【昆虫食】アジナガバチの蜂の子食べてみた
囲炉裏が完成したことで小屋の生活レベルがアップしました。
これまでは調理をするとなればカセットガスコンロを使用するか七輪を使っていたんですが、これからは囲炉裏で調理ができます。そして火を焚くのも外でしたがそれもここで出来るようになりました。
こんな感じで五徳をつかってスキレットで調理もできるようになりました。せっかくだから何か調理してみたいですね。
ほとんどニンニクは倒れていましたが一部は蕾が出来ていました。蕾が出来ていたやつは今回はまだ収穫していません。でも蕾をそのままにしておくと栄養が蕾側に回り、根っこが痩せてしまうんだそう。というわけで花が咲く前に切断したものがこちらです。要はニンニクの芽ですね。中華料理とかで利用します。子供の頃はよく食べたんですが、最近は食べることもなく買うこともなくなりました。そもそも売っているのかどうかもわかりません。若干薹が立っているようで固そうですがちょっとは食べられるでしょう。
ということで油をひいて塩焼きにします。ただ焼くだけです。
一応ニンニクの芽の味がします。蕾側はまだ食べられますが、根っこ側は硬くて食べられないです。ニンニクの芽ではなくニンニクの茎でした。
まぁ食べられる範疇じゃないでしょうか。もろ酒のつまみって感じでご飯のおかずにはなりそうにありません。そもそもニンニクの芽だけ焼いて食べたって味気ないんです。やっぱりタンパク質って重要なんです。以前は牛肉買ってきてすき焼きとかステーキとかを作りました。炭火で焼いた肉って美味いんですよね。鶏肉も炭火焼きで食べるのがサイコーに美味いんです。アウトドアといえばタンパク質なんです。
法律の問題をクリアして狩猟ができ、獣を捌く技術があれば野山にいる獣を捕らえてそれを糧にできるんですが、残念なことにそれは法的にも技術的にもできません。たんぱく質を取るためには山を下りてスーパーで売っている食肉加工場で精肉されたものを買って食べるしか方法がないんです。
いや、本当にそれしか方法はないのだろうか??
見逃しているものはないだろうか?たんぱく源というのは必ずしも獣肉だけではないはず。例えば魚だってそう。生き物と呼ばれるものにはたんぱく質が含まれているものです。
これこそ未来のたんぱく質!蜂の子です。
小屋のベランダの軒下にできたばかりのアシナガバチの巣がありました。サイズは直径5cmくらい。棒で突っついたところぽろっと蜂の巣は落ちました。中から一匹だけ蜂が出てきましたがどこかに飛んで行ったのです。その蜂の巣から少量ですが蜂の子を採取しました。
蜂の子はたぶん食べたことがあるんですよね。といってもだいぶ昔に食べたことがあるくらいで味の記憶はありません。イナゴは頻繁に食べてるんですけどね。イナゴとか蜂の子って長野の原住民が食べる食材。うちのばぁさんの生まれが長野のほうだったためかそこまで抵抗なく食べれます。これも長野原住民の血が流れているおかげなんでしょうか。
生でも食べられるって話ですが、昆虫はどんな病原菌を抱えているかわかりません。もしかしたら新型コロナウイルスの発生地点になり、いつしか勝浦株とか勝浦肺炎とか言われてしまうかもしれないわけですのでちゃんと調理します。ちゃんとといっても油で炒めて塩かけて食べるだけです。
マジでこれ喰うの?
火が強かったからなのか破裂して内臓みたいなのが飛び出しています。見た目はグロテスク。
ほぼ罰ゲームに近い感じですがこの地球外生命体みたいなやつをこれから食します。
幼虫はウジ虫もカブトムシも見た目はそこまで変わりません。ウジ虫ってハエの幼虫ですがフランスとかだと食べるってことだし。蜂の子も最近では高級食材と呼ばれているんだとか。既製品じゃないので若干不安ですが食べます。
これ、結構うまいかもしれない。
ナッツの味がします。木の実っぽい味と海老っぽい味がします。泥臭い苦い味を想像していましたが、高級食材と呼ばれるだけあって相応の味わいです。
でも食感はすごい不愉快です。虫喰ってる感じ。まぁ実際に虫喰ってるんですが。
味は美味しいですがやっぱり見た目と食感がなかなか受け入れられないですね。別の食材と混ぜたとしても「この料理、虫入ってるじゃねーか!」って怒鳴るレベルです。
最近ではコウロギなどを食材にしたりと昆虫食が脚光を浴びているようです。家畜による温室効果ガスが地球環境に与える影響が強いため、肉食の考え方も変わってきているようです。その代わりとなるのが昆虫なんだとか。昆虫を粉末化して成形した人工ハンバーグというのも出来ているそうなんです。
「最近人工肉ばっかだなぁ。やっぱりちゃんとした肉食いてぇなぁ」なんていう肉食が一般的ではない時代がくるのかもしれません。
結論としては、ナッツの味がするならナッツ食べるし、海老の味だったら海老を食べる。でも蜂の子は比較的食べられるし、有事の際は貴重なたんぱく源となるのが分かりました。