怪しい店が広がる「高崎中央銀座商店街」にネコの癒しを求めて
高崎につきました。ホテルのチェックインは済ませたので街を歩きたいと思います。
高崎は頻繁に来ています。群馬の県庁所在地は前橋ですが、前橋よりも高崎の方が仕事で来ることが多かったです。高崎あたりだと都内から100kmくらいの距離なので自動車で来ることの方が多いです。そんなわけで駅前の繁華街とかを歩いたことがありません。今日は何が見れるでしょうか。
PUB王様の恋人。蔦がのびてだいぶ怪しい外装のビル。
普通の酒類提供の夜間飲食店。
「美人はおりませんがカワイイスタッフがおおぜいおります」
この言葉をどうとらえるべきなんでしょうか。美人の対義語はブスになるのでしょう。カワイイの対義語は醜いになるのでしょうか。
そもそも美人やカワイイというのは主観的な意見です。店主がカワイイと思っていればそれはカワイイなんです。
「美人はおりません」というのも主観的な意見。もしかすると美人がいるのかもしれません。
「わじょ」でしょうか「かずめ」でしょうか。
群馬には特殊浴場がないそうで、それを求めるとなると多少過激な飲食店か宅配しかないようです。
シート除菌してもガッツリ三密なんですが。
この手の店はコロナの影響はかなり受けているんでしょうね。お店で感染した場合、説明できませんからね。セクシーパブに行って感染しましたってなれば村八分に遭うかもしれないわけです。そのため行かなくなった人も多いでしょう。
しかし性風俗店は国からの保護が受けられませんでした。緊急事態宣言による一時金給付も性風俗店は外されていました。理由は国民の理解を受けられないからということでしたが、国民の顔色を見て助ける人を決めるのってどうかと思うんです。確かに理解し難い業種ではありますが、そこで働く人もいるわけです。中にはシングルマザーでギリギリの生活をしている人もいるでしょう。まぁこの手の業種は業務委託契約でキャストは個人事業主扱いのところが多いですが性風俗だとしても真っ当な仕事なわけです。救いの手をのばしてほしいものです。
そもそもセクシーキャバクラと呼ばれるところはあくまでも飲食店。そのため持続化給付金とかの請求は出来たんでしょう。
ねこ発見。
こちらに近づいてきます。
しゅっ。
もう一匹あらわれました。
三匹目も登場。
四匹目。絶妙な距離感。
絶妙な距離感。
こいつはまだ若そうですね。
なんだかこのあたりは結構猫がいます。飼い猫なのか野良に餌をあげているのかがわかりません。
ここは高崎中央銀座というアーケード街です。
一見すると商店が並ぶファミリー向けのアーケード街のような様子ですが、
アーケードの中はキャバクラや無料案内所、スナック、パブといった接客の伴う飲食店がずらり。それもそのはず、昔はこのあたりが花街だったんだとか。
高崎中央銀座の西側には飲み屋街が広がっています。
味のある街並みです。
昔は日本各地に遊郭が存在していました。遊廓は人身売買の温床となっており、女性の人権は蔑ろにされていたわけです。明治になり女性の権利を向上させようと遊郭を禁止した地域もありました。群馬はその先駆けで廃娼、つまり遊廓の廃止を行ったそうです。しかし廃娼というのは表向きが禁止されていただけで貸座敷は料理屋に変え、花魁は芸妓に変える。表向きは廃娼となりましたが形式を変えてそれまで通り売春は続き、県もそれを黙認していたそうです。
遊郭の場合、行政が許認可を与えることとなります。それはつまり認めているということ。廃娼となれば行政は認めない形になります。認めない体を装うことで人身売買に国が関与していない形が取れます。
ちなみに無店舗型性風俗特殊営業、デリバリーするアレな業種は許可制ではなく警察への届出制です。許可制にしなかったのは行政が許可を与えたとなると“国のお墨付き”となるからなんだとか。つまり行政は認めていない業種ということにしたいわけです。大人の事情ってやつですね。現代も大して変わっていません。
群馬に特殊浴場が無いのは廃娼県となったのが理由。青森に無いのも同じように廃娼県だったから。つまり群馬は青森同様にピンサロ大国のようです。
規制されているのであれば違法に手を染めるしかない。
風俗店で届出ができないため飲食店として届出。キャストは風俗嬢ではなく表向きはホステスとして対応。表向きは飲食店街。でも実際は売春窟となってしまったようです。この柳川町あたりもちょんの間と呼ばれる店が多かったようで、昔は十数軒あったそうですが今はほぼ壊滅しています。
高崎電気館ビル。大正時代からあるアミューズメント施設。映画上映をしているようですがジブリに偏っています。
映画館としては大正二年に開業。以降火災などに遭い現在の建物は昭和41年に建てられたそうです。
ねこ。
ねこ、多いですね。
ねこ。
そんな高崎歓楽街でした。
本日の夕飯はスーパーで買ったモノで済ませます。
明日。帰ります。東北地方自動車の旅、行くんだったら夏場が良いですね。夏であれば車中泊もできます。西日本よりも夜は涼しく過ごせるのでよいのかもしれませんね。でもやっぱりホテル泊のほうが疲れないし楽です。残りは北海道と沖縄。沖縄は未踏の地です。いつか行くことになるでしょう。次はどこに旅に出ましょうかね。