山林生活

カンボジアからタイへ。バスで行く陸路国境越え

カンボジアからタイへ。バスで行く陸路国境越え

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朝6時です。バスは7時45分発のようですが、一時間前に迎えに行くという話。つまり6時45分に迎えに来るようです。ホテルの朝食は6時から利用できるということでしたが現時点で朝食会場は閉まっていました。つまり朝食は食べられないようです。
昨日の時点でフロントには「明日の朝バス会社にピックアップされる」と伝えてあります。しかしフロントは誰もおらず。そしてバス会社の方が迎えに来ました。チェックアウトしたいがフロントに人がいないためチェックアウトできず。それを見かねたホテル前にいるトゥクトゥクの運転手がチェックアウトの手続きをしてくれました。支払いはカード払いだったのでとくに清算など無し。これってホテルのスタッフがいないから東京無線のドライバーがチェックアウトの手続きをしたのと同じってことですよね。

ワゴン車に乗りバスターミナルへ。先日プノンペンからシェムリアップに来た時と同じバスターミナルでした。

ターミナルについてそのままバスに乗るのではなくフロントで記帳をしなければならないようです。名前と性別、パスポート番号と国籍を記入します。そしてバスに搭乗します。

今回はこちらのバスです。GIANT IBISのバスは欧米人に人気なんだそう。36人乗りのバスに日本人一名。現地人一名。あとは欧米人です。

席は大分広いです。がっつり倒すこともできます。そして今回は隣に人がいませんでした。そのため二席使えました。広々使えるのはいいですね。

USB電源も二つ使えます。これがあるとバッテリー量を気にせずスマホが使えるので便利です。

しかし車両自体が古いため壊れている個所も。窓際を予約したのですがシートベルトが壊れていました。
出発前に車内でタイの出入国カードが配られます。添乗員は英語で書き方を説明してくれていますが、何言ってるかわからないため私はネットで検索して書きます。基本的に出入国カードはどこの国も同じようなものですが、毎回ファーストネームってどっちだっけ?とかそういうのでわからなくなります。間違えると面倒なので常に書くときはネットで確認して書いています。

さよなら、カンボジア。また会いましょう。ちなみに猪八戒はどこかに消えてしまいました。現在いるのは首のない沙悟浄(スネ夫)と右腕のない孫悟空だけです。長旅となれば傷つき時には別れもあるのです。そうやって人は成長していくものです。

バスに乗るとパンが支給されます。こちらが朝食となっています。朝ごはんを食べていないのでこれで腹を満たします。日本で食べるパンよりもこっちの方がおいしい気がするんです。
添乗員がバンコクまでのルートを説明。すべて英語です。カンボジアはどうでしたでしょうか?というような話をしつつ「アンコールワットは好きか?アンコールワット大好きか?僕は実は嫌いなんだ(笑)」みたいなジョークを挟んでいるようですが、言語がわからないためわかりません。

二時間ほど走るとトイレ休憩があります。カンボジアは道が悪く泥濘のある道路を走らなければならないことも。そのため速度はかなり遅いです。

12時過ぎにゲートに到着しました。これよりカンボジアからタイに入国します。道路わきにあるイミグレーションで出国手続きをします。指紋採取して顔写真を取られスタンプを押してもらい出国手続き完了です。タイランドまで残り200メートルです。

バスのところまで戻り、バスの乗客全員が揃うとここから徒歩で出国します。添乗員がタイのボーダーまで案内してくれます。

フレンドシップブリッジ。ここを越えるとタイになります。

これより入国手続きに入ります。ゲートの二階が外国人専用の入国手続きカウンターです。陸路の場合、入国の際にリターンチケット、つまり帰国便または第三国への出発便の有無を聞かれる恐れがあるそうです。帰国便が無いと入国できないと言われることも。これに関しては検査官次第のようです。今回はとくに問題なく両手の指紋をとり、写真を撮って終了。なんの質問もされませんでした。引っかかったら日本を発つときと同じように帰国便のチケットを予約する形になっていたのでしょうが全く問題ありませんでした。今のところ中国出国で引っかかっただけでした。

中国→香港→マカオ→中国→ベトナム→カンボジア→タイランド。

ついに6か国目のタイに到着しました。これまで全て初めて訪れる国でしたがやっと行ったことがある国です。タイは観光大国です。そのため何の不自由もなく過ごせることでしょう。

入国したものの次にどこに行って良いのかわかりません。添乗員がまっすぐ行って左みたいなことを言っていましたがどこのことを指しているのかわかりません。そのため乗客はゲートを出たところからずっと動かずにいます。私は冒険家です。まっすぐ行って左と言われたのでそれを実行します。
まっすぐ進むと駐車場のようなものが見れます。しかしバスは見当たりません。近くの人が「バス?」と話しかけてきたのでGIANT IBISのEチケットを見せると駐車場の奥を指さします。

かなり奥の方にバスが止まってました。人に聞いたからわかったものの何も聞けなければバスの場所もわからないでしょう。

バスに乗るとお弁当が配られます。弁当といってもチャーハンしか入っていないやつです。

チャーハンにキュウリ。豪勢ではありませんがこういうのでいいんです。しかし、箸もスプーンもついてないんです。これどうやって食べるんでしょうかね。

タイに入国したんですが、ここってインドでしたっけ?

いや、インド人だってチャーハン食べるときはスプーン使うはずです。どうやらほかの人にはスプーンが備え付けられている様子。きゅうりと一緒にスプーンが入っています。しかし私のはキュウリだけ。つまり私だけスプーンなしで食べなければならないわけです。これっていわゆる差別を受けてるってやつでしょうか。日本人差別なんじゃないでしょうか。
日本人は野蛮な民族。そんなやつは手でチャーハン食べてればいいんだって感じですかね。

キュウリを箸代わりにして食べる。

キュウリは箸として代用できる。これまで備え付けのキュウリは食べたことなかったのですが、案外このキュウリおいしいんですね。周りの人に「このジャパニーズはキュウリでチャーハン喰ってるぜ。日本ではキュウリが食器なのかい」って言われないようにスピーディー掻っ込みます。誰にもキュウリで食べてるところは見られてないはず!
食べ終わるころに添乗員から「今日は昼食にチャーハンを用意した」と説明が入り「みんなチャーハン好きだよな?好きだよな?僕、嫌いなんだよ(笑)」というジョークを挟んできます。たぶん欧米人に受けがよかったため毎回このネタを披露してるんだと思いますが、全然笑えません。そんなことよりスプーン入れ忘れたやつ出てこいと言いたいです。

オレはスプーン入れないカンボジア人が嫌いだ。

ゲートを抜けるのに一時間ほど。これより5時間ほどかけてバンコクに向かいます。停留所はカオサンロードの近くなんだそう。そのためホテルもそのあたりに取ろうと思います。

道中トイレ休憩です。セブンイレブンがあります。やっぱりセブンイレブンがあると安心しますね。カンボジアではサークルKが唯一あるくらいでした。コンビニがあればどうにかなるという安心感は日本人特有のものなのでしょう。そして一番あったらいいななのはセブンイレブンです。

ただまだタイの田舎の方なので屋台とか昔の感じがしますね。

そこから二時間ほど走ると街並みがガラッと変わります。ベトナムも発展していると言われてましたがやはりタイのバンコクは頭一つ抜けてますね。シンガポールもすごいんだと思いますが、やはりバンコクは素晴らしい街です。この景色を見るだけで安心感があります。

夕暮れ時、バンコクに到着しました。これより宿探しとご飯をどうにかしたいと思います。

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