【グランピング】茨城にあるトレーラーホテルに宿泊してみた。
仕事上頻繁にビジネスホテルに泊まる私。出来るだけよいホテルを安く泊まれるように探しております。しかし近年外国人観光客が増えており、シティホテルだけでなくビジネスホテルも旅行客が利用するようになりました。そのため部屋の空きがないなんてことも最近よく起きております。
とくに大阪や京都、福岡、札幌など観光地ではどこも満室状態が続いております。
外国人が多いため宿泊するスペースもない。観光も外国人が多い。そんな理由から京都は日本人離れとなっているなんて話も耳にします。旅館やホテルとしては満員御礼状態なので嬉しいでしょう。平日も休日も関係なく宿泊者がいるわけですのでそっちの方がよいんだと思います。ただ日本旅行ブームというのも時間が経てば下火となるでしょう。所詮は古い建物に寿司とすき焼きです。そう何度も訪れるような場所ではないのでしょう。そうなれば閑古鳥が鳴き、再度不況に陥ることも考えられるわけです。
民泊なんかも最近増えているようですが、これも一時的なものなんじゃないでしょうかね。海外だと比較的このような文化は受け入れやすいのだと思いますが、日本人の島国特有の陰湿な気質ではシェアするとか知らない人を泊めてあげるとかそういうの受け入れられないんだと思います。いつかは環境も変わりこのような文化も受けいれられるようになるのかもしれませんが、それはまだ先のようです。
こんな感じで外国人観光客の宿泊施設が無いためにビジネスホテルまで浸食しています。ビジネスマンにとってビジネスホテルは一夜城です。それすら築けない自体となっているのです。先日もビジネスホテルが満室状態で途方に暮れました。
近くに旅館的なものがありますが22時に門限があるとのこと。それ以降の外出は禁止でした。男にとって夜外出できないというのは生きる意味を奪われるのと同じようなものです。そのためそれ以外で宿泊先を探したところ、面白いところを見つけました。
トレーラーホテルです。
名前の通りトレーラーハウスがホテルになったという感じです。
山林を購入した際にコンテナを買うとかトレーラーハウスを買うとかそういう考えもありました。作るのではなく持ってくる。これであれば楽だろうという考えでした。
ただ、コンテナはそこまで高くありませんでしたがトレーラーハウスは結構な金額でした。水周りとか全て揃っている家みたいなものですからね。
そもそも私の山林に持ち込むことは困難だったので実現はできませんでしたが、少し気になっていたんですよね。
トレーラーハウスは風呂もトイレもキッチンもついているわけです。ほぼ家のようなもの。恐らくそこで生活をすることもできるのでしょう。ハリウッド映画でもトレーラーハウスが出てきます。アメリカだと一般的なんでしょう。使用感がどんな感じなのかというのは実際に使用してみなければわかりません。恐らくショールームであれば見ることはできますが、実際に寝泊まりはできません。それがこの場所では宿泊できるんです。しかも金額は素泊まりで5000円とリーズナブルです。というわけでこちらに宿泊してみました。
室内は結構広いです。恐らく3人または4人入居できる程度のスペースです。
ベッドルームは二つあります。そしてリビングには三人掛けソファーと四人座れるテーブル。キッチンには比較的大きめな冷蔵庫と流し、電子レンジとガス代があります。
トイレと風呂はユニットバス。ここの宿泊施設は別に入局施設も付随しています。
サイズは結構広い感じです。十分な広さといったところでしょうか。
消防法でカーテンをつけることができないんだとか。そのため寝る際にガムテープで目張りをする作業が必要となりました。あとで消防法を調べたところ、耐火カーテンであれば設置しても問題ないのでしょう。そうではなかったため設置できなかったんだと思います。
恐らくトレーラーハウスに泊まる人はいわゆるグランピングを楽しむために宿泊するのでしょう。
夜はバーベキューで肉を焼き、ワインを飲む。そしてトレーラーハウスで就寝する。こんなアウトドアをする人が利用するのでしょう。
全然何もしたくない。なんだったらここで食事もする予定もない。
私はトレーラーハウスの寝心地がどうなのか、住み心地がどうなのかというのを知るために本日宿泊しました。そして実際に宿泊した感想を話したいと思います。
所詮は車の付属品。やはり音がうるさい
車中泊よりかは静かな感じがします。しかし外の音が結構します。今回海際だったのですが波の音がしました。そして幹線道路沿いなのでトラックが通ると騒音がうるさいです。
それと、ここって茨城でしょ。いるんですよそういう輩が。夜になるとバイクに乗って現れるんです。
この外の騒音に関しては壁材がしっかりとしているわけではないので当然うるさいでしょう。
まぁでも想定内の音といった感じでしょうか。
また雨に降られたのですが、雨音も結構します。寝るときは耳栓必須といった感じです。
安定性や揺れ具合について
室内を歩いて傾いたり揺れることはありません。しっかりと足場が地についているため当然です。ただ車が横を通ると揺れたり、風で揺れることがあります。そこまで気にするほどではありません。
居住スペースについて
レイアウトなどを変えればさらに居住スペースを増やしたりできそうです。今のままでも十分広く感じました。家族で暮らせるくらいのサイズです。私とすると、少し広いと思っています。もう少し狭くてもよさそうな感じです。
水回りについて
まぁ想定内でしょう。恐らく水に関しては水道管につながっているのでしょう。そのため何不自由ありません。トイレも水洗?ですので臭いがどうのという不安はありません。風呂に関しては恐らくガスでお湯を沸かしているのだと思います。一度使ってみましたがお湯の温度が安定しないという状態でした。
寝心地に関して
これは設置されているベッドの質によって変わってくるのでしょう。今回スプリングベッドでした。個人的にはあまり好きなベッドではありません。それ以外では特に不都合はありませんでした。天窓から光が入ってきて早朝に起こされたくらいでしょうか。とくに車体が不安定だと感じたこともないし、問題はありません。
入り口のドアに関して
個人的に改善してもらいたいところはドアです。ドアの開閉が不安がありました、ヒンジの部分も脆く、ちょっとしたことで壊れそうです。開け閉めももう少ししやすいつくりだと嬉しいですね。
空調について
エアコンがあるため室内は涼しいです。日中は日が出ていましたが蒸し風呂になることはありませんでした。エアコンがないとたぶん室内はヤバそうな感じがします。
実際に利用した感想
テントやバンガロー、車中泊以上ですがホテルには遠いといった感じです。寝床もあるし風呂トイレもある。なんだったら料理だって出来るわけですが、ホテルと比べると安心感はないです。恐らくそれは壁の薄さや気密性とかドアの貧弱な部分とかそれら諸々から不安になるんだと思います。あとは水回りが完備されているといっても普通の家屋に比べると心もとないです。
一応車輪がついているので固定物ではないように思いますが、水回りなどの設置している場合、固定していることになるんでしょうかね。取り外しが容易であれば車の付属物という扱いになるのでしょうか。それであれば固定資産税もかからなくて済むわけですよね。個人的には水回りやトイレは室外にあるほうが望ましいので、トレーラーハウスではなくコンテナかバスを買って、居住スペースを作る方が望ましいと思います。
でもなんだか秘密基地感があってトレーラーハウスっていいですよね。トレーラーホテルがなければ味わうことができませんでしたので今回はよい経験となりました。もし土地を買ってトレーラーハウスに住みたいということを考えているのであれば一度利用することをお勧めします。