【コガタスズメバチ】恐怖!千葉山奥に実在した人食いバチとの死闘!
暑くなるとムシムシするから嫌だ、日焼けするから嫌だといった嫌な部分が色々ありますが、暖かくなると嫌なのはやはり虫です。冬場は虫がいません。寒いけれど虫が飛んでいないので気にせずいられます。でも暖かくなると虫が多くなるんです。私の山林には蚊が少ないですが、少ないというだけでいるにはいます。そのため蚊に刺されることもあります。ほかにもアブとかハエとかオオゴキブリなんかもいるわけです。そんな中で一番厄介なのは蜂でしょうね。
毎年蜂には悩まされています。山の中なので避けて通れないのでしょう。以前は花壇のところにオオスズメバチの巣ができていました。巣をつくられると一年間共存しなければなりません。
とくに春を過ぎて梅雨までの間が一番巣ができる時期のようで、ここで対処しないと以後が大変になるわけです。
ずっと頭の上で羽音していると思ってたら巣がありました。これ、絶対スズメバチの巣です。テレビでよく見るヤツー。
スズメバチの羽音は結構多いな音がするので分かりやすいです。今年もスズメバチ飛んでるなぁと思っていたら巣ができていました。まだ小さいサイズです。今のうちに駆除したいと思います。
動向を見てみましたがどうやら働きバチはおらず女王バチだけの様子。
このひょうたん型の巣を作るのはコガタスズメバチという種類の蜂なんだそう。基本的に人を襲うことなく大人しい性格なんだそうですが、巣を作るのが人家の軒下のため接する機会が多くそれにより蜂の被害があるんだそう。
実際に二日ほどこの巣の存在に気付かずにベランダのところにいたわけですが、何にも攻撃されませんでした。現状では女王バチのみですが働きバチが出てくると厄介となります。そしてこの位置に巣ができると小屋の出入りも難しくなります。
今であれば女王バチのみ。しかも巣作りに必死となっています。一対一の勝負。これだったら素人でもどうにかなるんじゃないでしょうか。巣が大きくなってしまうと業者に頼むしかありませんが今であれば何とかできそうです。
駆除の方法を色々と考えた結果、水攻めを選択しました。
手元には殺虫剤的なものがありません。唯一あったのが虫コロリという殺虫剤でした。ぜんぜん蜂に効かなそうだし、そんなのスプレーしたら反撃されてしまいます。重要なのは反撃されずに殺すこと。水攻めであれば一番良いと思ったわけです。
蜂の巣のサイズはペットボトルサイズです。2リットルペットボトルの上の部分を切って水を中に入れる。それを巣に被せる。蜂の巣の入り口は下にしかありません。つまり蜂が出てこれないわけです。巣は水を吸ってボロボロになる。巣の中に水が入り込み蜂も死ぬという算段です。
最初の被せるところに多少のリスクがありますが、被せてしまえばあとは時間が解決してくれます。
ということで実行します(※以後は文章をみて想像してください)。
恐怖!千葉山奥に実在した人食いバチとの死闘!
スズメバチの巣の下に脚立を用意。とくに蜂が出てくる気配はありません。片手に水の入ったペットボトルを持ち、ゆっくりと脚立を登ります。万が一出てきたとしてもすぐに逃げられるような体制だけは整えておきます。
そして勢いよく蜂の巣にペットボトルを被せます。
とくに問題なく被せることができました。予定通り蜂の巣の出口は水の中。つまり蜂が出ることもできないわけです。徐々に巣は水を吸っていくでしょう。そして蜂もろとも破壊できるわけなんです。
そういう予定だったんですが、ある程度時間が経ったタイミングで蜂が出てきました。まさか水の中に入るなんて。それ以降は大惨事です。当然蜂が出てきたので手に持ったペットボトルは手放します。そのタイミングで蜂の巣は破壊されます。しかしペットボトルはひっくり返ってあたりは水浸しに。とりあえず退散します。
どうやら女王バチは生きていたようで以後一時間ほどベランダの周りをうろちょろしていました。一応スズメバチの巣は壊せました。またスズメバチも諦めたのか次の日にはいませんでした。ただ女王蜂は生きています。つまりまた作られる心配があるというわけです。流石はスズメバチです。生きるために水の中に飛び込むんです。想定外の動きでこちらもあわててしまいました。
今回コガタスズメバチでしたがオオスズメバチもいる地域です。去年はそうでもありませんでしたが今年は蜂が多いかもしれませんね。ちなみにスズメバチの巣とは別にあしながバチの巣もありました。そちらは女王バチが不在の際にピッと巣を壊しておきました。
あとは軒下の部分に虫用殺虫剤をかけておきます。蜂は殺せませんが、吹きかけておけば巣は作られづらいでしょう。次回来たときは蜂用のスプレーを買っていこうと思います。
ちなみに蜂駆除の際に近くにミラーレスカメラを置いてあったのですが水攻め失敗の際に水をかけてしまいました。少量だったので壊れたりしていませんが、やはりアウトドアなことをするのであれば防水性の高いカメラの方がよいのでしょうね。