【セルフカット】坊主カッターで床屋代を節約する
欧米は日本よりも薄毛率が高いんだそう。薄毛になるのはストレスや食生活などといった環境的な問題もありますが、一番は遺伝です。
血は争えない。トンビが鷹を生むことはなく、ハゲからはハゲしか生まれないんです。男性ホルモンがどうのとか、ストレスがどうのとかそういったことを言っている人もいますが、それらは関係ないでしょう。そもそも薄毛の悩みなんて最近の悩みではなく、有史以来ずっと、なんだったらそれ以前の悩みなんでしょう。薄毛で悩んでいる動物もいるんだと思います。要は血なんです。呪われた血なんです。
ハゲてねぇし!ただの薄毛だし!毛が細いだけだし!
そうやって自分をだまし続けていたころもあったのでしょう。そこまで薄毛に悩んでいたわけでもなく、ハゲる運命だと自分ではわかっていました。容姿で人を差別するのは人権問題ですが、ハゲには人権が無いようです。そのため「このハゲー!!」と罵られることも多いのでしょう。そしてハゲは笑いものにもなるわけです。肌が白い黒いというのが人権問題になるのに、毛がないだけで差別される世の中なのです。そのためハゲに抗うためプロペシアというAGA治療薬を飲んでいた時期もありました。
しかし薬は副作用があります。プロペシアを飲むと体調を悪くしてしまいました。そのため薬を飲むのも辞めました。
避けられない遺伝子。もう受け入れるしかないのではないか...。
そんなわけでハゲを受け入れることとしました。
ハゲ治療は保険適用外、つまり病気ではないんです。ハゲを治す?そもそも患ってないんで治す必要がない。それこそが自然なんじゃないでしょうか。
かつらをかぶる、植毛や育毛をする、高額な薬を飲む。色々対処法はありますが、「もう何もしない」のが一番正しい選択なんだと思います。
見た目が悪い?だって見た目じゃなくて人って中身が重要なんでしょ!?
とはいってもハゲ散らかしたままというのは好ましくありません。異性にもてる云々の前にハゲ散らかしたままだと見た目が汚らしくなってしまいます。社会生活を円滑に続けるうえで多少なり身なりは整えなければなりません。美容院に行ったり床屋に行ったりして整髪しなければなりません。
しかしハゲを整髪しても所詮ハゲなんです。そんなわけで私はスキンヘッドにしました。
スキンヘッドも社会生活をする上であまり良い印象が無いようです。海外だとスキンヘッドは反社のイメージがあるそうです。日本だとお坊さんかプロレスラーかあとは反社のイメージ。結局反社のイメージというのは万国共通のようです。スキンヘッドにしたのはちょうど会社員を辞めたころの話。人生一度くらいは頭丸めてみるのもよいかなと思いまして、半年ほどスキンヘッドで生活をしていました。
髪のことを気にせずに過ごせるって素晴らしいと思っていたのですが、実際はそんなことなくなんだったらずっと気にしなければならないものでした。
まず髪がないので頭を守るものがありません。少ない髪でもそれがあるとないとで防御力が違うんです。角に頭ぶつけたら出血しそうでずっと不安なんです。頭ぶつけないようにずっと注意していました。それと日差しがかなり辛いです。夏場は帽子かぶらないとやばいことになりそうです。
そして1週間程度でスキンヘッドではなくなります。髪は一日0.3mmほど伸びるそうです。つまり1週間で2mmも伸びてしまいます。スキンヘッドにするともう少し伸びるのは遅いですがそれでも1週間くらいでスキンヘッドとは呼べない状態になってしまいます。その都度床屋に行って刃をあてに行かなければなりません。数カ月に一度くらいのペースでしか行っていなかったのにスキンヘッドにしたら月3回くらいのペースになってしまいました。
このように金銭的な負担もあったのですが、辞めた一番の理由はスキンヘッドが似合わないということです。髪型でどうのこうの言える次元ではありませんが、スキンヘッドがマッチしていなかったんです。そのためスキンヘッドは辞めていわゆる普通の一分刈りやら五厘刈りといった具合に落ち着いたのです。
でも五厘刈りでも数週間すると髪が伸びてきてしまいます。一度短くするとちょっと伸びただけでも切りたくなってしまうのです。そのため月に二回くらいのペースで床屋に行っていました。行くのは最近駅前などでよく見かける1000円とか2000円くらいでカットしてくれる床屋です。1000円であれば月に二回でも年24000円。2000円だと48000円になります。それで綺麗にカットしてくれるからいいんじゃないでしょうか。
しかし今年四月、新型コロナウイルスの影響で美容院や床屋が営業自粛をしていました。外出自粛の春、別に誰かと会うわけでもないので髪の毛伸びっぱなしでも特に問題ないんですが、伸びてくると邪魔に感じてきてしまうんです。
いっそのこと自分で切ってみるか?
若いころは家庭用の普通のハサミで前髪を切ったりしたことがあります。しかし今回は坊主にしなければなりません。ハサミではなくバリカンが必要なんです。ということでバリカンを購入しました。
坊主カッターという如何にも坊主のために作られたバリカンです。バリカンには色々と種類があるようなんです。皆が皆短くしたいわけではなく10mmくらいの長さにしたい人もいたりするんです。でもそのようなオシャレ機能とかは不要でした。そのためできる限り短く切れるものを選びたかったのですが、どうやら丸刈りをするのには一定の技術が必要なんだそう。
適度な長さをバリカンでやるのも大変なんだそうですが短くするのも大変みたいなんです。そのため1mmまで切れるバリカンを購入しました。
坊主カッターは充電式になっております。乾電池式のもあったのですが、今回はバッテリー内蔵のヤツをチョイスしました。こちらの製品の優れているところは完全防水という点です。髪を切りたくても切れる環境が無いんです。髪が服につかないようにするポンチョみたいなものも持っていないですからね。防水であれば風呂場でできるわけです。風呂入るついでにバリカンをあてることができます。そのまま水洗いができるため髪を切ったあとも楽チンです。
実際に使ってみました。1~11mmくらいまで長さを選べるそうですが一番短い1mmをチョイス。あとは髪の生える方向に逆らってバリカンをあてていくだけです。剃り残しみたいになるかと思っていたのですが以外に簡単にできました。ただ本当に1mmまで短くなっているかどうかは不明です。
坊主カッターの値段は6000円です。
つまり三カ月で元が取れることになります。つかったあとオイル注したりとバリカンのメンテナンスが必要ですが、比較的手軽に使えるのでこれで充分なんだと思います。
唯一の難点は充電出来ているかわからないという部分でしょうか。充電器に挿すと赤くLEDが光ります。通電していることはわかるのですが、このLEDは消灯しないんです。充電完了したら緑のランプに切り替わるとか、消灯してくれると分かりやすいのですがそれが無いんです。それ以外は概ね良好といったところでしょうか。
これで床屋とか美容院に行くこともなくなりました。金銭的にもこっちの方がお得ですからね。髪なんてなくたってどうにかなるんです。次目指すところは髪の毛の永久脱毛でしょうかね。