山林生活

消滅可能性都市・勝浦市街地探索。ここは第二の故郷となり得るか

消滅可能性都市・勝浦市街地探索。ここは第二の故郷となり得るか

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山林を購入したのが2016年の春頃。あれから6年経ちました。開拓の進まない山林生活、未だ生活できない小屋暮らし。でもなんだかんだで楽しくやっています。
山林にいると周りに人がいないのでのんびりできます。買い物に行きたくても行くのが遠いので諦めることも。静かにのんびり人里離れた所にいるだけで都心にいるのとは違った感覚が味わえます。これができるのも山林を所有しているからでしょう。

とはいっても全てを自給自足できるわけもなく、山を下りて買い物に行くことも多いです。とくに山林にはまだお風呂がありません。

山林にシャワー室を作ろう。小屋暮らしの風呂事情
山林にシャワー室を作ろう。小屋暮らしの風呂事情

小屋暮らしといえば自家製のドラム缶風呂。やっぱりお湯に浸るのは気持ちの良いものです。しかしドラム缶風呂を作ったと

一応自作シャワールーム的なものはありますが、なんか衛生的ではない。そのため近くの銭湯や温泉にお世話になっています。

買い物をする。風呂に入る。とくに買い物は資材を一緒に買うためホームセンターに行きます。うちの山林から行くとなると大多喜町かいすみ市、鴨川市のどれかです。風呂のことを考えると鴨川になります。とくにこの三つの中では鴨川はイオンもあるし栄えています。

私の所有する山林は勝浦。できれば市内で済ませたいのですが市内にホームセンターがないんです。山林を開拓する上で重要となるホームセンター。それがないためあまり勝浦の中心地に行くことがありません。

銭湯と市役所に行っただけで町の中をみていません。
勝浦市に土地を持っているのに勝浦市街地を知らないのは何たることか!

ってわけで市街地観光をしようと思います。

市街地を歩くのは今回が初めて。前述の通り市役所に行った際に市街地まできました。その帰りに勝浦タンタンメン食べた際に少し歩いた程度。あとは銭湯に行った際に立ち寄っただけで街中はほぼ見ていません。

勝浦といえば勝浦タンタンメンです。市内には提供する店が何軒かあるようです。
勝浦タンタンメンがご当地グルメの理由は、海で働く人たちが手っ取り早く体を温めるために唐辛子を使った料理を提供したのがはじまりなんだとか。つまり勝浦は漁師町なんです。

勝浦漁港は日本有数のカツオの水揚げ港。カツオは高知のイメージですが勝浦の方が漁獲量が多い時期もあったんだとか。高知で獲って運ぶよりも人口の多い関東圏を網羅する勝浦で水揚げした方がよいのでしょう。外洋からアクセスしやすい勝浦は漁師にとっては使い勝手の良い漁港なんでしょうね。

地名の「勝浦」ですが、和歌山県には那智勝浦、徳島県にも勝浦郡勝浦町があります。千葉の勝浦は西から船で黒潮に乗り海を渡ってきた人がいたからこの地名になったんだとか。名前の由来は諸説あるようですが、カツオが獲れるから「鰹浦(かつおうら)」っていう説を私は推したいですね。

勝浦はしっかりとした漁港があるので美味しい海の幸を頂けるのでしょう。

勝浦市街地には勝浦朝市というものが開催されているそうです。
勝浦朝市の歴史は古く1591年に開設したのがはじまりなんだとか。
日本三大朝市の一つに数えられているそうです。

もう昼の12時過ぎ。そんな時間に朝市に行ったところでやってるわけありません。朝にやってるから朝市。勝浦朝市はホテル三日月に泊まらなければ行くことはできなさそうです。

お昼ご飯の前に、神社があったのでお参りしていきます。
こちらは遠見岬神社(とみさき神社)です。もともとは富貴島という島が近くにありそちらに社があったそうですが、1703年の地震により海没。現在の場所に移したそうです。
勝浦を開拓した天富命(あめのとみのみこと)が祀られており、天富命は阿波の国(徳島)から千葉の勝浦に移り住んだのが勝浦のはじまりなんだとか。神武天皇のころなので2650年くらい前のお話。大分古いお話なのでどこまで事実なのかはわかりません。

