【解決までの流れ】クレジットカードの不正利用発生
2019年初頭から私はキャッシュレス化を目指しました。クレジットカードと電子決済をメインにして財布すら持たない生活に切り替えました。たまに現金のみの店にあたるときもありますが、かなり減ってきております。多少の不便は強いられますがそこまで負担にはなりません。1万円と千円を一枚ずつ持っていれば対処できます。地方に行くとカード使用できない店がたまにありますが、ほぼ現金を使うことはなくなりました。
公共交通機関はSuicaで支払う、コンビニではID払い。電子決済が使えないところはクレジットカード払い。自販機もコインパーキングもキャッシュレス化しているところも増えてきております。ショッピングだけでなく公共料金の支払いもカード決済に切り替えました。水道光熱費や携帯代、サーバー代、サブスクリプションの支払い。先日は自動車税の支払いをカード決済で対応しました。現金を必要としないため銀行に行く機会も減りました。またお金を触らないため衛生的でもあります。数年前まではニコニコ現金払いでしたが、キャッシュレス化したことで生活スタイルもだいぶ変わったのです。
昔は数百円のためにカードを出すということに気が引けました。
クレジットカードで払い、万が一カード情報が盗まれたりスキミングされたらさらに面倒になります。数万円の買い物であればあれですが数百円のためにそのリスクは負いたくない。そのため少額決済はしてこなかったのです。それとカード払いだと店が手数料を負担することになりますからね。でも使い続けているとそれらの気持ちは麻痺していきます。今だとうまい棒一本買うのですらキャッシュレス決済になってしまいました。
そして先日カードの不正利用が発覚しました。
現在メインで使用しているカードはANAカードで、三井住友カードがカード発行元となっております。その三井住友カードより「カードの利用確認にご協力をお願いいたします」と書かれたSMSが届きました。どうやら誰かに不正利用されているようです。そのためネットで利用履歴を確認したところ、中国元で日本円30万円ほどの決済、翌月にはユーロで日本円15万円ほどの決済がありました。そのためカスタマーサポートに電話をかけました。
色々調べてもらった結果、この二つ以外にもカナダドル、米ドル、ポンドなど数軒利用しようとした形跡があったそうです。しかし利用額は100万円以上の決済だったため取引不成立になっているとのこと。最初の不正利用から20日間で10回ほど海外からの利用があったようです。
そのほか不正利用がないかを確認するため、カスタマーサポートの女性スタッフと私の利用履歴を一つずつ確認していきます。コンビニなど日本のものと思われるものに関してはスルー。それ以外の英語表記で書かれたものについて「これはお客様のご利用で間違いないでしょうか?」という感じで見ていきます。女性スタッフに質問されたのは「wpX」と書かれた利用履歴でした。wpXはXサーバーのワードプレス専用レンタルサーバーです。昨年契約して一年経ったためカードで一年分支払いました。そのためwpXというところに支払った利用履歴が載っていたのです。「このwpXはレンタルサーバーで日本法人のものです。サーバーを使用しているためこちらに支払っています」と支払先と支払い理由を説明していきます。
コレ、現在外出自粛でよかったと思いました。
もしここに「yoshiwara land」と書かれてたらカスタマーサポートの女性スタッフに「吉原ランドって、これ、何なんですか?何の利用ですか?」って質問されてプレイ内容を女性スタッフに伝えるプレイをしなければならなくなっていたわけですからね。何でもかんでもカードで支払うべきじゃないということが少しわかった気がします。
カードの不正利用の補償は利用時から60日以内のもの。また暗証番号使用による不正利用は原則対象とはならないそうです。基本的に暗証番号は外に漏れる情報ではなく、また人に知られてはダメな情報です。そのためカード利用者は暗証番号を知られないように管理しなければなりません。善管注意義務を怠ったということで補償はされないというわけです。暗証番号が誕生日だったり容易に番号がわかるものであれば善管注意義務違反となるようです。もちろん注意をした上で漏れてしまうケースも中にはあります。その場合は補償の対象となるようです。
今回は60日以内に事件がわかったため補償の対象となりこれらの決済は全て無効となりました。金銭的負担はゼロです。でもここからが面倒なんです。
今回不正利用が分かったため現在利用しているカード番号は使用できません。カードの再発行が必要となります。発行するまでに10日間かかるということです。
手元には別のカードがあります。またIDやSuicaは使えるそうです。そのため日常の支払いは問題ありませんが、公共料金などの支払いに関してはカードが停止しているため決済できない状態となっております。
ちょうど月末前だったためこれより色々な引き落としがあるわけです。それらをどうにか対処していかなければなりません。
全部で8か所ほど支払っているところがあります。ネット上でカード番号の変更ができるところはすぐに手持ちのカードに切り替えました。しかし切り替えられないところもあるようです。その一つがNTTでした。
いつもであれば切り替えられるようなんですが、現在システムが停止しておりカード決済に切り替える、カード番号を切り替えるという作業がネット上でできないんだそう。切り替えるのであれば郵送かドコモショップの店頭に行かなきゃならんのだそうです。
手元に新しいカードが届くのが10日後。カード支払いは新しいカードでしたいのです。理由はマイルが貯まるから。でも10日間支払えない空白があると、その時支払い日だった場合に払えない状態になってしまいます。というより支払日がこの10日間の中にあるため支払えないんです。そのため緊急措置として手持ちのカードを仮登録して凌ごうと思っていたのですが、仮登録をするのに郵送で書類を送ってもらいそれを返送する作業、ただでさえコロナウイルスの影響で人員が少ない店に一時的なカード切り替えのために赴くというのは好ましくないでしょう。
どうすればいいか悩んでいたのですが、結論はそのままの状態でよいことになりました。
そのままの状態であれば決済できません。決済ができないと郵送で支払い督促が来るそうです。それをドコモショップに持っていけば払えるんだそう。その際に新しいカードで登録をすればよいわけです。
これを聞いて電気料金などもとりあえずそのままにしておきました。今月分はこのように支払うこととなるわけですが、新しいカードが届けば切り替えればそれ以降はカード払いにできます。
不正利用の補償はあったのでよかったですが、全てカードで支払っているとこのような時が面倒ですね。一日がかりで作業をしていました。カードは便利なんですけどね。
しかし、なぜ不正利用になったのでしょう。不正利用ということはカード番号が外に漏れたわけですよね。カードの利用はありますが、ここ最近は外出自粛が続いておりました。不正利用があった日から遡って利用履歴を見ていたのですがコンビニでの使用、Amazonとヨドバシ・ドット・コムでの決済くらいしかないんですよね。一件だけ個人経営の飲食店でカードを利用したくらいでしょうか。さすがに今年初めに行ったバンコク旅行のときのものっていうのも期間が経ちすぎてるし。あるとするならばどこかのお店の利用履歴が最近になって漏洩したというくらいでしょうか。あと、カード情報を登録したのはシャープのマスクの時ぐらいなんですが...。
今回思ったことは、補償のことを考えると暗証番号の入力は極力控えた方がよいということですね。少額決済であればサインレスが増えていますが、暗証番号を打ってくださいというところのほうが多いです。面倒でもサインに切り替えた方がよいんだと思います。とくに海外ではサインで対応したいと思います。May I...sign OK かぁ?