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【丸亀観光】丸亀城に骨付鳥。普通の観光

【丸亀観光】丸亀城に骨付鳥。普通の観光

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丸亀市には丸亀城があります。丸亀城は現存十二天守の一つです。
大阪城や名古屋城など大体の地域に城や城跡がありますがそのほとんどがレプリカになります。実際に残っているのは12城しかなく、丸亀城はそのうちの一つです。
四国には丸亀城のほか宇和島城、高知城、松山城が残っています。お城は廃城でなくなったり幕末の戊辰戦争で焼き討ちにあったり、空襲で壊されたりして日本のほとんどの城はなくなってしまいました。しかし四国にはこんな感じで残っているのです。これは戊辰戦争でも太平洋戦争でもそこまで重要視されていなかった場所だったからなのかもしれません。今でこそ橋ができ行き来しやすいところですが出来る前は瀬戸内海を船で渡るしか交通手段はなく、古くは流刑地だったような場所ですからね。

せっかく丸亀に来てるんです。エレベーターがついているようなクソみたいな天守閣だったらスルーしますが、現存十二天守と言われてしまうと行っておくべきなんじゃないかと思いまして。

丸亀城に行きたいと思います。

結構上の方に城があります。どうやら石垣の高さは日本一なんだそう。そのため天守までの道のりは結構急な坂となっています。ぜんぜんバリアフリーではないですが、城は攻守するものでもあるため当然です。

多分お城が好きな人であれば石垣の積み方とかで飯三杯食べられるのでしょう。

こちらが天守閣です。中に入ろうと思ったのですが入場料が200円。小銭を持っておらずキャッシュレスに対応しているとは思えなかったため中には入れませんでした。

平野の中の高台のため景色が綺麗です。こちらは讃岐富士と呼ばれる飯野山です。

海側は遠くに瀬戸大橋が見れます。

丸亀城からは以上です。

「なんかー、四国のスゲー偉い人がここに住んでたんだってさー」

そこまで歴史に興味がないと重要文化財の前でもこの程度です。知識が無ければただ石が積んであるだけで木造の建築物が高台に建ってるだけ。
この程度のレベルなんです。知識が無ければ感動もできないんです。
昼の丸亀はこんな感じでしょうか。では夜の丸亀はどんな感じかというと。

人が少ないですね。平日の夜20時頃です。コロナの影響なのかコロナ前からこんな感じなのかは不明です。一応これでも高松に次ぐ香川県二番目の都市です。神奈川で考えると川崎駅前と同じ立ち位置ってことです。

ただそれっぽい飲み屋がチラホラあるようです。

この場所は丸亀城の城下町的な存在でしょうかね。飲み屋街になっていて無料案内所もありました。
城下町なので当然昔は遊廓のようなところもあったそうです。ただ遊廓があったのは丸亀駅の北側。新堀遊郭と福島遊郭というのが昔あり、赤線街となり現在は普通の住宅地となっているようです。現在いる場所は南側となります。そのためこちらの方が栄えているはずなんですが。

店はやっている感じですが人の気配がないです。地方にある飲み屋街といった感じでしょうか。
車社会のため飲みに行くのも車移動。帰りは代行タクシーを呼ぶ感じなんでしょう。コロナウイルスの影響で外で飲む頻度も減ったんだと思います。わざわざ車で出かけて代行呼んで金かけるよりも自宅で飲んだ方が安上がりですからね。カラオケもないしお姉ちゃんもいないですが、そっちの方が健全なんだと思います。

十数年前はこのあたりにもピンクサロンと呼ばれる業態の店がいくつかあったそうですが摘発によってすべてなくなってしまったんだそうです。香川県では性風俗店は高松の一部の地域にしか出店できない決まりのようで、かなり厳しいようです。そのため丸亀市内にはそのような店がないんだとか。お酒を飲んでムラムラッときても頑張って40kmタクシーで移動して高松市内に行かなきゃ解消できないんです。これが地方格差ってやつなんじゃないでしょうか。でも探せていませんがおそらくその土地を縄張りにしている悪そうな奴らが救済措置として手を差し伸べてくれることでしょう。探せばその手の店や人がいるはずです。

でもその手の店に行く気もありません。しかしせっかく外に出たのだからご飯を食べたいと思います。

丸亀といえばうどんですよね。でも夜やっているうどん屋ってないんですよ。それよりも開いている店が少ない感じがします。
うどん以外にも丸亀市の名物料理「骨付鳥」というものがありましたのでそちらを食べたいと思います。

とりあえず近場の店へ。

ビール頼みます。お通しは枝豆。

ついでに冷やしトマト。昔であれば味の濃いものや脂っぽいものを食べていましたが最近ではこの手の肴をアテにするようになりました。特に今日は骨付鳥がメインです。そのためあっさり系を選びます。

親鳥と若鳥があります。
一般的に流通している鶏肉は若鳥のものです。理由は柔らかいから。親鳥は肉質が固いため食用に適しません。そのため採卵をしていた親鳥は廃鶏、つまり捨てられるわけです。親鳥は加工肉の材料になるようです。ハムとかミンチとか、はたまたペットフードとかそういった加工品に利用されます。その親鳥と若鳥が同一の値段で売られているのです。それだったら正規の肉である若鳥を選びたいですよね。

調べたところ、この親鳥の骨付鳥が美味いんだとか。スタンダードな若鳥はイメージした鶏肉の味、親鳥の方は味が凝縮されているんだそう。でも肉質は硬く歯ごたえがあるそうです。噛み続けることで肉から旨味が出てくるそうです。親鳥は玄人向けなんだそう。

まだ骨付鳥は素人です。
硬いのは食べたくないんで若鳥を選択しました。

イメージ通りのヤツです。紙ナプキンを細い部分に巻いて食べるんですが手はべちょべちょになります。以前山口県で食べた山賊焼ってやつと同じ感じです。食べづらいですがそれがまたいいんです。手はべちょべちょになり口の周りは脂でテカテカになるんですがそういうの気にせずにワイルドに骨付き肉にかぶりついてキャベツを油に浸して食べる。全く文化的な食べ方ではない野蛮なスタイル。

トイレに貼ってあったポスター。骨付鳥は全然デート向きではない。
「今日は骨付鳥行こっ」ということは前回、前々回は骨付鳥ではなかったのでしょう。滅多に行かないのか、それとも特別な日に食べるものなのか。このカップルも手をべちょべちょにしながら野蛮な食べ方をするのでしょうね。

一本だと足りないかと思いましたがお腹いっぱいになりました。酒のつまみにもなるしご飯のおかずにもなりますね。

お会計時に女将さんから「次は親鳥を食べてくださいね。私でも食べられますから」と言われました。
おそらく親鳥は違った美味しさがあるのでしょう。しかし「私でも食べられる」ということは食べる人を選ぶということです。でもそういわると食べてみたいですね。

今回はこれで御開きですがまた香川に行くことが決まっています。その際は親鳥の骨付鳥を食べようと思いました。

翌日高松空港から東京に帰ることに。最後にうどんを食べようと思っていましたが営業時間が限定されていて休みでした。

うどん出汁が出る蛇口もコロナウイルスの影響で休止。復活するのはまだまだのようです。

さて、次はどうやって香川に行きましょうか。電車、飛行機と手段を変えたので続いては...。

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