この階段、見覚えがあると思ったら「かつうらビッグひな祭り」のところでした。
一度くらいは見てみたいですね。でもずっと休止中です。
2020年はコロナ感染症が始まったころ。ホテル三日月が武漢市から帰国した人を受け入れていた時期です。2021年も2022年とコロナのため3年連続中止となっています。来年こそは大丈夫だと思うので2023年のかつうらビッグひな祭りは見に行きます。

こちらが本殿です。結構階段を上ります。

本殿から見る景色はキレイです。鳥居の先に見える海、美しいです。

勝浦市を一望できます。普段海なんて見ないのでいいですね。

さて、お昼にします。
勝浦といったらカツオなんでしょうが、今は時期ではありません。あとはマグロも有名なようですね。

でもやっぱり房総といえばなめろうですよね。このあたりの食事処だと大体置いてあります(本当は別の料理を食べたかったのですが13時過ぎで売り切れでした)。まぁ間違いない料理でしょう。美味しくないなめろうに出会った試しがありません。お刺身で食べるよりもこっちの方が好きです。

食事も済んだので勝浦の先端に行きます。ちーば君の左手指先あたりに八幡岬があり公園になっているんだそう。

もともとこの先には勝浦城があったそうです。

現在は八幡様が祀られています。

その当時は海上を監視する軍事拠点みたいなところだったのでしょう。高台であたりを見渡せるような場所です。断崖絶壁なので海上から登ってくることもできないです。登ってこれないってことは降りることも難しいでしょう。

ここにこの警告板があるということは、そういうところなんでしょうね。

いい景色です。隣にいるカップルがずっと火サスのオープニングテーマを口ずさんでいます。

ジャッ ジャッ ジャーン♪ ジャッ ジャッ ジャーン♪
ジャッ ジャッ ジャッ ジャッ ジャッ ジャッ ジャッ ジャッ

ジャジャン!!

なぜか卒塔婆があります。そういうところなのでしょう。

ここから見る景色もいいですね。海の中に鳥居が見えますが、あれが遠見岬神社が元々あった場所なんだとか。

勝浦市街地、ぐるっと回りました。まだまだ見るべきところがありそうですね。今度は三日月にでも泊って観光したいです。

最後に市内唯一、そして県内最古の銭湯へ。ここの銭湯は何度か行ってます。サウナとかないけど、なんか居心地がいい銭湯です。

以前、勝浦市内に住むことを考えていた時期がありました。
田舎って賃貸がなくて戸建とかしかないイメージがありますが、勝浦は賃貸アパートが多くあるんです。また18~22歳の人口が突出しているんです。

その理由は国際武道大学があるため。
勝浦市の人口は17000人を割り、いわゆる消滅可能性都市ではありますが、人口の1割にあたる1600人が国際武道大学生なんだそう。そのため大学生向けの賃貸アパートがあり、比較的安い金額でアパートを借りれるんです。陸の孤島であり都心に近いけど結構不便な場所ですが、まぁ住めば都でしょう。スタバもないしマクドナルドもないけどガストあるから問題ないでしょう。家賃が安いところだと2万円。なんか小屋建ててどうにかするよりもこっちの方が金銭的にはよいですよね。釣り竿あれば生活できそうですし。

そう。港では魚の自給自足ができるんです。こういった「海岸生活」ってのもいいですよね。まぁ餌とか魚とか生臭くなるので触れないのでまずはそこからスタートになりますが、そういった生活、憧れます。勝浦に移住ってのもありですね。コロナにより自宅勤務が増えた人もいるでしょう。勝浦であれば車で東京まで2時間です。週一や月一程度しか東京に行かないのであれば東京からほど近いけど結構田舎な雰囲気のある勝浦に住むのはアリですね。ここが第二の故郷になる日も近いのかもしれません。

ってわけで私は川崎に戻ってスタバに立ち寄ります。

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