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ランク上位の低俗レベル!静岡市最大の「両替町歓楽街」

ランク上位の低俗レベル!静岡市最大の「両替町歓楽街」

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県庁所在地の静岡市。静岡で一番人口の多い都市は浜松市ですが、静岡市も政令指定都市で県内では二番目に人口が多い都市です。

静岡駅のあたりは江戸の頃は東海道の江戸から数えて19番目宿場町でした。城下町だったここは東海道の宿場町の中では二番目に人口が多く賑わっていたそうです。駅前はデパートなどの大型商業施設があり、少し歩くと飲み屋街があります。本日は静岡市最大の歓楽街、両替町に行きます。

両替町って名前、なんとなく銀行がありそうな名称ですが、実際に江戸の頃は造幣所が設置された金融街だったそうです。東京には銀座がありますが、もともとは銀座も新両替町って町名で静岡の造幣局を移設したのが銀座の名の由来のようです。

このように金融街だった両替町ですが明治以降に歓楽街へと発展したそうです。これに関しても銀座と同じ。やはりお金が集まるところには女も集まるのでしょう。銀座は高級クラブ街となりました。

元祖静岡の両替町も高級クラブではありませんがキャバクラやスナック、クラブ・ラウンジといった店がかなりあるようです。最近はガールズバーとコンセプトカフェが増えているようです。

こちらは静岡駅から西に向かい、江川町通りを越えた先にある両替町通りです。住所だと両替町二丁目になります。雰囲気が歌舞伎町っぽい感じ。

玄南通りと両替町通りの交差点。このあたりが飲み屋街の中心でしょうか。

無料案内所もあります。案内所は飲食店や飲み屋の案内だけで性風俗店の案内はしていません。そもそも静岡は風俗過疎地。市内にはソープが一軒、ヘルスが一軒ありますが、それだけしかないんです。

少し過激目の店舗はあるようですが、セクキャバくらいまでしかないようです。

両替町歓楽街にあるのは飲み屋だけ。性風俗店があるはずがない。

あるはずがない。

リラクゼーションって言葉が静岡では新しい意味で使われている感じがします。
スゲーピカピカ光ってるし、普通のエステじゃない雰囲気がありますが、性風俗店がない地域ではこういった店に需要があるのでしょう。

そういった店があるのは人宿町のあたり。こちらは市内で唯一生き残っているヘルス店です。現在新規出店不可の店舗型風俗店。リラクゼーションマッサージ店とは違い風格ある井出達です。着飾らなくても高級感があります。中で行われていることは低俗ですが。

こちらにはアダルトビデオ黒猫の看板。近年は配信が主となりつつあるAV業界。それでもDVDやビデオを買いたい人は一定数いるのでしょう。そういう人たちにエロビデオ屋は支えられているようです。

と思ったらカレー屋に転身してました。

ここにはニューロマンというソープがありました。でもそれも過去の話。今は駐車場になっています。

健全な街静岡市。街中にはピンサロみたいな店はないのでしょう。

そのような店は皆無のようです。

そのような店はないはず。

夜の両替町に来てみました。夜の街はやっぱり夜に訪れるべきです。静岡県で人口が多いのは浜松市で、浜松にも歓楽街がありますが、両替町の方が一カ所に凝縮されています。

性風俗店がない街の反動。セクキャバの看板が目立ちます。

これが静岡県民の求める飲み屋の姿。法規制の厳しい中で唯一の活路がこの形だったのでしょう。

色々な飲み屋街を見てきた身としては静岡はランク上位になる低俗レベル。でも、これしか欲求を満たす手段がないのはかわいそうですね。

リラクゼーションの看板は更に目立ちます。

ちゃんと欲求を満たせてる!

全然リラックスできないくらい煌々と看板が光っていますが、これが県民の求めるものなのでしょう。

サロン的な店も営業しているようです。サロン的な店と私が個人的に言ってるだけ。どこにもサロンなんて書いていないし、もしかしたら普通のスナックなのかもしれません。ただ、地方のスナックにしては少し高いですよね。つまり、付加価値があるのでしょう。

静岡市内には二軒のサロンがあるって情報でしたがもう一軒の方は営業していませんでした。

夜の街に出歩いてるんです。今日は一杯飲みに行きます。ってことで立ち寄ったのがこちらです。

静岡の名物と言えばしぞーかおでんです。駿河湾に面した静岡は魚介類が豊富で練り物を食べる文化が昔から根付いていたそうです。戦後、現在の市役所目の前にある青葉通りにおでん屋台が建ち並んだのが静岡おでんのはじまりのようです。その当時は青葉通りに200軒ほど店が建ち並んでいたんだとか。しかし都市開発によりおでん屋台は移転。移転先がこの青葉おでん街です。

青葉横丁と青葉おでん街の二つのおでん街があり、店舗数は合わせて40軒ほど。店の名前はスナックっぽいところもあります。
店の間取りはどの店も同じような造り。L字のカウンターに客席は10席ほど。店員は一名または二名。雰囲気はスナックっぽい感じですが普通のおでん屋です。
満席で入れない店もありますが、逆にノーゲストの店もあります。おでんの良し悪しとかわからずコンビニのおでんで十分満足していますがどうやら当たりハズレがあるようです。

どこかよさげな店に入りたいのですが、空いている店は不安。かといって混んでる店は満席だしなんとなく常連っぽい人が多くて一見さんお断りみたいな雰囲気があります。なんか独自のルールとかありそうです。おでん頼むときのコールとか決まってるんでしょうかね。

はんぺんに牛スジ、汁多め、だし粉マシマシ、からし。最初は練り物ではなく根菜類から食べなければならないみたいなおでんダネの頼む順番とかもあるのでしょうね。その辺履修していないため店に入るのを躊躇してしまいます。

と店先で悩んでいたところちょうど満席だった店からひとり退店したので入ります。

断られました。

まだまだ日が浅いので営業終了ではないはず。やはり常連じゃなきゃダメなんでしょうか。断られた理由はわかりませんでしたが、ここで引き下がるわけにはいきません。適度に混んでるけど席が空いている店に入りました。

客席は10席ほど。私含め客数は7名。ボチボチ混んでます。飲み物とおでんのメニューはない模様。そのため値段も不明。なんとなくスナックっぽい雰囲気ですがここはおでん屋。

ビールがあるのかわからないので目の前にあった焼酎を注文しました。

牛スジときんちゃく、じゃがいもを注文。大根は味が染みていない模様。常連の話では大根は人気らしくどこの店でも早い段階で品切れになるそうです。関東は牛スジを入れない地域でしたが、近年は市民権を得たのか比較的見かけるようになりました。でもジャガイモはまだ見かけないですね。

普通のおでんはあっさりした味ですが、静岡おでんは牛モツや豚モツ、練り物などの旨味がしみ出していて味が複雑です。それと結構濃いめの味付け。品がよい味ではなく屋台にルーツがあるってのがなんとなくわかります。

店の雰囲気も屋台っぽい感じ。名も知らぬ見知らぬ人とおでんダネや酒の話で談笑する。あの店が美味かった、あの料理が美味かったとほぼ匿名のリアル2ちゃんねる状態。毎夜毎夜なんの知識にもならない話が飲み屋では繰り広げられていますが、これが飲み屋のあるべき姿なのでしょう。飲むとき以外はマスクをして会話は控えるなんてのはカレーの無いカレーライスと一緒です。おでん街では感染症以前の雰囲気が味わえます。

店主も客から一杯、盃を交わす。カウンター越しにちょっとした猥談。

これ、やっぱスナックじゃねーか!

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