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大宮唯一の怪しい地下道「大門地下道」

大宮唯一の怪しい地下道「大門地下道」

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新宿は以前まで西口から東口に行くのは遠回りをするか、地下道を通る形でしたが、JRの工事がやっと終わり西口と東口の地下通路が開通されました。まぁ今度は小田急のところを工事しているためごちゃごちゃしていますが、以前よりか使いやすくなりました。でも新宿に10年住んでいると地下道を上手く使えば移動しやすいんです。とくに雨の日なんかは地下を使って移動ができるため雨に濡れません。都庁や新宿ワシントンホテル、歌舞伎町に新宿高島屋。地下で全部つながっているんです。複雑に入り組んでいるため「新宿ダンジョン」なんて呼ばれていますが、慣れればそこまで複雑でもなく、ゾンビやモンスターもいないため危険ではありません。危険な箇所があるとすれば都庁付近にホームレスが多いくらいでしょうか。

新宿や渋谷のように大きな都市には地下街があります。大阪も梅田に大きな地下街があります。地下街とはその街の規模を表します。

大宮です。埼玉県で一番賑やかな場所です。実際に多くの人がいて、商業施設もあります。

そのような大都市にあって当然の地下街。もちろん大宮にも地下街があるんです。

厳密に言えば地下街ではなく地下道。ただお店もちゃんとあるっぽいです。

場所は大宮駅東口入口交差点です。この辺りは大門という地名で道を渡ると大宮門街という商業施設があります。信号がある交差点のため、この大門地下道を使えば信号を待たずに反対側に渡れます。また雨であれば濡れずに逆側に行けます。
しかしまだ大門地下道は開いていません。通勤時間帯なので利用者も多そうですが、どうやらお店がある地下道のため店が開くまでは地下道も閉まったままのようです。

10時過ぎ。おそらくメガネ屋の店主の方が地下道を開けました。早速ですが通ってみます。

入ってすぐにメガネ屋があります。その先に反対側に出るための道がつながってます。

ただの地下道ですね。豪雪地帯とかでよく見る交差点にある地下道のような感じ。

反対側に渡りました。信号一つ分の距離しかありません。階段を昇降するのであれば、そのまま信号を待って渡ったほうがよいでしょう。でも、雨だったら地下道は濡れません。雨なので再度地下で大宮駅に向かいます。

おや?どうやら逆側にも地下道が伸びてるようですね。雰囲気が廃墟感満載ですがお店があるっぽいです。

お店があるっぽいといっても営業しているところはなさそうです。一軒だけ「お持ち帰り出来ます」というノボリが出ているところがあります。入り口には日本語と中国語で「撮影禁止」と書かれた張り紙がありましたが、店内は厨房となっており、調理をしている人がいます。恐らく中華系の店。でもここでは食べられないっぽいです。

地下と一階が同じ店で調理は地下でしていると思ったのですが、一階はうなぎ屋でした。どうもうなぎ屋っぽさゼロな感じ。すごい気になりますが、地下で何か不穏な空気があるし近寄りがたい雰囲気だったので素通りしました。

突き当りはアダルトビデオの販売店の倉庫のようです。ちなみにビデオ販売店のところからも地下道に抜ける階段がありました。

このまま地下道で大宮駅まで行けたら最高なんですが、どうやらそこまで伸びなかったようです。
この地下街は大一ビルの地下部分で大一ビルができたのは1962年。二年前の1960年にこの付近で大規模火災があったそうですが、その後の大宮駅東口駅前開発でこの場所に県内初のデパートが建設されたんだそう。つまり大宮を盛り上げるためにできた地下街だったそうです。その当時は地下街にそこまで重要性はなかったのでしょう。でも今後大宮の人口が増えれば利用価値がありそうですね。

埼玉首都圏は地下鉄がありません。つまり現在のこのあたりの地下は手付かずのまま。今後地下鉄や地下街ができれば、いつか多くの人がここを往来するのかもしれません。

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