A5ランク但馬牛で作る神戸牛丼を食べてみる
吉野家、松屋、すき屋。牛丼界の御三家ですが、皆さまこだわりがあるようですね。
私はどこでも構いません。正直言えば味の違いが分からないというところなんですが...。
そのため味噌汁がつく松屋がいいのかなぁといった程度です。
学生のころ、朝昼晩三食牛丼を一週間続けたところ、体調不良となりました。
そのためそれ以降は好んで牛丼は食べず、食べるものがなく、選択肢がそれしかないときに行くといった感じです。
最近では牛丼以外のメニューも出ているのですが、結局店に入ると牛丼を選んでしまいます。
トッピングなんて一切しません。並のつゆ抜きとたまごだけです。
それを考えると牛丼好きなのかもしれません。
こんな感じで普段から牛丼に触れているのですが、この三店舗以外で牛丼を食べたことがありません。
御三家以外の牛丼店もあるわけですが、どうも食指が動かなく、ほかの店では別のメニューを頼んでしまいます。
つまり私はこの三種類の牛丼しか食べたことがないというわけです。
井の中の蛙大海を知らず
ぎゅうどんの「ぎ」の字も知らずに語るとは何事か!ということで行ってきました。
行ってきたといっても仕事のついでです。
場所は兵庫県神戸市です。
兵庫といったら但馬牛、神戸肉です。
兵庫には上映中止となった「にくのひと」の舞台がある兵庫県加古川市があります。
加古川には精肉店もあるし加古川食肉センターもあるし、神戸からも近いので新鮮なお肉が手に入るのでしょう。
しかしながらブランド牛である但馬牛をおいそれとは食べられません。
だってグラム何千円とかするやつでしょ?牛丼御三家の食べ比べが出来ない私にとってはその値段は出せません。
ただ、比較的安く食べられるお店があるのです。しかも神戸ビーフのA4、A5ランクのものを。
神戸牛丼 広重というお店です。
場所は三ノ宮駅から異人館方面に歩いて5分程度でしょうか。
なんとなくこのあたりは横浜の感じがします。閑静な場所に同店はあります。
名前の通り牛丼屋です。しかし御三家とは違い、使用している肉は神戸牛のようです。
ランチ時だと二時間待ちとかの行列もできる(実際に少しだけ並びました)ようなお店です。
並盛は1200円。御三家よりかは高いです。まぁいい肉使っているから当然でしょう。
ただこの金額で神戸牛を食べられるならリーズナブル?なのではないでしょうか。
神戸牛を牛丼で食べるというのは邪道な感じがしますが、すき焼きもステーキも手が出せない庶民にはこれが必要なんです。
食べた感想ですが、これまで食べた牛丼とは違いますよね。見た目からして違うものの感じですし。
牛すき丼を食べたことがないのですが、多分それに近いのかと思ってます。
すき焼きをご飯の上に乗っけて食べている感じです。
やはり西の方の牛肉はおいしいですね。
牛肉を食べるようになったのは幕末、神戸港が開港され但馬牛を食べたイギリス人がその味に絶賛したことから始まる...。とウィキペディアに書いてあるのですが、これって本当なのでしょうか。
食肉禁止令があったようですが、お隣の岡山県津山では牛の食肉は普通にあったみたいですし。
薬喰いとか言われていたわけですが、一般的では無いにしろ比較的普通に食べていたんじゃないかなーと思ってしまいます。
まぁ牛や馬は農具の役割でもあるんで普段から食卓に並ぶなんてことは無かったのだと思いますが、死んだ動物の皮を剥いで肉も食べてたんじゃないでしょうか。
穢れだなんだと言いつつも、当時は食べていたのでしょう。
だって、おいしいですし。