【八戸夜間紀行】ポン引き、路地裏のスナック、赤ちょうちん
八戸についたのは18時過ぎです。スーパーで買い物を済ませホテルにチェックイン。今日は下道がメインだったので疲れました。
本日のご飯。赤飯とサラダ。別になんもめでたいことなんて起きていません。
今日遊廓に宿泊する予定でしたが満室ということで別のホテルにしました。
そもそも旅館の予約を当日にするのが間違いなんです。前日でも若干微妙なところでしょう。しかしその日暮らしで根無し草のようにふらんかふらんかしている性分なもので事前に決めるのが苦手なんです。なんとなく制限されている感じがして嫌なんですよね。そのためホテル予約も泊まるときになってから。ほとんどのホテルがホテル前についてから楽天で予約。フロントで「数分前に楽天で予約しました」って宿泊します。楽天の予約通知がホテルに到着する前にチェックインをする感じです。
そんなわけで旅館とかその手の宿泊施設にはなかなか泊まれないんです。大体がビジホです。でもやっぱり遊廓には泊まりたい。これが最後のチャンスかもしれないわけですからね。それを見定めるため、それいけ!っと八戸の街に飛び出したいと思います。
八戸の街が良いところであれば二泊しても問題ないでしょう。
これまで八戸は八戸駅の周りには行ったことがありますが、それ以外の場所はほとんど行ったことがありませんでした。
中心地は少し離れているんです。八戸の中心地は本八戸駅方向、住所だと六日町や三日町、鷹匠小路というところです。
街中にタリーズがあるのは街の発展度合いを測るポイントです。スタバはどこにでもありますがタリーズは主要街か大病院くらいにしかありません。八戸ポイントアップですね。
街の雰囲気がいいですね。昔の飲み屋街の雰囲気がそのまま残っています。
れんさ街。昭和三十年に商店が軒を連ねる横丁として誕生したそうです。以前は周囲に映画館もあったそうですが現在は飲み屋街となり「昭和を語れる街」となっているんだそう。絵にかいたような昭和の飲み屋街って感じ。
こちらは八戸横丁のゆるキャラ「よっぱらいほやじ」。名産のホヤとかけているのでしょう。近隣に8体のよっぱらいほやじがいるんだとか。
「たぬき小路」。札幌にも狸小路ってところがありますが、その札幌の狸小路の賑わいを目指して名付けられたんだとか。本家の狸小路はアーケード街ですからちょっと様子は違いますね。
こちらにもよっぱらいほやじを発見。二体目ゲット。
たぬき小路を抜けた先は五番街という街に出ます。だいぶ細路地を通っていきます。大阪の地獄谷みたいな感じですね。
こちらの方は飲み屋街でもスナックやキャバクラといった夜の社交場的なところが多いです。
長横町というところが歌舞伎町二丁目のようなところなんでしょうか。スーパーホテルのある交差点。ローソンの前あたりで中年の男性に声をかけられます。
「このあと、いかがでしょう?女の子。遊んでいきませんか?」
客引きの種類はいくつかあります。
歌舞伎町入り口などにいるのは居酒屋などの客引き。どちらかというと軽いノリで「居酒屋いかがっすかー。お店決まりました?」って感じで声をかけてきます。これがキャバクラになると敬語交じりで「お兄さん、ぜひウチで飲んでいってください」となります。でもこれが風俗のポン引きになるとさらに物腰柔らかくなるんです。悪いことをしているという自覚があるんでしょうか。波風を立てぬよう接してくるのです。
つまり先ほど話しかけてきたのは性風俗の客引きの方なのでしょう。
実際にこのあたりはその手の店もあるようですので。
青森には特殊浴場と呼ばれるお店が一切ないんだそう。店舗型のそれに準じた店も表向きは一軒もありません。青森県の風俗営業の条例が厳しく出店できないんだとか。そのため宅配型のお店か、表向きは飲食店、その実態は...といった店に限られます。ポン引きがいる理由は表立った営業ができないからなんでしょう。
繁華街のど真ん中も好きですが、少し外れたスナック街も大好きです。
東京じゃなかなか見れない光景です。路地裏のスナック。日本でもこんな味のある裏路地があるんです。
よっぱらいほやじを発見。
スナックビルじゃなくてこの手のスナック街は令和でも残していってほしいです。
ハーモニカ横丁。ハモニカ横丁ってのが吉祥寺にあります。あと野毛にもハーモニカ横丁がありました。八戸のは1945年頃にできたそうで、他の地域同様に闇市とかマーケットだったところが飲み屋街になったんでしょう。
よっぱらいほやじを発見。8体あるそうなんですが4体だけ見つけました。
鷹匠小路というところ。こちらがメイン通りっぽいですね。道が綺麗になっています。
ゼッタイこの焼肉屋は美味しいはず。焼肉屋なのに食堂を名乗るところがサイコーです。この白地に赤文字も食欲をそそります。赤飯喰ってる場合じゃありませんでした。
八戸、連泊するのもありですね。でも歩みを進めたいというのが本音。遊廓に泊まりたい気持ちもあるけれど、別の機会でも八戸を楽しめるでしょう。新幹線の八戸駅を降りた時は「何もないところ」といった印象でしたが、ちゃんと見てまわればこんなにも栄えているんです。というわけで明日はここから移動します。
そもそも遊廓に泊まったところで遊女が出てくるわけでもなく、現代版の遊女を呼べるようなところでもなさそうなので。
明日はちょっと立ち寄りたいところがあるのでそちらに行ってから青森に向かいたいと思います。