにしました。

システムは他のフードコートと同じです。カウンターでお金を払いカードにチャージします。無言で紙幣を係員に渡せばチャージされたカードが手渡されます。食べる量にもよりますが一品あたりの金額は100バーツ以下なので200バーツほどチャージしておけば足ります。

ただサイアムセンターのフードコートはターミナル21よりもちょっとだけ高いようです。そしてメニューもちょっと違います。

中には和食も。丸亀製麺、ペッパーランチが出店しているようです。そのほか寿司っぽいやつもありました。和食はちょっと高めのようです。ローカルフードは100バーツ以下という感じです。

今回注文した料理はカレーです。色々なフードコートに行ってタイ料理が食べたいと飛び出した割には「インド」と書かれた看板の店で注文してしまいました。名称がビーフマッサマンカレーとなっていました。マッサマンカレーはタイカレーの一つのようなのでタイ料理という位置づけでよいのではないでしょうか。米ではなくロティのやつを注文しました。値段は90バーツ。少し贅沢してみました。

ビーフカレーなので牛肉です。それに芋と豆がカレーの中に入っています。香辛料はがっつり効いているので辛いですがうまいです。米にも合う味付けです。油分多めで辛めなので確実に腹下すヤツです。でもこういうのが旨いんです。付け合わせのピクルス的なヤツも相性が良いです。今回はロティというインドのパンで食べましたが米なら毎食これでも大丈夫な感じです。

食事を終えた後はサイアムのあたりを観光がてらぐるっと回ります。

こちらはサイアムディスカバリーという施設で2016年にリニューアルオープンしたそうです。同施設は日本人デザイナーの佐藤ナオキさんという方が総合監修したんだとか。サイアムディスカバリーにはLOFTや無印良品といった日本の店が入っています。

サイアムセンターよりも落ち着いた雰囲気で見やすい造りとなっています。同種の製品が同じフロアにまとめられてあるため見やすいです。

腹ごなしも済んだのでカフェに移動して作業をしたいと思います。先日セントラルワールドに立ち寄った際によさげのスタバがありました。いつも通りスタバで作業をしたいと思います。

セントラルワールドのグランドフロアでカワサキのバイクの展示会が行われておりました。タイといえばタイバイクのイメージがあります。アンダーボーンフレーム、細いタイヤで低燃費。排気量は150㏄以下というのがタイのイメージでした。しかし最近は大きなバイクの人気が高くなっているようです。規制が解除されたか税制面が変わったかしたそうで若い人がリッターバイクを所有するケースが増えているんだそうな。町中でもたまにハーレーとか1000ccのスーパースポーツを見かけます。そして250㏄のカウル付きのバイクが多く走っています。以前は道路整備が不完全でバンコク中心地でもアスファルトに穴が開いていたり砂が浮いていましたが今は多少良くなっているような感じです。整備されたとはいえ少し離れれば路面状況は良くないのでKXとかのオフ車または17インチを履かせたモタード車のほうがよさそうな気がしますが、売れ行きが良いのはスーパースポーツのようです。

とはいっても結構な金額がします。リッターバイクを買うとなると200万円近い金額となります。若者に人気があるといっても富裕層や収入が安定した人が休日の趣味として使っているのがほとんどでしょう。収入が少ない人には乗りたくても乗れないというのが現状なのでしょう。タイは貧富の格差が激しいようで、お金持ちは趣味としてリッターバイクを買っても屁でもないのでしょうが貧乏人は全然買える金額ではないのでしょう。でもお金がないけど欲しいという人はいるはずです。
日本だったら中古車があります。20年落ちのバイクと聞くと古い感じがしますが2000年のバイクです。私が持っていたのは600㏄の99か98のYZF-R6でした。600ccですらパワーを持て余していました。安定感など1000ccには1000ccの魅力があり、最新バイクは制動性など魅力もあるのでしょうが公道走るのであればあれくらいのちょっと古い600ccくらいのバイクで十分なんです。日本ならその手のバイクが転がっているわけです。

しかし今の日本はバイク離れが進行しています。第一次、第二次バイクブームというのがありましたがブームと呼ばれるだけあり時間がたてば下火となります。日本は狭いので機動力の高いバイクが便利と言われた時代もありましたが、駐禁を切られるようになってしまいさらには駐車スペースがないため車よりも不便な乗り物になってしまいました。そして自動車も売れ行きは芳しくない状態です。車を持てば保険代が毎月かかる、車検は二年ごとかかる、重量税などの税金もかかる駐車場代は高い。ガソリン代、高速代、その他車を維持するためにかかる費用。安全に乗るとなると一定の金額が必要で、都心で車を所有するというのは趣味の域になっている感じがします。バイクはランニングコストは少ないものの移動手段として使用するのにリッターバイクは不要です。事故ったら死ぬ可能性がある、走ると顔汚くなる、夏暑くて冬寒い。そんなバイクは人気が出ないのでしょう。
バイクの四大メーカーは全て日本の企業です。ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハ。これらがあるのに日本国内でのバイクの売れ行きが悪いというのは悲しいところがあります。
暴走族や事故の危険など悪い印象しかありません。そして所有をし続ける難しさや駐車場の問題などがあります。国を挙げて変えない限り日本のバイク文化というのは根付かないのでしょう。現在バイクの売れ行きは低迷しており、潰れたバイクショップもあるようです。
しかしタイではバイクを受け入れる姿勢がまだあります。街中には多くのバイクが走っており、今後も販路が広がりタイでリッターバイクが走る姿も一般的になるのでしょう。なんだったら日本から中古のリッターバイクをタイに輸出すれば一儲けできそうな感じがします。一昔前は中古のカブが高く売れていましたが今後は20年落ちのスーパースポーツを東南アジアに持っていくのがよさそうですね。

最近はモーターショーにもいかず、バイク雑誌とかを見なくなったためこのように新車を見る機会も無くなりました。そんなわけでバンコクで日本メーカーのブースで長居をしてしまいました。

予定通りスタバで作業します。こちらのスタバはかなり広いです。狭い空間で作業をするよりも隣の席と離れている方が作業がしやすいです。セントラルワールドのスタバは作業をするのに適しています。ただ時間帯で混むようで私が帰るころ、行列ができるほど混んでいました。カフェの利用時間帯はずらした方がよさそうです。

ちなみにホテルに帰る途中、タクシーとスクーターが事故を起こしていました。バイク運転手は動いていたので命に別状はなさそうですが、下肢から結構な出血していたのでおそらく解放骨折をしていたと思われます。あの交通事情で事故がないのが不思議だと思っていました。道路が整備されつつあるので速度も速くなるのでしょう。結果的にこのような事故が起きてしまうようです。
バイクは乗りなれている、そして以前タイホンダのバイクに乗っていたとはいえ、バンコク市内をバイクで走れる勇気はありません。あんな交通事情だと確実に事故起こすでしょう。都心部を出れば砂が浮いた道、都心部に来れば大渋滞。ここでリッターバイク乗ろうとする人の気持ちが理解し難いものがあります。

そんな環境でも大型バイクを買うタイ人。今後のバイク業界を引っ張ってくれる存在となるのでしょう。
1000ccのタイバイクが出るのはもうすぐそこかもしれません。

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