山林生活

【人は皆間接的にウンコ食ってる】液肥を自作してみた

【人は皆間接的にウンコ食ってる】液肥を自作してみた

[更新日]
[著作者]

桃太郎のおばあさんは川に洗濯に、おじいさんは山にしばかりに行きましたとあります。しばかりっていうものを子供のころは芝刈りだと思っており、このじじいはゴルフ場的なところで働いている人なんだなと思っていました。

芝刈りではなく柴刈りというのを知ったのが最近というのは内緒です。

そしておじいさん、おばあさんと言われていますが、その当時のおじいさんとは40代前後の人のことを指すそうです。40代くらいであれば閉経しておらず桃を食べて元気になり子供を授かるなんてことがあってもおかしくないわけです。

私も要はおじいちゃんです。
桃を食べたところで元気になるわけではありませんが。

そんなおじいちゃん。今日は山で柴刈りしにきました。
しに来ましたっていうよりいる場所が山なんですが少し枯れ枝の多いところに行って柴集めです。

七輪を買って肉を焼いたわけですが火おこしの際に火種が必要なんです。炭だけで火元を作るのは大変なんです。そのため枯れ枝を集めておこうと思いました。周りに同じような考えをしている人が多くいると枝も転がっていないのですがこのあたりに落ちてる枝を集める人なんていません。つまり独り占めできちゃうんです。

かなりの量ですが、これ一瞬で集められるんです。今回は一輪車二杯分を集めておきました。火種が作れればいいんでこれくらいあれば十分です。ベランダの下に干しておけばよいでしょう。
こんな感じで自然の中で得たものを使用するというのもいいもんですね。

こちらは先日集めた落ち葉です。定期的に混ぜないとダメらしいので今回混ぜました。落ち葉は比較的土に還りやすいですね。雑草は残ったままでした。一年ほど経てば全て土になるのでしょう。そうすればそれがたい肥となるわけです。でもこのたい肥は土壌改良材としての役割はあるのですが肥料としての能力は低いそうなんです。つまり別で肥料を用意しなければならないということ。ここで栄養たっぷりの肥料があるとするのであれば人糞なんでしょうが、そこを取り扱えるほどのレベルに達していません。そのため肥料は購入したものを使うことにしています。

しかし買ってきたのが粉の肥料なんです。蒔くのであれば液体のやつの方がよいですよね。液体であれば蒔きやすいですからね。これまで追い肥という作業をしてきませんでした。作物は厳しく育てるべきという考え(実際は手入れがめんどくさかった)の中育ててきたので肥料をあげるという考えが無かったんです。しかし作物も動物も同じで食べ物がなければ大きく育たないんです。そんなわけで今後は肥料を与えていこうと思います。そんなわけで液肥を探していたのですが液肥って化成肥料しか売っていないんです。探せばあるんだと思いますが見つけられませんでした。

ということでこれより液肥を作りたいと思います。
要は肥料水溶液作ればいいってわけですよね。肥料を液体に溶かすだけ。ミロ作るのと同じです。

手元には大量のペットボトルがあります。ペットボトルがある理由は飲み水確保のため。近くに川がありますが飲めません。そして井戸水もありますが飲めません。そのため飲料水は買ってきています。千葉県は井戸水が豊富なので近くを探せば無料で飲み水を汲めるところもありますが、汲むのも面倒なんで売ってるものを今は使っています。そのためペットボトルがどんどん増えるわけです。一部は捨てたりしていますが、利用価値があるためある程度残しています。

こちらに肥料を入れていきます。紙コップ1杯分。すりきりで約200mlくらいでしょうか。

とりあえずすべてに肥料を入れていきます。この肥料は油かすと魚粉を混ぜたものらしいです。これを水に溶かせば完成ですが発酵させることでさらに扱いやすくなるみたいなんです。

発酵といっても水を足してあとはそのまま畑に放置するだけ。イースト菌とか入れた方がよかったのかもしれませんがまぁ大丈夫じゃないでしょうか。
発酵により炭酸ガスが発生すると思います。そのため蓋は完全に閉め切りません。発酵は酵母によるものなんでしょう。そうなると25℃以上の温度がいいんでしょうね。ちょうど夏になるんで良い時期なんじゃないでしょうか。

要はウンコ汁みたいなもんですわ。

ウンコ汁を定期的に撒くことで肥沃な大地になるわけです。魚粉が入っているので結構な臭いがします。これ、発酵するとさらにヤバそうな臭いになりそうな予感です。今回は売ってるものを使いましたが生ごみとかそういうのから肥料を作っていくというのもアリなんでしょうね。
これ、結構面白い作業ですね。今後は液肥づくりに力を入れたいと思います。
液肥づくりは酒造りとかに通ずるものがあります。日本ではお酒を造るのは酒税法で禁止されています。でも肥料であれば法的な問題はなさそうです。醸すことで新たなものを作る。こういうのいいですよね。ぬか漬けとか菌の力を借りて別のものを作るというのって素晴らしいですね。

まぁ今回つくったのはウンコ汁ですが。

いつかは自分のモノで本当のウンコ汁を。

関連記事

にんにく農家となった日
にんにく農家となった日

いつもであれば梅雨入りは6月になってからですが今年は例年よりも早いという情報をキャッチしました。梅雨入りをすると梅雨が明ける...

 
山林の食事。自家栽培のことを考える。
山林の食事。自家栽培のことを考える。

納豆と卵とみそ汁。先日里に下りた時に副菜を購入しました。 ザーサイです。 漬物系が一品あればと探したのですが、ど...

 
山林の畑、成長の様子
山林の畑、成長の様子

山林の畑にはジャガイモとニンニクが植えてあります。どちらも夏前に収穫する野菜。平年であれば6月末頃に収穫でしょうか。今年は梅...

 
【人類の知恵】除草剤は世界平和に役立つはず
【人類の知恵】除草剤は世界平和に役立つはず

人類は元々狩猟や採集で生きてきました。 しかし狩猟というのは簡単なものではなく、その時々で得られる獲物は決まります。時には...

 
素人がニンニクの自家栽培を目指す
素人がニンニクの自家栽培を目指す

台風以後バタバタとしており山林に行けておりません。ただ行っておかなければなりません。この先いつ行けなくなるかわからず、恐らく...

 

Profile

Author:

山林生活

山林生活を目指す。
でも都市型生活、旅行を中心にブログを書いてます。⇒プロフィール

お気に入りRSS